「ダンメモ」5周年イベントは本物の英雄譚― 原作者・大森藤ノと声優・田村睦心が語る「ナイツ・オブ・フィアナ」の魅力【対談インタビュー・前編】 | 超!アニメディア

「ダンメモ」5周年イベントは本物の英雄譚― 原作者・大森藤ノと声優・田村睦心が語る「ナイツ・オブ・フィアナ」の魅力【対談インタビュー・前編】

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか~メモリア・フレーゼ~(ダンメモ)』リリース5周年を記念したイベント「偉大冒険譚ナイツ・オブ・フィアナ」の魅力に迫る!

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『ダンまち~メモリア・フレーゼ~』偉大冒険譚ナイツ・オブ・フィアナ(C)大森藤ノ・SBクリエイティブ/ダンまち4製作委員会(C)WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS
  • 『ダンまち~メモリア・フレーゼ~』偉大冒険譚ナイツ・オブ・フィアナ(C)大森藤ノ・SBクリエイティブ/ダンまち4製作委員会(C)WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS
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  • 『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIV 新章 迷宮篇』(C)大森藤ノ・SBクリエイティブ/ダンまち4製作委員会

TVアニメ『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(ダンまち)』のスマートフォン向けRPG『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか~メモリア・フレーゼ~(ダンメモ)』内において、リリース5周年を記念したイベント「偉大冒険譚ナイツ・オブ・フィアナ」が配信中だ。

記念すべき5周年を飾る本イベントは、原作者大森藤ノ先生の書き下ろしの物語で、『ダンまち』本編にも名前が度々取り上げられる古代の英雄「フィアナ騎士団」の物語が描かれる。『ダンメモ』周年イベントは、毎年大ボリュームの読みごたえあるストーリーが展開されるが、今回も全3部で構成された大長編となっている。

アニメ!アニメ!では、5周年を記念して、大森藤ノ先生と本イベントの主人公「ディム/フィン」を演じる田村睦心さんの対談を前後編でお届けする。今回配信する前編はネタバレなしで、お2人のフィアナ騎士団の物語に対する想いと物語に込めたもの、フィンを演じる田村さんのお気持ちなどについて伺った。後日配信する後編ではネタバレありの内容をお届けする予定だ。

■「ナイツ・オブ・フィアナ」は本物の英雄譚


――『ダンメモ』5周年、節目の年を迎えてどんなお気持ちでしょうか。

大森:5周年に向けて、2周年イベント「偉大冒険譚 アルゴノゥト」にも負けない古代の物語をフィアナ騎士団でやりたいとずっと思っていましたから、こういう形で実現できたのは原作者としてすごく嬉しいです。

田村:5周年という節目で小人族(パルゥム)の話をやってくれたことが、私は本当に嬉しいです。

――昨年の4周年の時にも大森先生にはお話を聞かせていただきましたが、その時にはすでに5周年の内容は決まっているとおっしゃっていました。いつ頃、「5周年は小人族の物語にする」と決めていたのですか?

大森:田村さんがゲーム公式生放送「ダンまち情報局オラジオZ」のパーソナリティになられると聞いて、ならばフィアナ騎士団の話を書きたいと思ったんです。ですから、4周年イベント「偉大冒険譚 アエデス・ウェスタ」の前からです。

田村:それはすごく嬉しいですね。毎回思うんですけど、周年のイベントは毎年大ボリュームで、「あれ3部まであるぞ、長くない?」みたいな(笑)。このまま長くなると、周年イベント終わらないうちに次のイベント来ちゃうのでは?」って思いますね。

大森:昨年のインタビューで、5周年イベントはもう少しボリューム抑えたいという話をしましたが、今回有言実行したことをどや顔で宣言します! もちろん、5周年は手を抜いたわけじゃなく、4周年の時、本当に倒れかけたので、今回は密度を濃くして圧縮しました。

田村:ボリュームを落としたことを感じさせない濃い内容ですね。

大森:ありがとうございます! 4周年では、キャラが多すぎてやりたいことを我慢しないといけないところもあったのですが、今回はちゃんとまとめられたと思っています。

――田村さんは、今回のシナリオを読んでどんな印象をお持ちになりましたか?

