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【インタビュー】『プリアラ』映画のテーマは「6人の成長」 – 内藤圭祐プロデューサーが語るTVシリーズと映画連動の裏側

2017/10/28


 2017年10月28日(土)より公開される『映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!』。いよいよ公開が近づくなか、前シリーズ『魔法つかいプリキュア!』のメンバーがカメオ出演(ゲスト出演)すること、宇佐美いちかたちがいつもと違うアニマルモチーフになることなど様々な発表が行われ、よりワクワク感が増してきている。

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 今回はそんな映画の見どころについて、内藤圭祐プロデューサーにインタビューを敢行。TVシリーズとの連動、また映画全体に関することについてお話をうかがった。

dsc_1032_re内藤圭祐プロデューサー

――内藤プロデューサーは以前にTVシリーズの『魔法つかいプリキュア!』でもプロデューサーを務めていらっしゃいました。その時は「手をつなぐ」というのをテーマに掲げていらっしゃいましたが、今回の映画にはどのようなテーマがあるのでしょうか?

大きなテーマとして、今回の映画は「キラパティ」(『キラキラ☆プリキュアアラモード』に登場するスイーツショップ。キラキラパティスリーの略)のメインキャラクター6人の成長物語だと考えています。TVシリーズの『キラキラ☆プリキュアアラモード』(以下、プリアラ)の第一話オンエアから映画が公開されるまでのエピソードで積み重ねてきたものが「キラパティ」の6人にはあって、それを映画で改めて伝えられれば、ということを意識して制作しました。

――なるほど。映画では割とキラ星シエル(キュアパルフェ)にフォーカスが当てられていましたよね。

今回の映画は、昨年の年末くらいから企画の話を進めていたんです。その時期はまだ『プリアラ』が放送前ということもあったので、TVシリーズの制作チームと連携を密に取りながら誰を軸にしたストーリーにするのか話し合っていました。

その話の中で、主人公の宇佐美いちかたちに、パリで修業を積んだ超一流の天才パティシエ、でも実は妖精のキラ星シエルという子が途中で仲間に加わると聞いたんです。しかも、本編ではシエルがパリにいた頃のエピソードをそこまで描かないかもと聞いたので、そこから組み立てていきました。

――2017年春に公開された『映画プリキュアドリームスターズ!』にシエルが登場しませんが、それはあまり関係がない?

そうですね。結果としてシエルが軸となってはいますが、映画はあくまで「キラパティ」6人の話だと思っています。『プリアラ』の魅力のひとつは、メインキャラクター6人がそれぞれ個性的で、賑やかでかわいいところだと思うんですよ。でも、これからTV本編では終盤に向かうにつれてシリアスな話になることも多いので、映画は6人の可愛さ、楽しさ、そしてチームワークの良さが前面に出ればよいかなと思って制作しました。いわば、お祭りのような感じですね。

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――お祭りという点でいえば、尾上松也さんが演じる「ジャン=ピエール・ジルベルスタイン」、悠木碧さんが演じる「クック」という映画ならではのキャラクターが登場します。このお二人をキャスティングされた経緯などについておうかがいできればと思います。

尾上さんに関しては、製作委員会でゲスト声優の方についての話し合いをしたときに元々名前が挙がっていた方なんです。その話し合いの頃に、ちょうど僕も尾上さんが吹き替えを担当された映画を見て、すごく声も通るし、歌も上手な方だなと思ったんですよ。しかもスイーツが好きとお聞きしたので、今回の役にピッタリなのではと思って声をかけさせていただきました。

――尾上さんはスイーツ男子として有名なので、本当にピッタリな役だと思いました。悠木さんはいかがでしょうか?

