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『宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち』キーマン役・神谷浩史の変わらない思いー「『ヤマト』はSFアニメの古典」

2019/2/28


 不朽のSFアニメ『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』をリメイクし現代の技術で蘇らせた作品『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』(以下、『2202』)。2017年2月に第一章が劇場で上映された本作が2019年3月上映の第七章をもっていよいよ最終章を迎える。超!アニメディアでは『2202』から登場するガミラス地球駐在武官のクラウス・キーマンを演じる神谷浩史へインタビュー。作品の魅力、そしてアフレコ現場のお話などを中心にお話をうかがった。

神谷さんが演じるクラウス・キーマン

――『2202』から登場するキーマン。第一章から第七章にかけて彼の心情にも変化がありましたが、神谷さんはどのようにキーマンを演じていましたか?

 実はキーマンを演じるにあたって、福井(晴敏)さんも羽原監督も何も教えてくれなかったんですよ。正直、「嘘だろ、急にヤマトに乗るなんて無理だろ……」と思いましたね(笑)。だから、最初のアフレコでどういうキャラクターなのか聞きにいきました。そうしたら、福井さんが、彼がどういう立場で何を目的としてヤマトに乗るのか、また出生についても教えてくれて。そこでベースを作りましたが、正直、最初は退屈な役ではあったんです。というのも、実直な性格で途中までは気持ちのブレもなかったので、役者としては芝居を提案しにくかったから。ただ、徐々に、特に自身の父の兄弟であるデスラーと出会ったあたりから気持ちの揺れが彼にも出てきました。そうすると、芝居も僕の判断に委ねてもらえるようになるんですよ。気持ちがブレれば色々な芝居のやり方を提案できる。それは役者としては楽しい作業です。「実直にやってくれ」と言われていたものから解放されてある意味スッキリした瞬間は鮮明に覚えていますね。

――作品自体が2年以上も順次劇場上映されているだけにアフレコの期間も長かったと思います。

アフレコは約26カ月、およそ1カ月に1話のペースで行われていた事になります。これだけベテランの方々と時間を一緒にする現場ってなかなかないので毎回が本当に楽しかったですよ。

――数々の名優が出演されています。その中には2018年8月に亡くなられた土方竜役の石塚運昇さんもいらっしゃいます。

アフレコで最後にお会いしたのは(2018年)2月だった気がします。それからはお会いする機会がなくて、「忙しい人だから抜きで録るのは仕方ないのかな」と思っていたら、まさかあんなことになるなんて……全く思ってもいませんでした。最後にお会いした収録のときもロビーでベテランたちが楽しそうに喋っていて。時間になったから「もう始まりますよ」なんて声をかけに行ったら大塚芳忠さんと運昇さんが「いやー、健康の話題が尽きないね」って楽しそうにアフレコブースに入って来られたんです。まさか健康を損ねていたなんてこれっぽっちも感じませんでした。運昇さんは周りに気を遣わせない、むしろ楽しませてくれる。あの姿はとてもすてきでした。

――思い出がたくさんある。

たくさんありますね。運昇さんはもちろんですが、色々な方と。2年くらい前、収録が始まったころだったかな。麦さん(麦人)が「神谷、これほら」って携帯に保存されていた目の上が晴れ上がった麦さんの写真を見せてきたんです。「どうしたんですかこれ」って聞いたら、麦さんと芳忠さんで『ヤマト』の収録が終わってから7時、8時くらいまで飲んじゃったんだよって。昼過ぎに終わってからそんな時間まで飲んでいたのかと思いながらも話を聞いていたら、その帰り道でころんだとおっしゃられたんです。「まったくしょうがないベテランだな」と思いました(笑)。……いつまでも健康でいてほしいな。こんな先輩方といつまでも一緒に仕事していたい。そんな想いを『ヤマト』の収録では抱いていました。

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