熊田茜音が『織田シナモン信長』OPテーマ「Sunny Sunny Girl◎」でアーティストデビュー!「喜びもありましたし、驚きもあって、夢みたいな気持ちでした」【インタビュー】 | 超!アニメディア

熊田茜音が『織田シナモン信長』OPテーマ「Sunny Sunny Girl◎」でアーティストデビュー!「喜びもありましたし、驚きもあって、夢みたいな気持ちでした」【インタビュー】

声優・熊田茜音が1月29日(水)に「Sunny Sunny Girl◎」でアーティストデビュー。アーティストデビューの心境や楽曲制作について聞いたインタビューがアニメディア2020年2月号に掲載されている。超!アニメデ …

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 声優・熊田茜音が1月29日(水)に「Sunny Sunny Girl◎」でアーティストデビュー。アーティストデビューの心境や楽曲制作について聞いたインタビューがアニメディア2020年2月号に掲載されている。超!アニメディアでは、本誌に掲載できなかった分を含めた特別版を紹介。


――アーティストデビューが決まったときの感想は?

「やったー!」でした(笑)。喜びもありましたし、驚きもあって、夢みたいな気持ちでした。でも、実感はなかなかわきませんでした。

――熊田さんは、『魔法少女まどか☆マギカ』で声優に興味を持ったそうですね。

 はい。子どものころは、キャラクターはアニメの世界で生きていると思っていたんですが、『魔法少女まどか☆マギカ』を見て、声優という職業を知って。それからは、いろんな角度からアニメを見るようになりました。『魔法少女まどか☆マギカ』は、暁美ほむらちゃんが大好きで、彼女が命がけで鹿目まどかを護ろうとするところが胸に響いて。日常のシーンと戦闘のシーンで、声の出し方が全然違うことにも感動をして、この感動を私発信で伝えられたらと思い、声優を目指すようになりました。


――オーディションもかなりたくさん受けたんですよね。

 そうなんです。でも、なかなか実を結びませんでした。いよいよ高校後の進路を決めなければいけなくなったときに、ちょうど「ANISONG STARS」というオーディションに出会ったんです。声優にもなりたかったし、歌も歌いたいという気持ちがある私にピッタリのオーディションだったので、これをひと区切りにするつもりで応募しました。グランプリだと聞いたときは、頭の中が真っ白になって。何度も自分の番号と呼ばれた番号を確認したくらいで、本当に信じられませんでした。

――声優になったという実感は、いつわきましたか?

 初めてアフレコ現場に入らせていただいた『プラネット・ウィズ』、名前のある役をいただいた『転生したらスライムだった件』に参加させていただいてからです。それまでもレッスンをしながら、プロの声優になるんだと気合いは入っていたのですが、実際のアフレコ現場の緊張感や、プロの声優さんの演技を間近で見て、ようやく自分もそこに足を踏み入れたんだなと思えました。

――アーティストデビューをする前に、『ライフル・イズ・ビューティフル』のライフリング4でもユニット活動をされていますね。

 アニメが始まる前からユニットとして活動させていただいていたので、アフレコ現場で初めての方とお会いするという緊張感はなく、リラックスしてアフレコには臨めました。

――そんな経験を経ての、アーティストデビューです。

 学生時代につらい経験をしたり、人間関係がうまくいかなかったりしたときに、もともと憧れていたLiSAさんの歌やMCですごく勇気をもらったんです。そんな話を最初にスタッフの方たちにさせていただいて。私も聴いた人が元気になれるような歌を歌いたいですとお伝えして、今回の曲を作っていただきました。

――個人名義でのレコーディングはどうでしたか?

 キャラクターソングを歌わせていただく機会も増えて、レコーディングブースに行くのにも慣れてきたと思っていたんですが、実際に行ってみたら震えました。あまりにもドキドキしすぎてどうしようかと思っていたら、スタッフの方から「素で歌っていいよ」と言っていただいて。しかも、自分としては強くかっこよく、ロックな表現だと思って歌っても、「聞こえてくるものは意外とかわいかったりするよ」とお話をいただいたんです。その差がすごく面白くて、だんだんとレコーディングにも慣れていきました。

――ほかに、印象に残っているディレクションは?