悠木さんに関しては、演じる「クック」というおばけがとても可愛らしい見た目をしているので、そのビジュアルに合う可愛らしい声の方がいいと思いお声がけしたというのが経緯です。

――私も先ほど試写を見させていただきましたが、お二人の演技は本当に抜群で、作品に引き込まれました。

まさに、ピタリとハマったなと思っています。

――「ジャン=ピエール」に関しては、今回シエルの師匠ということで、物語の根幹部分を担う人物でもありますよね。

今回の映画を作っていくなかで元々、「イケメンも出したいね」という話をしていて、紆余曲折あって誕生したのがジャン=ピエールです。シエルは元々パリで修業をしていた頃はジャン=ピエールと同じような価値観でスイーツに向き合っていたと思うんですよ。でもいちかたちと出会い、仲間やチームワークの大切さを知った彼女はいい意味でその価値観が変化していっている。先ほど今回の映画は成長物語だと申し上げましたが、そういった変化を明確にするための対立軸として、ジャン=ピエールというキャラクターを用意しています。

ただ、対立はしていても、ジャン=ピエールの価値観が間違ってるわけではなく、彼を単純に倒してしまうと話のテーマから少しずれてしまいます。だからクックを登場させたんですよね。

――その辺りの展開はぜひ皆さんにも劇場で確認していただきたいですね!

そうですね。

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――ジャン=ピエールは確かに天才という面も描かれていましたが、出てくる場面すべてがギャグ要素みたいになっている、ぶっとんだキャラクターだなとも感じました。

シナリオの打ち合わせでエキセントリックなキャラクターにしようと話し合っていました。ただ、ジャン自体は面白いと思ってやっているのではなく、あくまで大真面目。大衆には理解されないけど、本人はいたって真面目にスイーツと向き合っているという描写になるように意識しました。コメディテイストは土田豊監督の得意とするところですので、結果的にああいう感じになりましたね(笑)。

――カメラが下から上までパンして戻るところなどは秀逸でした。

実はポスターを作った時点では頭頂部が決まっていなかったので、帽子部分が映っていないんですよ。

――そんな裏話が(笑)。土田監督のお話がでましたが、どの段階で土田監督を起用しようと考えていらっしゃったのですか?

脚本の村山功さんと昨年末からアイデアを出していく中で、方向性としてはちょっとコメディ多めで明るくてもいいかもねという話になったんです。先ほども申し上げた通り、明るく楽しいという面が際立った6人なので、賑やかさが映画にも出た方がいいと思いました。それなら土田さんかなということでお声がけさせていただいたというのが経緯です。

――ズバリ、作風が土田監督にピッタリだったと思います。

細かいギャグ表現などはほとんどが土田さんのオリジナルですね。ただ、ジャン=ピエールとシエルの対比や「キラパティ」のメンバーたちの成長という本質、伝えたいテーマに関してはブレることなく組み立てられています。

――ギャグとも関わってくるお話ですが、物語のコンセプトである明るく楽しいという点について、絵作りの面でもかなり華やかだったり、絵的に楽しかったりするのも本映画の特徴だと感じました。

小さいお子さんたちが映画館に行くと、ただでさえ暗いのに、クライマックスのシーンがおどろおどろしくなると怖がってしまうという議論は以前からありました。だから危機的状況を単純に怖いという絵にするのではなく、楽しそうにしているけど混乱している絵にできたらいいなと考えていました。

――なるほど、それは『プリアラ』のキャラクターが明るく楽しい面が際立っていることから?

作品から発想したというよりもこれは皆さんが見てどう感じるかに重点を置いての絵作りです。クライマックスを今までよりも明るい感じにしてもいいんじゃないかという発想から生まれたものでもありますね。

――先ほどTVシリーズからの成長というお話が挙がっていましたが、今回の映画ではそれぞれのキャラクターの良さやTVシリーズからの成長という点が際立って描かれていたように感じます。

ここ数年は特にそうなのですが、TVシリーズと映画の連動という意識が高まっているんですよ。特に『プリアラ』では、映画に繋がる話をTVシリーズで放送してもらいました。もちろんしっかりと映画が興行として盛り上がることが大前提ですが、映画を見てさらにシエルやキュアホイップ、そして『プリアラ』のことを好きになってもらえたらとも思っています。だからこそ、成長やキャラクター性を大事にしました。

――確かに映画を見てからTVシリーズを見ると、更にキャラクターの良さに気づけるかもしれません。連動という点でいえば今回の映画には前シリーズ『魔法つかいプリキュア!』のメンバーがカメオ出演します。秋の映画で前シリーズのプリキュア戦士が出てくるのは珍しいですが、こちらはどなたの発案だったのでしょうか?

