4月20日は郵政記念日です。
1871年の同日、江戸時代から続いていた飛脚制度に代わり、郵便制度が導入されたことに由来しています。
手紙はアニメでも重要なアイテムとして描かれてきました。行方不明だった家族からの突然の便りであったり、亡くなった人物が生前に残した言葉であったり、想いを寄せる相手からの恋文であったり……。手紙によってストーリーが急展開を迎える作品も珍しくはありません。
そこでアニメ!アニメ!では「“手紙”が印象的なアニメは?」と題した読者アンケートを昨年に引き続き実施しました。4月10日から4月14日までのアンケート期間中に235人から回答を得ました。
男女比は男性約25パーセント、女性約75パーセントで、女性が多め。年齢層は19歳以下が約45パーセント、20代が約20パーセントと若年層が中心でした。
■手紙に託した想いが胸を打つ!
第1位
1位は『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』。支持率は約48パーセントで、3年連続のトップでした。

読者からは「上官に言われた『愛してる』の意味が知りたくて、手紙の代筆を通じて感情を学んでいくヴァイオレット。戦うことしか知らなかった彼女が、人間として成長していく姿に思わず涙しました」や「手紙がつなぐ人の想いを丁寧に描いた感動作。母親が未来の娘に宛てて手紙を託すエピソードは、何度観ても泣いてしまいます」、「たとえ会えなくなっても、人の心は文字として残り、誰かを支え続けることができる。そう教えてくれた名作です」といった声が寄せられました。手紙を書くことが物語のテーマとなっている名作が、多くの共感を集めています。
第2位
2位は『銀魂』。支持率は約8パーセントで、こちらは2年連続の2位となっています。

第3位
3位は『四月は君の嘘』と『テガミバチ』が同票。支持率は約4パーセントでした。

『テガミバチ』は夜の明けないアンバーグラウンドを舞台に、人々の「テガミ」を届ける国家公務員・通称テガミバチの活躍を描くファンタジー。「手紙を相手に届けるだけではなく、そこに宿った『心』や『思い出』も一緒に届けるという描写が印象的」や「絵がとにかく美しく、手紙に込められた人々の感情について考えさせられる作品でした」と幻想的な世界観やテーマが支持されています。
■そのほかのコメントをご紹介!
『五等分の花嫁』には「映画のラスト、風太郎との結婚式で花嫁が読み上げた手紙に、五つ子の絆や想い、そして彼女たちの成長への答えが詰まっていました」。


2025年版では、手紙を通じて言葉にできない感情を表現したタイトルが人気を集める結果に。感動を呼ぶ名作だけでなく、ユーモアを交えた作品もランクインしています。
■ランキングトップ10
[“手紙”が印象的なアニメは? 2025年版]
1位 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
2位 『銀魂』
3位 『四月は君の嘘』
3位 『テガミバチ』
5位 『BANANA FISH』
6位 『僕のヒーローアカデミア』
7位 『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』
8位 『鬼滅の刃』
9位 『おそ松さん』
9位 『シゴフミ』
(回答期間:2025年4月10日~4月14日)