アニメ・ゲーム・声優に関連したラジオジャンル「アニラジ」を世に広く紹介することを目的として、2015年より開催されている『アニラジアワード』。そんな『アニラジアワード』にノミネートされたアニラジ番組の中から、2021年のベスト・アニラジを選出し、表彰する「第7回アニラジアワード授賞式」が、3月14日に開催された。
超！アニメディアでは、授賞式に参加した各番組パーソナリティにインタビュー！ 受賞の喜びやそれぞれが考える受賞の決め手などについてお話を聞いた。今回は、「BEST MALE RADIO 最優秀男性ラジオ賞」を受賞した『東海オンエア虫眼鏡・島崎信長 声YouラジオZ』のパーソナリティ・虫眼鏡さんと島崎信長さんにインタビュー。
(左から)島崎信長さん、虫眼鏡さん(撮影／高旗弘之)【画像クリックでフォトギャラリーへ】
――まずは、受賞しての率直なお気持ちをお聞かせください。
虫眼鏡 どんな賞をいただけたのか、実は知らなかったんです。今日この場で「最優秀男性ラジオ賞」というのを知り、ひざが震えています。なにせ、僕は声優じゃないですからね(笑)。
島崎 何を言っているんですか! 僕は虫さん(虫眼鏡)のおかげで受賞できたと思っていますから。ふたりで獲れたことが本当にうれしいです!
――番組の紹介をお願いします。
島崎 様々な業界のゲストさんを呼んで、お仕事に関する話を深堀りしています。
虫眼鏡 信じてもらえないかもしれませんが、我々は至ってまじめに話を聞いています(笑)!
――「最優秀男性ラジオ賞」を受賞した決め手はなんだと思いますか？
虫眼鏡 自分で言うのもなんですが、僕の配信を観てくれている方って、若い子が結構多いんですよね。そういう方々の需要もうまく満たせたのかな、と。
島崎 僕個人の主観も入っているのですが、ラジオを聴く年齢層って、年々上がっているような気がしていて。虫さんが若いリスナーを連れてきてくれた、というのはすごく大きかったと思います。
――番組で印象的だったことは?
島崎 ゴミの清掃員の方をゲストにお呼びした回ですね。僕らが生活するうえで、絶対になくてはならないお仕事だと思うのですが、実際どういう作業をしているのか、知っている人って少ないと思うんです。
虫眼鏡 「『ためになるラジオ賞』を狙っていこうか?」と言えるくらい、ためになる話を毎回たくさん話していただけているんですよね。信長さんは「これ、時間内に収まるのかな……?」と思うくらい根掘り葉掘り聞いていますし、僕は毎回、収録のために愛知県からスタジオに来ているのですが、仕事ではなく「講義を聞きに来ている」感覚なんです。
島崎 正直、アニメ業界・声優業界にはあまり縁のないゲストの方々が多くいらっしゃっていますし、『アニラジアワード』で賞をいただいていいのかな? という想いは抱えたままです(笑)。
――番組を通じて、お互いの印象は変わりましたか?
島崎 最初に会ったときから思っていたのですが、虫さんはとにかくコミュニケーション能力が高いんですよね。おまけにゲストとの接し方もうまいんです。番組開始当初もいまも変わらず、自由な立場でしゃべらせてもらえるのは虫さんのおかげです!
虫眼鏡 最初は「あの大人気声優の信長さんと!?」と尻込みしてしまいましたが、とても気さくな方で安心しました。いまでは信長さんと一緒に番組ができるのが本当に楽しいです!
――今後番組でやってみたいことは？
虫眼鏡 今回受賞させていただいたことは、みなさんから「面白い」と思ってもらえているということなので、いまはこのスタンスのままでいきたいな、という気持ちが強いです。
島崎 「電力に関わる方」をゲストにお呼びしたいと思っています。電力会社の方だったり、電気を生み出すための機械や燃料に関わる方だったり、掘り下げようと思えばいくらでも掘り下げられると思いますので、ぜひじっくり話をしたいです!
――最後に、メッセージをお願いします。
島崎 やりたいようにやった結果、こうして賞をいただけたのは本当にありがたいことです。「ためになる番組」を目指して頑張ります!
虫眼鏡 このような賞をいただくのは大変恐縮ですが、たくさんの方が僕らのスタンスに賛同して投票してくださったということで、ありがたく受け取らせていただきます。これから番組で「最優秀感」を出していきますので……「最優秀感」ってなんだ(笑)? 引き続き、応援よろしくお願いします!
(左から)島崎信長さん、虫眼鏡さん【画像クリックでフォトギャラリーへ】
取材・文／佐伯敦史
東海オンエア虫眼鏡・島崎信長 声YouラジオZ
インターネットラジオ局＜音泉＞にて隔週水曜配信
※島崎信長さんの「崎」は「たつさき」が正式表記です。