田村:小人族は小さくて弱い種族だから虐げられてきたわけですけど、そういう人たちが見せる勇気のすごさを感じて熱い気持ちになりました。思い出しただけで泣けてきます。

大森:私的には、アルゴノゥトの物語は英雄譚として異端なんです。『ダンまち』ではあれが基礎と呼べるものですが、私の中ではフィアナ騎士団こそが英雄譚だと思っています。今回、本物の英雄譚を書こうとしたら情け容赦ない内容になりました。

田村:本当に慈悲のない話でしたね(笑)。でも、人は結局一人では生きられないというか、周囲に助けてもらいながら、自分も周りを鼓舞していくという人間関係の良さも描かれていたのも好きでした。英雄の“勇気の素”ってそういうとこにあるというか、助けてあげたくなる、人たらしな部分があるんですね。

大森:みんなで引っぱり合っている感じがいいですよね。誰かが堕ちたら別の誰かが引っ張り上げるという感じで、フィンは率先して周囲を引っぱるけど、最後はみんなに引っ張り上げられるようになるというか、この関係値こそが小人族の英雄譚というか。

――今回は小人族に対する差別なども描かれますが、そこは意識して“メッセージ”として入れたのでしょうか。彼らの物語からは「本当の強さや弱さってなんだろう」ってことを考えさせられました。

大森:普段から作品に現実世界を投影しようと思ってはいないのですが、『ダンまち』において、フィンが勇者(ブレイバー)と呼ばれるほどに頑張っているのはなぜかと考えると、そういう背景がないと成り立たないと思っています。小人族のキャラクターたちも自分たちのことを弱いってわかっているんです。でも、それを恥ずかしがることなく、どうするかを考えている。弱いかもしれないけど、そうやって考える姿勢が立派に見える、ディムが当初憧れていた強さとは少し異なるものなのですが、それをだんだんと理解していく過程は1部の段階で書けたかなと思っています。

■アフレコ中も涙が止まらなかった


――普段現世のフィンを演じておられる田村さんは、今回は古代のディム(後にフィンを名乗る)を演じましたが、演じ分けの意識はあったのでしょうか?

田村:異なるキャラクターなので、演じ分けという意識はあまりなかったです。現世のフィンはすでに完成された大人ですけど、ディムは14歳から物語が始まりますから。現世のフィンにもこういう時代があったのかなとは思っていましたけど。

大森:古代のディムは結構隙があるところが好きです。現世のフィンほどかっちりしていない感じなのが愛しくて(笑)。

田村:そうですね。現世のフィンはああ見えてもう42歳ですから、年の差は大きいです。

大森:ロキと出会ったのが14の頃で、もう28年目になるんです。

田村:そうですよね。古代のディムも、2、30年経てば今のフィンのようになれたのかもしれないですね。経験も年齢も異なるから演じ分けるというより、違うキャラクターとして臨みました。やっぱり、現世の冷静なフィンとは違う1人の少年で、ディムは「俺もいつか憧れの存在になるんだ」と思っている熱い少年なので。まだまだ足りないものばかりだけど、“熱い心を持っているカッコいい子”と感じてもらえるといいなと思います。

ディム

大森:古代のディムにはフィネガスという先生がいるので、なおさら未熟感が出ています。この2人の掛け合いが、キャストさんの芝居で文字だけの時とは異なる面白いものになっていると思うので、早く私も2部をプレイしたいです。ディムはいろいろな人との関係値で芝居も変わってきますよね。