「重心を下げて、足を地に着けて歌って」とアドバイスをいただきました。それを意識して歌ったら、1曲通しただけで腹筋がぷるぷるしちゃったんです。でも、そのおかげでここまでパワーを出し切ることができるし、こういう歌い方でいいんだという方向性が見つけられました。それから、「子音を立てて歌ってみよう」とも言われて、実際に歌ったら、言葉の響きが全然違ったんですね。子音を立てたほうがまっすぐに思いを伝えられるので、それも新しい発見でした。

――レコーディング前に、自分なりに練習はしましたか?

 しました。ただ、歌うというよりは、歌詞を朗読するほうが多かったです。言葉を伝えたいと思っているからか、朗読したほうが言いたいことがすとんと体に入ってくるんです。それに、歌い方を決めてしまうと、ディレクションに対応できなくなっちゃいそうだったので、あまり作り込みすぎないようにしました。

――とくにお気に入りのポイントは?

 冒頭のメロディーは、初めて聴いた日からずっと頭の中を回るくらい印象に残りました。それから、「大好き」にまつわるフレーズがすごく好きで。普段あるものを好きだと思えるのが素敵だと思うんです。私も、周りに感謝する気持ちは忘れないように心を込めて歌いたいなと思いました。

――タイトルは「Sunny Sunny Girl◎」ですが、実際の熊田さんは晴れ女ですか?

 雨女なんです(笑)。友達と遊びに行く約束をすると、全部に雨を降らせる。茜音が来ると雨が降るよね、と言われます。でも、心は晴れ女でいたいと思っています!

――「Sunny Sunny Girl◎」は、ご自身も出演されている『織田シナモン信長』のOPテーマです。タイアップ曲と聞いたときはどうでしたか?

 自分が出演しているアニメで主題歌を歌うことが夢だったので、とにかくうれしかったです。まだTVで流れる実感はないんですが、自分の曲でアニメが始まると思うと鳥肌が立ちます。映像も楽しみですし、ギャグ要素溢れるアニメなので、その楽しさを曲からも感じてもらえたらうれしいです。

――『織田シナモン信長』は、豪華声優陣も目を引くアニメです。

 最初にスタジオに入ったとき、キャストの皆さんのオーラがすごかったんです。あまりにも緊張しすぎて震えていたら、共演者の方に「顔面蒼白だけど、そんなに緊張しなくて大丈夫だよ」と声をかけていただいて。それからも、リテイクがあったときは、実演して助けてくださったり、花粉症で困っていたときは、花粉症に効くという漢方を持ってきてくださったり……。現場では「熊田くん」とか「キッズ」と呼んでいただいているんですが、私が笑い上戸で笑っていると「キッズは何でも笑うんだな」ってかまっていただけています。今も緊張が抜けることはないですが、熊田の緊張が市子ちゃんの声に乗ってはいけないと意識しているうちに、演技中は緊張しなくなってきました。それから、「いい意味でバカっぽい声だよね。それも個性だと思うよ」と言っていただけたんです。私は自分の個性が何なのかで考え込んだりもしていたので、そう言っていただけてからは「この声だからこんな演技ができるのかもしれない」と思えるようになり、台本を読むのも楽しくなりました。『織田シナモン信長』の現場は、すごく自由に演じることが許されているので、私もちょっとふざけた演じ方をしてみたりもしているんです。ただ、ほかの方はその上を行くので、やっぱり日々勉強です。

――2曲目の「YOUR FREE STAR」のレコーディングはどうでしたか?

