劇場動員50万人突破!『コードギアス 復活のルルーシュ』谷口悟朗監督が明かす2度目以降の鑑賞ポイント | 超!アニメディア

劇場動員50万人突破!『コードギアス 復活のルルーシュ』谷口悟朗監督が明かす2度目以降の鑑賞ポイント

3月2日(土)、『コードギアス 復活のルルーシュ』の大ヒット御礼舞台挨拶が、東京・ユナイテッド・シネマアクアシティお台場にて行われ、福山潤(ルルーシュ役)、櫻井孝宏(スザク役)、ゆかな(C.C.役)、小清水亜美(カレン …

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▲写真左から、村瀬歩、小清水亜美、櫻井孝宏、福山潤、ゆかな、谷口悟朗
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 3月2日(土)、『コードギアス 復活のルルーシュ』の大ヒット御礼舞台挨拶が、東京・ユナイテッド・シネマアクアシティお台場にて行われ、福山潤(ルルーシュ役)、櫻井孝宏(スザク役)、ゆかな(C.C.役)、小清水亜美(カレン役)、村瀬歩(シャリオ役)、谷口悟朗監督が登壇。

▲写真左から、村瀬歩、小清水亜美、櫻井孝宏、福山潤、ゆかな、谷口悟朗

 

 MCから『コードギアス 復活のルルーシュ』が、現在劇場動員50万人突破、そして公開館数120館ながら3週連続で週末の興行収入ランキングTOP10入りしていることを明かされると、会場からは大きな拍手が起こった。その上で、谷口監督が「本当にとても嬉しいです」と率直な気持ちを述べると、福山は「大ヒット御礼ということで、みなさんの前にまた立っています。実感はあるのですが、『復活のルルーシュ』がみなさんに受け入れてもらえるかどうかというのは、実際に公開してみないとわからなかったので、こうして50万人の方に見ていただけたことに感謝でいっぱいです」と嬉しさを言葉にした。続いて櫻井は「公開初日の舞台挨拶のときに、福山くん、それから村瀬くんと、島崎(正式には「立つさき」)信長くんと話していたんですが、良いスタートを切れたなという気持ちでいました。何度か観ていただくと、何か違ったことが見えてきたり、気付けるんだってことをすでに実践して下さっている方もいるようで、ありがとうございます」と振り返り語った。それを受けゆかなは「私も大変嬉しいです。何よりも、ご覧いただいたみなさんに今日直接お会い出来て、そしてこのメンバーでこの場に立つことが出来て本当に嬉しいです。これはみなさんが応援してくれたからこそで。本当にありがとうございます」と感謝を述べた。小清水は「当時から好きだったお客様、そして最近好きになったお客様もいる中で、時を経てこうして直接お会い出来て嬉しいです」とゆかなに重ね喜びを語った。最後に村瀬は「学生時代から好きだった、当時夢中になっていた作品に関わらせていただいて嬉しいです。新しいキャラクターとして入って行って、受け入れられるかな、大丈夫かな、と思っていたんですが、今日50万人突破というすごい数字を聞いて、『復活のルルーシュ』の中に入った自分も受け入れられた感じがして嬉しいです」と改めて大ヒットとなった本作への感 慨を言葉にした。

 続いて印象に残ったシーンを聞かれた村瀬は「姉のシャムナのラストシーンで、Cの世界で黒く怨念のようなものが現れるところ。未来だけを見て、Cの世界の先に行こうとしていたシャムナが、シャリオのことも考えて心を残さないようにしていたのに、最終的には色々心残りがあった。そのシーンを見て、人間というものから抜け出すのは難しいんだなと感じました。戸田(恵子)さんのお芝居も含めて、あのシーンはすごく印象に残っていますね。自分の心の奥に残ってゾッとしました」と関係の深い姉・シャムナについて語った。小清水は「ラストのC.C.との会話のシーンです。TVシリーズからずっとやってきた集大成という感じがした。C.C.のことやっぱ好きやねんっていう。もうちょっと側にいたかったんだなって」と答えると、「(本当は別々の収録の予定だったが)どうしてもとお願いして、ふたりで一緒に録らせていただきました。もちろん劇中で話しているのはカレンなんですけど、ちょっと小清水亜美が入っているというか…」とゆかなが返し、会場からは笑いが起こった。さらにゆかなは「役者としてもキャラクターとしても12年間のいろんな気持ちがあのシーンにのっている気がして、私もすごくそこが好きで。カレンがC.C.のことを、はじめて“ルルーシュのおまけ”じゃなくてC.C.自体を見て、情をうつしてくれたのかなという印象が ありました」と『復活のルルーシュ』の中でもとりわけ関係性に変化のあったふたりについて熱く語った。 それに対し小清水も「今まで気が付かなかった、気にもしていなかった感情にやっと気付いた感じ」とゆかなと向き合い思いを語り合った。