田村:そうですね。ほかの人の芝居は私も気になります。フィアナは結構お姉さんだなと思って。一瞬、「これ(内田)真礼ちゃんで合ってる?」って思いました。

大森:私は内田さんの収録には立ち会えなかったので、リアルイベント「ダンメモFES2022」の時に初めて聴いて、普段のリリを知っているだけに驚きました。

田村:びっくりしましたよね。強さと弱さが混在していて、鬼神みたいな強さだけど人間味を感じられるとこもあって素晴らしかったです。

大森:今だから言えますが、シナリオを書いている時はフィアナの人気がでるのか不安でした。どこまでこのキャラクターを魅力的に描けているのか不安で、スタッフさんにも意見を聞いていたんです。開発ディレクターの中野Dさんから「フィアナはちょっと上から目線な気がします」と意見をいただいたんですけど、ならばもっと上から目線にしてみようと思いました(笑)。中途半端だから魅力的に見えないんだと思ったので。そもそも私には聖女なんて書けないし、きっとフィアナ自身も聖女なんて嫌だと思っているはずだと思って、下品な言葉を使ってしまうあたりのアイディアが出てきたんです。そうやってスタッフさんたちと一緒に作れたので、フィアナは人気あるキャラになったんじゃないかと思います。

フィアナ

田村:ディムと「デート」と称して鍛錬させるくだりでフィアナの人間味が感じられました。ディムにとっては雲の上の存在すぎて、すごすぎて近づきがたい上司という感じだったのが、デートと言いつつ戦わされて膝枕されたりして、そこで身近に感じられたのが良かったです。

大森:実は私はラブコメ的な描写が死ぬほど苦手で、このシーンは書かないといけないのはわかっていたんですが、良いシーンが書けるか不安でした。でも、ゲームをプレイしてみたら、内田さんの芝居が素晴らしくてうるっときちゃいました。ゲームは文字だけじゃない、スタッフ、キャストみなさんの力を総合した総合芸術なんだって改めて思いましたね。

――ラザルもいいキャラクターでした。小人族がメインの中、只人の主要キャラクターとして良いアクセントになっています。

大森:現世のフィンとラウルの関係を知っていればいるほど、今回のディムとラザルの掛け合いが面白く感じられます。この2人にはずっとイチャイチャしていてほしい(笑)。

ラザル

――田村さんの収録はいかがでしたか。かなりボリュームがあるシナリオなので大変だったのではと思います。

田村:駆け抜けた感じでしたね。シナリオを読んで、ほかの方の台詞を聞いた感情をそのまましゃべらせてもらった感じです。駆け抜けながら涙も止まらなくて、涙だけならまだいいんですけど鼻水も止まらなくなってしまって、台詞言いながら垂れてくるんですよ(笑)。でも、ここで止めてしまうと勢いが削がれてしまうと思って頑張りました。溺れそうになるくらい出てきた時はさすがに止めてもらいましたけど。

大森:田村さんの収録に立ち会ってたスタッフさんもみんな泣いてた気がします。ヘルガの収録でも泣いてましたし、自分も大体泣いていました。

ヘルガ

田村:泣けますよ、あれは。私、今も鼻水がやばい(苦笑)。でも、今回改めて「松岡(禎丞)くん、すげぇな」って思いました。というのも、1部のラストでディムが慟哭(どうこく)するシーンがあるんですが、気持ちも乗っていてリアルな芝居ができた実感はあるんですけど、「松岡くんならもっと良い意味でくどくやるだろうな」と思ったんです。どれだけ辛くて苦しいのかを知らしめる芝居を松岡くんはできるというか、濃いんですよね。私も信じられないくらい胸が張り裂けそうな感情を出したつもりですけど、あと1、2秒長ければもっと伝わったかもと思って、松岡くんのすごさが身に染みました。

大森:叫びの表情みたいなことですね。でも、田村さんがそれだけ入り込んで演じてくださったから、このストーリーが素晴らしいものになったと心から思ってます。2部と3部も最後まで是非プレイしていただきたいです!

*****

対談後編では、今回の5周年シナリオを「ネタバレあり」で紐解いていく。こちらもぜひ楽しみにしてほしい。

◆アニメ「ダンまちIV 新章 迷宮篇」いよいよ放送スタート!



ABEMA:7/21より毎週木曜23:00~<地上波先行・独占先行配信>
TOKYO MX:7/22より毎週金曜25:05~ BS11:7/22より毎週金曜25:30~ 
AT-X:7/25より毎週月曜22:30~※リピート放送あり ほか、各種配信サービスにて配信開始

(C)大森藤ノ・SBクリエイティブ/ダンまち4製作委員会(C)WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS
《杉本穂高》
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