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【インタビュー】TVアニメ『ヒナまつり』新田義史役の中島ヨシキに聞く作品とEDテーマ曲の魅力 – 「23分のフィルムの髪の毛からつま先までギャグ」

2018/5/8


 2018年4月よりAT-X、TOKYO MXほかにて放送がスタートしたTVアニメ『ヒナまつり』。本作で主役となる新田義史を演じるのは声優の中島ヨシキだ。超! アニメディアでは中島にインタビューを敢行。作品のことに加えて、新田が歌うEDテーマ曲「鮭とイクラと893と娘」のことについてもうかがった。

新田義史役の中島ヨシキ 撮影:雪岡直樹

原作が面白いのでそのテイストを崩さない

――今回、中島さんが演じられる新田義史はどのような役ですか?

すごく分かりやすい肩書きで言うと、ヤクザです。

――まぁ、確かにそうですね(笑)。

はい(笑)。ただ、日本刀を振り回したり、敵対する組に特攻したりする役回りというよりかは頭で勝負するインテリヤクザですね。あとは、突如彼の家に現れたサイキック少女・ヒナのお世話係でもあります。

――お世話係という言葉がまさに当てはまる気がします。いい奴ですよね。

本当にいい奴なんですよ! むしろ新田が所属する芦川組の他組員のアクが強くて、いい奴の新田は普通に見えます。

――そんな役を演じるうえで意識されたことは?

オーディション時からナチュラルに演じようと思っていたので、特別意識したことはあまりありません。ただ、原作がとても面白いので、そのテイストは絶対に崩さない、崩したくない、原作を読んでいるかのようにアニメを見ていただけたら、ということを念頭に置きながらアフレコに臨んでいました。監督と原作のイメージをすり合わせる時間も他の現場と比べると多かった気がします。

――なるほど。では、演じていくなかで監督などからどういうディレクションがありましたか?

コメディシーンの時にディレクションを受けることが多かった気がします。例えばツッコミ。ここは引く、ここはボソッと言う、ヒナに声をかけるようにではなくて独り言っぽくなど、場面、場面で様々なツッコミの仕方についてディレクションを受けました。自分が演じている役以外だと、詩子役の日笠陽子さんが「もう少し抑えて普通にやってください」と言われていることが多かった記憶があります。それに対して日笠さんは「普通にやっているのに!」と言っていましたけど(笑)。

――日笠さんにとっては予想外のディレクションだったんですね(笑)。

「まるで私がふざけているみたいじゃないですか」とほぼ毎週言っていました。

――お話を聞く限り、アフレコ現場の雰囲気はとても和気あいあいとしていそうです。

和気あいあいどころの騒ぎじゃないです。うるさいくらいに盛り上がったときもありました。Aパートの収録が終わってアフレコブースのドアを開けた瞬間、Bパートのみに登場するキャラクターのキャストの方々の笑い声がドワッと聞こえてきたこともあって……。もう、アフレコブースだけでなく、そこかしこで盛り上がっていましたね。

――かなり賑やかだったんですね。

作品の雰囲気も相まって、ここまで賑やかになったんだと思います。キャストもセリフ回しを楽しんでお芝居をしていたような気がします。それがいい意味でコメディシーンなどに反映されているんじゃないかな。

――いいムードで作品作りができていた様子が伺えます。そういった雰囲気のなかキャストさんと掛け合うことで生まれた芝居もある?

あります。こういう掛け合いをすると、意図せずに自分自身のお芝居もちょっとずつ変わっていくんですよね。本作ではそういう掛け合いによって起きる芝居の化学反応みたいなのをスタッフさんが大事にしてくださいましたし、僕自身これからも大切にしてきたいと思っています。

――そういう化学変化はキャストの方が集まって収録するアニメならではですね。

そうだと思います。また、アニメは私たち以外に、アニメーターさんが描いた絵もお芝居をしています。私たちはそれに負けないように、うまくかみ合うように芝居をしないといけない。だからこそ、アニメのアフレコって特殊だと感じますし、それが声優としてはとても楽しいことでもあります。

新田が上手に、カッコよく歌えるのが面白い

――演じる役柄のこと、アフレコ現場の様子などお話いただきありがとうございました。続いて、本作の音楽面に関するお話をおうかがいできればと思います。中島さんは本作のEDを飾る楽曲「鮭とイクラと893と娘」を新田として歌唱されていますね。

本曲のようなムーディーで哀愁漂うキャラクターソングを歌ってこなかったので、お話をいただいたとき、まずはそれが面白かったです。

――本当にムーディーで哀愁漂う楽曲です。さすが、演歌でも有名な日本コロムビアさんだなと思いながら聞いていました。

確かに! それ、今後使わせていただきますね(笑)。

――是非(笑)。ちなみに、この楽曲で気に入っている部分はどこですか?