僕から話を出したと思います。色々な方に劇場に足を運んで見ていただくのが映画だと考えたときに、単純にTVシリーズの延長ではなく、映画ならではの特別感、また見たいと思ってもらえる仕組みづくりが大切だと思ったんですよね。そのひとつがTVシリーズとは違う別アニマルになることであり、キラリンパルフェであり、そして前シリーズのキャラクターの出演だったんです。明確に秋が単独で春がオールスター集合というすみ分けが今後どうなっていくのかも分からないので、やれることはやってみたいなという発想から今回、登場させました。

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――サプライズの出演に、喜んでいるファンや子供たちも多いと思います。映画ならではの工夫と言えば「ミラクルライト」を振る場面も挙げられると思います。

今回の映画では、映画館で「レッツ・ラ・まぜまぜ!」ができればいいなと思っていたんですよね。だから、「ミラクルライト」の形も泡だて器になっているんですよ。

――なるほど!

スイーツづくりが『プリアラ』の特徴なので、映画館に来てくれたみんなと一緒に何かそういうことをしたいと思ったんですよね。劇場でもぜひみんなで「まぜまぜ」してほしいです(笑)。

――みんなで「まぜまぜ」しましょう! 本日は色々とお話いただきありがとうございました。最後に読者の皆様にメッセージをお願いします。

楽しい仕掛けをたくさん盛り込みましたので、何度も映画館で見ていただいて、そのたびに新しい発見をしていただけると嬉しいです。明るく楽しい映画になっていますので、ぜひ声に出して笑っていただければと思います!

また、ありきたりな言葉にはなってしまうのですが、『プリアラ』のキャスト陣はすごくいいチームだなと感じました。作品通り、みんながとても楽しそうに賑やかに演じていたので、そういう点でも手ごたえを感じています。『プリアラ』チームが先輩になればきっと偉大な存在だと後輩たちからは映るでしょうね。

――シリーズごとにチームカラーがあって、それが後輩たちには輝かしく見える。『プリキュア』というシリーズの偉大さと歴史を感じました。本日は貴重なお話をありがとうございました。

皆さん、映画館で6人の成長をぜひ見届けてください!

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<『映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!』 情報>

【公開日】10月28日(土)ロードショー

(同時上映)『Petit☆ドリームスターズ!レッツ・ラ・クッキン?ショータイム!』

【声の出演】美山加恋 福原遥 村中知 藤田咲 森なな子 水瀬いのり かないみか / 悠木碧

【ゲスト声優】尾上松也

【ストーリー】
スイーツの本場・パリで開催される世界パティシエコンテストに出場が決定したキラキラパティスリーメンバー! しかしシエルが急にスイーツづくりも、プリキュアの変身もうまくいかなくなり絶不調になってしまう!不安を抱えつつもコンテスト前夜祭のパーティーに向かういちかたちは個性的でひとくせありそうなパティシエ・ジャン=ピエール・ジルベルスタインと、妖精に似ている不思議な女の子・クックに出会う。

インパクトの強い2人にとまどういちかたちだったが、なんとジャン=ピエールはシエルの<パリ修行時代の師匠>だということが発覚する! 久しぶりの再開だが、「頼れるのは自分の力のみ!」という信念を持つジャン=ピエールは仲良くスイーツづくりをするシエルの姿に落胆する。落ち込むシエルを元気づけるため、いちかはジャン=ピエールに初めてつくってもらったというシエルの想い出のスイーツ【ミルフィーユ】をみんなでつくることをキラッとひらめく! しかし、次々とコンテスト出場のパティシエを襲う謎の巨大スイーツが出現し、さらにパリの街がスイーツになってしまい…!?はたしてパリの街もコンテストも、どうなってしまうのか?? そして天才パティシエは復活できるのか…??

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公式twitter
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(C)2017 映画キラキラ☆プリキュアアラモード製作委員会



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