臨場感あるBGMと声優陣の迫真の演技が融合した新しい形のコンサート 「消滅都市 FUTURE CONCERT」(12月28日)レポート | 超!アニメディア

臨場感あるBGMと声優陣の迫真の演技が融合した新しい形のコンサート 「消滅都市 FUTURE CONCERT」(12月28日)レポート

Wright Flyer Studiosが展開するスマホアプリゲームで、昨年11月にマルチプレイ、フルボイスに対応した『消滅都市2』に大幅アップデートした『消滅都市』。本作に使用されるBGMを堪能できるコンサートが20 …

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 Wright Flyer Studiosが展開するスマホアプリゲームで、昨年11月にマルチプレイ、フルボイスに対応した『消滅都市2』に大幅アップデートした『消滅都市』。本作に使用されるBGMを堪能できるコンサートが2016年12月28日~30日、東京・渋谷ヒカリエホールで開催された。「ドラマ×DJ×オーケストラ」をテーマにした今回のコンサートは、BGMを作曲したLOST BOYSによるDJプレイと、新日本BGMフィルハーモニー管弦楽団(オーケストラ)による演奏の融合という新機軸を打ち出した。演奏の合間にはタクヤ役・杉田智和、ユキ役・花澤香菜、ホシ役・金元寿子、ヨシアキ役・松岡禎丞、サトル役・内田雄馬が登場し、「Nostalgia」のピアノ演奏に合わせて、この日のためにシナリオを描きおろした朗読劇が行われた。
 本サイトでは、1月17日にイベントレポートをお届けしたが、今回は出演者のコメントを中心に改めてイベントを振り返る。

 コンサートは本ゲームのメインテーマ「Eternity」からスタート。DJブースの中央に置かれた、ボードに記された数字は演奏曲のトラックナンバー。継ぎ目なく、目まぐるしく変わるBGMに合わせて、その数字も次々に更新されていった。中盤からはシンガーのSAK.、エミ・エヴァンスが登場。本作で使用された楽曲のボーカルを務める彼女らによる圧倒的な歌唱でコンサートに彩りを添える。さらに客席に向けてリクエストを募るという試みも行われ、オーディエンスをさらに沸かせた。

 最後は出演者全員に加え、サウンドチーム マネージャーの竹内雅樹氏、ディレクターの下田翔大氏が登場。コンサート開催へ向けての思いやサウンド制作の苦労話などが語られ、司会を務めたLOST BOYSのふたりは、過去の「東京ゲームショウ」内で行われたゲームの大会でハイスコアをたたき出したプレイヤーのみに贈られたTシャツ姿で登場。「『消滅都市』ガチ勢」ぶりを発揮し、作品愛をアピールしていた。

 最後に、キャスト陣からファンへ向けてメッセージが贈られた。

花澤:本作は重たいシーンの連続で、みなさんも心がザワザワしてしまったかと思いますが、だからこそ音楽が重要なファクターになっているんだというのが、演じていてわかりました。

杉田:本編では、絶望的な状況になってもあきらめない心を持つ登場人物たちに支えられながら演じました。ゲーム収録の際に花澤さんの声を少しだけ聴けたのが、何より救いになりました(笑)。

金元:コンサート中に、みんなでこうして掛け合いするのは初めてでしたし、とても贅沢な体験をさせていただきました。希望を持てるようなセリフも多かったので、ホシという名前にピッタリな役だと感じました。

内田:僕は元々ゲームが好きでこの業界を目指した側面もあったので、ゲーム音楽の力の大きさを改めて知ることができました。聴いていて僕も思わず歌いたくなりました(笑)。またこういう機会があればステージに立ちたいです。

 また、公演終了後に松岡にコンサートの感想や本作の魅力などについてうかがったので紹介しよう。

―本日開催されたコンサートの感想をお願いします。

松岡:今まで、アニメ作品などのイベント内で朗読劇をしたことはあったのですが、コンサート中にこうして朗読させていただくのは初めての経験でしたので、いつも以上に場の空気を壊してはいけないという思いを強く持って臨みました。気合いを入れる意味でも、舞台袖でずっとDJやオーケストラのみなさんのパフォーマンスを観させていただいたのですが、観れば観るほど壇上に出て演技をしたいという気持ちが強くなりました。こんな経験は初めてかも知れませんね。ゲーム音楽は、僕のなかではゲームをプレイするモチベーションを高めるためにとても重要な要素なんです。本作ではヨシアキを演じさせていただいていますが、僕自身が遊ぶ際にBGMを聴くと第3者の視点で楽しむことができるんです。

―松岡さんは2015年に発売されたオリジナルドラマCD『消滅都市 消滅の記憶』にも出演されていて、2016年11月についにフルボイス化されました。改めてヨシアキを演じてみて、いかがでしたか?

松岡: 彼には ツバサという兄がいるのですが、僕も弟を持つ身として「兄のことをこんな風に思っているのかな?」といろいろ考察しながら演じました。ドラマCDではふたりの関係がより細かく描かれていますので、ゲームをプレイしていただくと「ヨシアキはこんな思いで行動しているんだな」というのがわかると思いますし、ドラマCDをお聴きいただくことによって、それをより深く知っていただけるのではないでしょうか。

―最後に、本作をプレイするゲームファンの方々にひと言お願いします。

松岡:できればアップデート前の『消滅都市』で登場したストーリー(『消滅都市2』でもプレイ可能)からプレイしていただきたいのですが、BGMはもちろん、引き込まれるストーリー性、世界観も魅力なので、『2』から入っていただいても楽しめると思います。日常生活において誰でも感じうる、心に突き刺さるフレーズがたくさん出てきますし、タイトルロゴにもある氷柱の謎も今後解き明かされていくことになると思いますので、『消滅都市』の世界をぜひ堪能してください!

《超!アニメディア編集部》
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