 私、最初はすごく緊張するのに、1回できたと思うと次は楽しくなっちゃうんです(笑)。なので、2曲目も楽しさが上回っていました。しかも、この曲が、叶えたいから叶えるとか、伝えたいなら伝わるとか、とにかくポジティブなんですね。それでいて、ただ明るいだけじゃなくて辛いところにもちゃんと寄り添ってあげられる歌詞になっているので、すごく歌いやすかったんです。この曲を聴いてくださった方が、この瞬間だけでも幸せになったらいいなと思いをこめてレコーディングさせていただきました。

――3曲目の「First Step,Fun Step!」はまた少しテイストが違いますね。

 こちらはオーディションのときのような気持ちも歌詞に入っていて、すごくやさしいメロディーなんですね。感情が入りすぎちゃうんじゃないかとちょっと怖いくらいです。でも、一歩が踏み出せるような歌になったらいいなと思っています。

――アーティストとして、今後どんな曲を歌ってみたいですか?

 まっすぐに芯を持って、聴いた人が元気に幸せに、明るくなれる曲を歌いたいというところは変わらず、いろいろな曲調の歌も歌ってみたいです。

――例えば、悲恋の曲が来たら?

 悲恋……経験がないので、きっと今の私なら、大変なことがあっても、きっとその経験が力になるよ、という励ましの歌になりそうです。

――どんな歌であっても、その先に光が見えるものがいい?

 そうですね。最後に光が見えるような歌が歌える、そんなアーティストでいたいです。私は、晴れていればうれしいし、雨が降っても世界は綺麗だと思えるし、ご飯がおいしければ楽しいタイプなんです。もちろん、悩んだり泣いたりすることもありますが、それも経験になると信じています。つらいからこそつらい人に寄り添えるし、オーディションに落ちまくったからこそ、「First Step,Fun Step!」のような歌も歌える。今はまだまっすぐにしか伝えられないけれど、経験を重ねて歌がどんな風に変わっていくのかも楽しみです。

――2020年の目標は?

 まずはとにかくたくさんの人に歌を聞いてもらいたい。それから、目の前で歌いたいという思いがあるので、ライブをたくさんやりたいです。そして、いろんな人に熊田茜音のライブに行ったら楽しかった、また行きたいと思ってもらいたい。あと……またタイアップ曲を歌わせていただけたら幸せです。声優として、主役級の役もやらせていただいていますが、主役ももちろんやってみたいです。それから、今はまだ年齢に近い役が多いので、お姉さんだったり男の子だったり、声優だからこそできる役にも挑戦したいです。

――プライベートでやりたいことは?

 実は、一歩踏み出せと言いながら、まだひとり旅をしたことがなくて。一泊二日でいいので、国内旅行をひとりで全部決めてチャレンジしたいです。

――最後に読者へメッセージを。

 ここまで読んでくださってありがとうございます。初めましての方は、これからたくさんお会い出来たらうれしいです。また、今まで応援してくださっている方たちにも、これからはお会いできる機会も増やせればと思っています。皆さんに元気を渡せるように頑張りますので、ぜひ応援していただけたらと思います。

取材・文/野下奈生(アイプランニング)

PROFILE

【くまだ・あかね】2月3日生まれ。東京都出身。アミューズ所属。声優アーティストオーディション「ANISONG STARS」で2017年度のグランプリを獲得。声優としての主な出演作品は、『ライフル・イズ・ビューティフル』渋沢泉水役など。

商品情報
「Sunny Sunny Girl◎」
ランティスより1月29日(水)発売

アーティスト盤1,300円(税抜)


アニメ盤1,300円(税抜)


 熊田茜音のアーティストデビューシングル。表題曲は、自身が尾田市子役で出演しているTVアニメ『織田シナモン信長』のOPテーマで、明るくまっすぐなポップチューン。伸びやかな歌声が印象に残る1曲だ。カップリング「YOUR FREE STAR」「First Step,Fun Step!」の計3曲とオフボーカル3曲を収録。

熊田茜音 アーティストサイト
https://www.lantis.jp/artist/kumadaakane/news.html

熊田茜音 公式Twitter
https://twitter.com/official_kumaka

《超!アニメディア編集部》
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