歌詞の言葉遊びや1番と2番のコーラス部分など、随所に遊び心が見られるところが気に入っています。ぜひ歌詞カードを見ながら聞いていただきたいですね。今どき「Wow」なんてなかなか使いませんよ。しかも、落ちサビになると「Wow」が2つ重なっているし。

――確かに歌詞を見ていると笑える部分もありますが、ジーンと心に染みるような歌詞でもあります。

なぜだか、感動的ですよね。この感動にはひょっとしたら理由はなくて、雰囲気にのまれているだけかもしれないですが(笑)。ただ、そういう「なぜかジーンとする」といった部分は作品ともマッチしているのかなと思いました。

――そんな楽曲を最初に聞いた時はどのような印象を持たれましたか?

完全にヒナへの歌だなと。かなり直接的な歌詞だったので、作詞・作曲を担当された三浦誠司さんも意識して書かれているのだろうと思いました。

――タイトルからしてヒナに寄せてきていますよね。

そうなんですよ。ただ、そんな歌を果たして新田が自分でチョイスして歌うのかと考えたとき、そんなわけはないな、と。新田は「お前のために歌うぜ」みたいなタイプの人間だとはとても思えないので、彼ならどう表現するだろうと聞いた時から考えていました。個人的には「鮭とイクラと893と娘」は新田がカラオケボックスに行ったとき、「この曲、聞いたことあるから歌ってみるか」という感じで選曲したら、親子愛みたいなことをわりと歌っていてちょっと恥ずかしい、という場面をイメージしながら歌っています。

――実際の収録ではどんなディレクションがありましたか?

まだ歌う前の段階の時にまずは「カッコよく歌ってほしい」というリクエストをいただきました。自分としてはこぶしを効かせて雰囲気たっぷりに歌うものなのかなと元々は思っていたので意外でしたね。収録中も「まだクセが残っていたのでもっとストレートにカッコよく」というディレクションを受けた記憶があります。このディレクションの意図はきっと、「新田が上手に、カッコよく歌えるのが面白いからなんだろう」と自分のなかで落とし込みました。

――なぜそのような落とし込みに?

本編でコメディ展開だったり、ヤクザの組合員と話したりしていたやつがいきなりEDでカッコよく歌い始めたら面白いじゃないですか。だから、23分のフィルムの髪の毛からつま先までギャグなんだという解釈で、この曲に関してもレコーディングしました。

――そのギャップがまた新田っぽくていいですね。

そうですね。

――今回の曲は新田として歌う、いわゆるキャラクターソングになるかと思います。中島さんは他の作品でも色々とキャラクターソングを歌っていらっしゃいますが、その上で意識されていることはありますか?

僕はキャラクターソングを音階の付いたお芝居だと思っています。キャラクターソングは作品のものであり、キャラクターの歌なので、自分の想いや私情よりも、このキャラクターはこの曲をこう解釈して歌うだろうと、想像して歌うだけですね。

――極力、自分を出さないようにしている?

最終的に自分が出てくることもあるかもしれませんが、自分がこう歌いたい、などはあまり考えたことがないですね。本当にお芝居と同じ感覚です。また、声優はいわばキャラクターの声帯。キャラクターが出来上がるまでには、キャラクターデザインの方がキャラクターを描き、台本を書いている方々がキャラクターを喋らせる、そういったいくつもの過程・作業があります。それなら、自分の私情や想いだけでセリフは発せないなと僕は思っています。なので、キャラクターソングでもあまり自分を出さないようにしています。だからこそ色々な可能性もある。

――なるほど。

良くも悪くも冷めているだけなのかもしれません。僕はどの作品に対しても気持ちはイーブンでありたいんですよね。関わってきた年数や個人的な好みはもちろんありますが、お仕事をするうえでそれは考えないようにしています。