 櫻井は印象的なシーンとして咲世子と玉城を挙げた。このふたりのキャラクターが本作の展開で重要であると話し、「玉城が通信で泣きついてきて、『その手があったか!』っていうところとか」とシーンを挙げると、すかさず福山が「”バカは常人の三倍の行動力がある”ってことだね」と返し会場から笑いと拍手が起こった。続いて福山は「どうも、“元ルルーシュ”です」と挨拶し笑いを誘いつつ、「『復活のルルーシュ』ではTVシリーズを踏襲したシーンがいっぱいあった。なので最後、一人で旅立つC.C.をルルーシュが追いかけたシーンの収録テストで、C.C.が話している間ずっとハァハァ(と息切れの芝居を)してたんですよ。そしたらそれはやめろって言われて」と体力面に難ありのルルーシュならではの芝居付けに、NGを出されたことを明かした。その上で「口げんかみたいになるところは、これまでの C.C.とルルーシュの関係性を一歩踏み込んだ関係になったなと、ゆかなさんと話した覚えがあります。そういったことも含めてそのシーンはすごく感慨深いです」と続け、これまでTVシリーズから共犯関係と言われてきたふたりの変化を語った。

 ここでMCから会場に本作の鑑賞回数を質問したところ、2回以上鑑賞している観客が9割以上を締めた。この結果を受けて、2回目以降の鑑賞ポイントを聞かれた監督は「私の監督としての師匠、高橋良輔さんが原画を担当してくれたシーンがあります。ひとつは玉城のお店のパーティーシーンで、酔っぱらって扇に絡む玉城の奥にいる藤堂さんが持っている日本酒のラベルの文字。それから戦いの後、逃げていくジルクスタンの人々を見ている玉城の酒瓶のラベルの文字、この二つを高橋さんが担当しています」と細かくこだわり設定したシーンを明かすと会場からは驚きとともに拍手が起こった。福山からは「そのラベル入りのボトルを発売しましょう!!」と提案が。さらに冒頭のC.C.のが乗っていたトラックが故障し修理を依頼しているシーンでのお金は、ブリタニアの古い時代の貨幣としてデザインをしており、詳細な設定では神聖ブリタニア帝国第一皇子だったオデュッセウスの肖像が描かれていると明かし、2回目以降も楽しめる要素をたくさん入れ込んであると語った。

