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『BanG Dream! 7th☆LIVE』で「RAISE A SUILEN」が自分たちの音楽を証明するー挫折・葛藤を乗り越えて奏でる魂のサウンド【レポート】

2019/3/28


  次世代ガールズバンドプロジェクト『BanG Dream!』。その7回目となるライブが、東京・日本武道館にて2月21~23日の3日間にかけて行われた。本ライブ2日目に舞台へ立ったのは「RAISE A SUILEN」(Raychell、小原莉子、夏芽、倉知玲鳳、紡木吏佐)、そして、「Afterglow」青葉モカ役の三澤紗千香、「Pastel*Palettes」丸山彩役の前島亜美、「ハロー、ハッピーワールド!」弦巻こころ役の伊藤美来、「Glitter*Green」牛込ゆり役の三森すずこ。さらにはシークレットオープニングアクトとして、『BanG Dream!』の新プロジェクトとして始動したボーイズバンド「Argonavis」も出演した。本稿では、日本武道館を震撼させた「RAISE A SUILEN」の軌跡を振り返りつつ、それぞれのユニットらしさが垣間見えた本ライブの模様をレポートする。

 「RAISE A SUILEN」(以下、RAS)とは、「バンドリ!プロジェクト」から生まれた「Poppin’Party」「Roselia」に続く、第3のリアルライブバンド。ベース・ボーカルのRaychell、ギターの小原莉子、ドラムの夏芽、キーボードの倉知玲鳳で組んでいたTHE THIRD(仮)が前身で、2018年7月17日に開催された「THE THIRD(仮) 2nd ライブ」にてDJの紡木吏佐が加入。名前を「RAISE A SUILEN」とし、その後も2018年12月に両国国技館にてライブを行うなど、精力的に活動を行ってきた。

 「RAS」の5人になってからまだ日は浅いものの、ボーカル・ベースのRaychellは2010年にソロシンガーとしてメジャーデビュー(当時は「Lay」として活動)し、2017年には”ヴィジュアルクリエイター”バンドとして復活したSHAZNAの2ndボーカルを担当、ドラムの夏芽も同じくSHAZNAの一員で、ギターの小原はTVアニメ『SKET DANCE』のオーディション企画で誕生したバンド「The Sketchbook」でもギターを担当、また、キーボードの倉知は小さい頃にピアノやエレクトーンを学んでいるなど、楽器と縁のあるメンバーが多い。さらに、DJの紡木はインターナショナル・スクール出身で特技が英語という、パフォーマンス力の面で地力のある面々が集ったバンドである。それだけに、どんな音楽を日本武道館にとどろかせてくれるのだろうか……。ライブが始まる前から、会場には早く観たいという”疼き”に近いソワソワとした空気が流れていた。

 そんな空気が漂う会場。ライブが開始する約30分前に舞台へ突如として登場したのは「Argonavis」のボーカル・伊藤昌弘、ギター担当の日向大輔、ベース担当の前田誠二、キーボード担当の森嶋秀太であった。シークレットでのオープニングアクトに一気にボルテージが高まる会場。4人が披露したのは、アニメソングの名曲「Butter-Fly」のカバーと1stシングル「ゴールライン」だ。今持てる限りのパフォーマンスで駆け付けた方々を熱くさせる。しかし、彼らの「ゴール」はここではない。今回、オープニングアクトに参加できなかったドラムの橋本祥平は自身のTwitterで「いつか5人であの景色を見れるように頑張ります!!!」と言葉にしていた。その気持ちはきっと他の4人も同じ。次に武道館へ立つときは5人で、今以上のパフォーマンスを魅せてくれるだろう。始動したばかりの彼らの軌跡にも注目していきたい。

 十二分に温まった会場に満を持して登場した「RAS」。まずは挨拶がてら2ndシングルの表題曲「A DECLARATION OF ×××」とカップリング曲の「EXPOSE ‘Burn out!!!’」を披露した。ロゴなどがペイントされ「RAS」使用となった円形のステージでパフォーマンスをする5人。力強い歌声と歌への情熱を表情に浮かび上がらせて会場を圧倒するRaychell、冷静にギターのサウンドを奏でつつも、時折笑みを浮かべて楽しさを露わにしたり、自身の存在を主張するパフォーマンスで”魅せたり”する小原、自分のフィールドで縦横無尽に翔び自分の音楽で訴える倉知、何かに憑依されたが如く暴れるも、それが自分勝手でなく、会場へも”伝わる”パフォーマンスで盛り上げる紡木。それぞれが如何なく自身の持ち味を発揮する。

 その個性的なサウンドをまとめ上げるのがドラムの夏芽。パワフルなバスドラムはリズムをキープしやすく、聞いている方々にも心地よい振動を与える。かと思えば、シンバルやスネアドラムのリムショットなどでアクセントを付けて、音楽を作り上げる。私も8年ほどドラムを嗜んでいるが、比べるのが恥ずかしいくらいに音の鳴りが違った。歌声、サウンド、パフォーマンスで会場を圧倒する。これが「RAS」の音楽だ。その魅力に開始早々ではあったが虜になった。そう感じた人はきっと少なくなかっただろう。

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