とは言え、声でお芝居をすることってある種、特殊技能だとは思うんです。もちろん声だけでお芝居をする訳ではなく体の色々なところが作用した結果、最終的に出力されるのが声というだけではありますが、それでもやっぱり声の技能なんですよ。それに対して、誇りを持っていない声優さんはいないんじゃないかな。

――アニメ・声優の仕事に対する熱い想いに感動しました。

そんな感動していただくような話じゃないですよ(笑)。生意気言ってすいません。

――いえ、貴重なお話ありがとうございました! ここまで歌のお話を中心にうかがってきましたが、「鮭とイクラと893と娘」の限定盤には、キャストの方々との座談会の模様が収録されたDVD映像が付いてきますね。こちらの映像のことについてもお話をうかがえればと思います。

メインキャスト6人(ヒナ役・田中貴子、新田義史役・中島ヨシキ、アンズ役・村川梨衣、三嶋 瞳役・本渡 楓、詩子役・日笠陽子、マオ役・小澤亜李)が一堂に会して駄弁るだけの映像が限定盤には付いてきます。CDに付いてくる映像なので、曲の話をするのかなと思って現場に行ってみたら、必ずしもそうではありませんでした。

――「鮭とイクラと893と娘」のお話をされていたのは、ほぼ冒頭だけでした。

日笠さんが「どうせ、曲の話をするの忘れちゃうから、先にしておこうよ」と言い始めたことがきっかけでそうなりました(笑)。「いや、これCDに付く映像なんだけど……」みたいなやりとりをした記憶があります。この映像を見たら、現場の雰囲気が伝わると思います。だから是非、限定盤をお手に取っていただきたいですね。

――最後にはなぜか村川さんが歌う『ヒナまつり』のOPテーマ曲「Distance」も宣伝されていましたね。

そんなことしていましたっけ(笑)。

――はい(笑)。

そういえば、そういう流れになっていたな。「Distance」に関してはアーティスト・村川梨衣さんが最高の楽曲を持ってきてくれているので、本曲と併せて楽しんでいただきたいですね。

――ここでも宣伝! 素晴らしい結束力です。個人的な感想で言うと、あの映像が本当にあのまま世の中に出回るのかなと思っているのですが……。

えっ、その予定ですけど(笑)。編集点も全く作らずにグダグダ喋っています。中身はとにかく面白いものになっています。だから、くれぐれもフリスビーにはしないでいただきたいですね。

――読者の皆さん、前振りではないので、絶対にやらないでください(笑)。

中島ヨシキ【なかじま・よしき】6月26日生まれ。神奈川県出身。81プロデュース所属。主な出演は『甘い懲罰〜私は看守専用ペット(通常版)』比嘉大和役、『アイドルマスター SideM』山下次郎役、『DYNAMIC CHORD』青井有紀役ほか。超! アニメディアのニコニコチャンネルにて配信中の隔週火曜更新のラジオ「アーサー・大紀・ヨシキのカレイドスコープ・パーティー」のパーソナリティも務める

TVアニメ「ヒナまつり」エンディングテーマ「鮭とイクラと893と娘」情報
歌唱:新田義史(CV:中島ヨシキ)
発売日:2018年5月9日(水)
▼CD収録曲
01.鮭とイクラと893と娘(TVアニメ「ヒナまつり」エンディング・テーマ)
歌:新田義史(CV:中島ヨシキ)
02.エンジェル~翼は砕けてもまた生える~(TVアニメ「ヒナまつり」劇中歌)
歌:CENTRAL PARK(CV:八代拓)
03.鮭とイクラと893と娘(オリジナル・カラオケ)
04.エンジェル~翼は砕けてもまた生える~(オリジナル・カラオケ)

<限定盤付属DVD収録内容>
・「ヒナまつり」キャスト座談会 
出演:中島ヨシキ(新田義史役)、田中貴子(ヒナ役)、村川梨衣(アンズ役)、本渡 楓(三嶋 瞳役)、日笠陽子(詩子役)、小澤亜李(マオ役)
【DVD付限定盤】1,800円+税 / COZC-1436~7
【通常盤】1,200円+税 / COCC-17452