 最後はファンへのメッセージとして谷口監督は「総集編3部作から、もしくは『復活のルルーシュ』から新しいファンの方にも入っていただき、このように支持していただいたということで、スタッフおよびキャストが誠心誠意頑張ってきた甲斐があったと思っています。これからも宜しくお願い致します」と、長年応援してくれたファンへのひとつのお返しとして『復活のルルーシュ』を届けることができたと改めての思いを言葉にした。続いて村瀬は「10年前の自分に今こうしてシャリオとして『コードギアス』に関わっていると言ったら、『すごいな!』と驚くと思います。それくらい自分の中では伝説的な作品であり、本当にたくさんの人に愛されている作品に素敵な役で出演させていただいて。何よりもアフレコ現場で、キャスト・スタッフ含め、物作りをしているなとひしひしと感じられ て、フィルムが出来てからも音楽も映像も本当に素晴らしかったので、そういう作品に自分も参加出来たことが幸せでした。これからもぜひ2回3回と観に行っていただければ本当に嬉しいです。本日は本当にありがとうございました」とギアスファンとしての喜びと『復活のルルーシュ』に関わるスタッフ・キャストの熱量を熱く語った。小清水は「『復活のルルーシュ』をやると初めに聞いた時、TVシリーズ、そして総集編3部作でカレンにとってはハッピーな感じで終わっていたのに、次こそはカレンの命が危ないんじゃないかって。でも無事に生き延びて良かったです」と『復活のルルーシュ』でも引き続きの活躍を見せたカレンの身を案じていたことを明かした。しかし「今回はスザクと共闘ということで、もしここぞってピンチの時にスザクが 助けに来てくれても、本当に危ないとスザクが感じれば『生きろ』のギアスが発動して、急に身を引いてカレンが犠牲になるんじゃないかって!『助けにきたんじゃないのー!?』って未来がね…」とスザクとの共闘シーンであったかもしれないまさかの自体を想像していたと話し、 会場からは大きな笑いが起こった。それに対し櫻井も「『ごめん、カレン…』って言いそう」と返し盛り上がる一幕も。ゆかなは「今日は御礼の回ということで、12年という長い間を本当に一緒に歩んでくれてありがとうございます。それからね」と福山、櫻井、小清水を見て御礼を述べ、さらに村瀬に「参加してくれてありがとう」、谷口監督に「見つけてくれてありがとうございます」と同じ檀上で肩を並べたキャスト・監督への感謝を述べた。「急にどうしたの、泣いちゃうじゃん」と櫻井がすかさずツッコむと、会場を見渡し真摯な表情で「もしかしたら、みんなで檀上に並ぶことってこれで最後かもしれない。今日は私も来られて良かったし、みなさんにも来ていただいて本当に良かったです。これからもコードギアスを宜しくお願い致します」と繋ぐと温かい拍手が起こった。

 続いて櫻井は「僕らだと、客観的に作品を観れなくなっているところがあると思うんです。みなさんのほうが、コードギアスについて詳しかったり、こういうところが味わい深い、という部分を知っているのではないかと思います。みなさん一人一人が思っていることを、みなさんの言葉でどんどん広めていただけると、50万人突破の次は100万人もいけるんじゃないかと思います」と話すと会場からは期待の眼差しが。「こんなことを言いたくなっちゃうくらいこの作品は面白いですし、みなさんあっての作品だと思っています。先程谷口監督が教えてく れた2回目以降のポイントも、劇場に確認しに行ってくれたら本当に嬉しいなと思います」と『復活のルルーシュ』を味わい楽しんでほしいと 語った。最後に福山は「この作品に関わってきた中で、見たことない景色、感じたことのないようないろんな思いを作品の中で自分も感じて、そして表に出して、そしてみなさまに受け取ってもらってというのを繰り返してきました。本当に長い時間、みなさまと一緒に過ごしてきたような感じがします。こうやって『復活のルルーシュ』の大ヒット御礼舞台挨拶をさせていただくにあたり、多くの方々に受け入れていただいて、そして複数回観ていただいた方も今日初めて観ていただいた方も、このひとつの作品を通して多くの気持ちが集うことができた作品だなということを改めて痛感しております。あらかじめ想定していたわけではないですが、50万人という数字は本当にすごいです。ただただひとえにみなさんに楽しんでいただくために、作り続けてきた結果、こういう幸せな景色を見せていただくことができました。そして『コードギアス』と100万人という言葉は、やっぱりなじみが深いなと思います。TVシリーズで“100万人のゼロ”をやりましたので、是非とも『復活のルルーシュ』では“100万人のナム・ジャラ・ラタック”、そういう見出しをみたくないですか?」と会場に問いかけると割れんばかりの拍手が。「そういった幸せな瞬間っていうのはまた何度も訪れてもいいのではないかと言うくらい、我々のなかでもスペシャルなひとつの作品になったと思います。この作品がみなさまに愛し続けていただけることを願っております。みなさま本当にどうもありがとうございました」と完全新作として送りだされた『復活のルルーシュ』がキャストにとってもそしてファンにとっても特別な一作であることへの思いを言葉にし、大ヒット御礼舞台挨拶は幕を閉じた。

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『コードギアス 復活のルルーシュ』
【公開表記】大ヒット上映中!
【上映時間】112分 【配給】ショウゲート

©SUNRISE/PROJECT L-GEASS Character Design ©2006-2018 CLAMP・ST

《超!アニメディア編集部》
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