限定盤

通常盤

TVアニメ「ヒナまつり」オープニングテーマ『Distance』情報
歌唱:村川梨衣
発売日:2018年5月23日(水)
▼ CD収録曲
1.Distance
2.願うは、幸せでありますように
3.Distance(off vocal ver.)
4.願うは、幸せでありますように(off vocal ver.)
▼ 限定盤付属DVD収録内容
「Distance」ミュージックビデオ
「週刊RiEMUSiC ~Distance編~」
価格:
初回限定盤(CD+DVD) 1,800円(本体)+税/COZC-1440-1
通常盤 1,200円(本体)+税/COCC-17456

<TVアニメ『ヒナまつり』情報>
AT-X:毎週金曜日21:00~
リピート放送:毎週日曜日23:00~
毎週月曜日13:00~
毎週水曜日29:00~
TOKYO MX:毎週金曜日25:40~
テレビ愛知:毎週土曜日25:50~
KBS京都:毎週金曜日25:40~
サンテレビ:毎週日曜日24:30~
TVQ九州放送:毎週日曜日26:35~
BS11:毎週土曜日27:00~
ひかりTV、dTVチャンネルにて毎週金曜日23:00~特別先行配信中!
※放送日時は変更になる可能性がございます。

◆イントロダクション
芦川組を支える若きインテリヤクザ、新田義史は大好きな壺に囲まれ、悠々自適な独身生活を送っていた。ところがある日、謎の物体に入った少女ヒナがやってきたことで生活が一変。念動力が使えるヒナに脅され、同居を余儀なくされてしまったのだ! 暴走しがちなヒナは組関係でも学校でもやりたい放題。頭を抱える新田だが、気のいい性格が災いしていつも面倒を見る羽目に。一体、この生活はどうなってしまうのか? お人好しなアウトローと気ままなサイキック少女の危険で賑やかな日常が始まる!

◆スタッフ
■原作:大武政夫(『ヒナまつり』/KADOKAWA刊)
■監督:及川 啓
■シリーズ構成・脚本:大知慶一郎
■キャラクターデザイン・総作画監督:神本兼利
■助監督:松原 桂
■キーアニメーター:枡田邦彰、竹内哲也、荒木 涼
■美術監督:吉原俊一郎
■美術設定:青木 薫
■背景:美峰
■色彩設計:岩井田 洋
■撮影監督:中村雄太
■編集:平木大輔
■音響監督:本山 哲
■音響制作:マジックカプセル
■音楽:三澤康広
■音楽制作:日本コロムビア
■アニメーション制作:feel.
■製作:ヒナまつり製作委員会

◆キャスト
ヒナ:田中貴子 新田義史:中島ヨシキ アンズ:村川梨衣 三嶋 瞳:本渡 楓
詩子:日笠陽子 マオ:小澤亜李

●中島ヨシキさんのサイン色紙をプレゼント●
今回のインタビューを記念して、中島ヨシキさんのサイン色紙を1名様にプレゼント致します。

<応募要項>
■応募期間:2018年5月8日から2018年5月18日23時59分まで
内容:中島ヨシキサイン色紙
当選人数:1名様
応募方法
1.アニメディア公式Twitterをフォロー
2.応募ツイートをリツイート
当選者には応募締め切り後、アニメディア公式Twitterからダイレクトメッセージにて、弊社のプレゼント担当の電話番号をお伝えします。お電話にて送付先の住所や名前などをお伺いできればと思います。 ※ダイレクトメッセージ送信後48時間以内にご連絡のない場合や、フォローを外された場合(その場合ダイレクトメッセージを送付できません)は当選を無効とさせていただきます。

当選条件
日本国内にお住まいの方〈個人情報取り扱いについてのご注意〉応募にあたって以下を必ずお読みください。応募には以下の「個人情報取り扱いについて」に同意いただく必要があります。「個人情報取り扱いについて」に同意いただけない場合はプレゼント抽選の対象となりません。 (1)個人情報取り扱いについて:読者の皆様からお預かりする個人情報は、プレゼントの発送などに利用いたします。(2)開示等、個人情報の取り扱いについてのお問い合わせ:株式会社学研プラス 「超! アニメディア」編集部 〒141-8510 東京都品川区西五反田2-11-8 学研ビル17F 03-6431-1476

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公式Twitter
@hinamatsuri4649 

©2018 大武政夫・KADOKAWA刊/ヒナまつり製作委員会



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