フィギュア・プラモデルメーカーのコトブキヤが送り出す“創る“彩る”をテーマにしたプラモデルコンテンツ『創彩少女庭園』。本コンテンツに登場するキャラクターは、メカ少女でもロボットでもない“女子高生”。プラモ=メカの概念を打ち破る新しいコンテンツとして注目される本作は、プラモデルシリーズの展開ほか、YouTubeにてボイスドラマなどを配信している。
今回はメインキャラクターを演じる若松来海さん、大和田仁美さん、黒木ほの香さんの3人にインタビュー。本作を通じて感じたプラモデル作りの魅力や、演じるキャラクターへの想い、そして今後コンテンツを通じてやってみたいことなどを語っていただいた。
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(左から)大和田仁美さん、若松来海さん、黒木ほの香さん【画像クリックでフォトギャラリーへ】
イラストから伝わってくるキャラクターらしさ
――まずは、それぞれが演じるキャラクターの紹介をお願いします。
若松 私が演じる結城まどかちゃんは、天真爛漫で人懐っこい、誰からも好かれそうなタイプの女の子です。一言で言うと、犬みたいな子ですね(笑)。将来の夢が見つからないのが悩みで、夢を見つけるために興味を持ったことには何でも首を突っ込もうとします。結果、トラブルを巻き起こすこともありますが、そこも彼女らしさだと思っています!
大和田 小鳥遊暦ちゃんは、真面目でしっかり者なThe委員長タイプの女の子です。一方で怒ると怖かったり、妄想が激しかったりと、ギャップのある子だなとも感じています。小説を書くことが好きなので、妄想力はそこに繋がっているんじゃないかな。
黒木 佐伯リツカちゃんは両親と兄に愛され甘やかされて育ったお嬢様で、周りをあまり疑わないような子。根拠のある自信を持っていて、いつも堂々としている印象があります。そんな子なのに、周りから褒められると照れちゃうんですよ。そこがかわいらしいなと思います。
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――自身が演じるキャラクター以外のふたりの推しポイントも教えてください。
黒木 暦の推しポイントはやっぱり想像力と妄想力。実は私も小説を書いていた時期があるので、暦の気持ちがすごく分かるんですよ。
大和田 えっ、そうなの!? 知らんかったよ(笑)。
黒木 実はそうなの(笑)。
若松 確か私も事務所のプロフィールの特技・趣味欄に「本を書くこと」って書いてありました。
黒木 えっ、自分のプロフィールなのに何でそんな他人事みたいな言い方なの?
若松 私、プロフィールを提出したとき、いっぱい趣味を書いたんですよ。あれもこれも好きだなぁって思って。
黒木 まどかっぽい(笑)。
若松 ありがとうございます(笑)。自信はあまりありませんが、私も本を書いたことはあります。あと、暦ちゃんって常識人のように見えて、暴走しちゃったり、みんなとは違うアプローチをしちゃったりするんですよ。そこが面白い。
大和田 (Twitterで展開している)4コママンガで、オチになりがちだよね。
黒木 ひとちゃん(大和田)も感じてたんだ!
大和田 ひしひしと感じていたよ(笑)。
若松 そういう見た目の印象からは想像できない部分がかわいい。ボイスドラマのセリフでもまどかは「暦ちゃん!?」って叫ぶことが多い気がします。
大和田 掘れば掘るほど、色々な一面が出てきそうな子だよね。
――まどかの印象はいかがですか?
大和田 本当に純粋。いてくれるだけで周りがパーって明るくなる。何かと話をまとめてくれるのはリツカちゃんだけど、個性の違う3人が繋がっているのは、まどかのおかげなのかなぁと思っています。彼女の空気感、本当に好きですね。
黒木 いいよね。自然と周りに人が集まっちゃうような子。まどかは色々なことにチャレンジするからこそ失敗も多いですが、あんまりへこたれないんですよ。「どうしよう」ってワタワタすることがあっても、深く落ち込むことはあんまりないというか。
若松 当たって砕けろ!精神で、何でもやっちゃいますよね。
黒木 その底抜けのポジティブさが彼女の魅力で、素直に尊敬できます。
大和田 リツカちゃんもまた違ったベクトルのポジティブさを持っているよね。ボイスドラマ「雨の日のリツカ」でのポジティブな発想がすごく印象的だった。思い悩むこともあるけど、最後は自分の心にしたがってまっすぐ進むところが、私はすごく好き。あと、意外と常識人。話が脱線してもリツカちゃんが正してくれる印象がある。
黒木 確かに、3人のバランサーになっているのかも。なんか、自分のことを褒められているようで嬉しくなってきた!
若松 わかります(笑)! リツカちゃんって顔とスタイルがいいですよね。特に足! あとは自分の見せ方が上手なところも魅力的。どのイラストを見ても「あー、求められていることが分かってんなぁ」って感じるんですよ。完璧美少女って、リツカちゃんみたいな子のことを言うんだと思います。自分に自信を持てているのも納得。
黒木 見られ方の研究を日々している気がする。
若松 実は努力家なんじゃないかな。私は、さっきからずっとリツカちゃんの浴衣姿をガン見しています。 (※インタビュー場所の近くに森倉円先生のイラストが飾ってありました)
大和田 イラストからも、自信があるって感じられるよね。
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佐伯リツカ誕生日イラスト【画像クリックでフォトギャラリーへ】
――他のふたりも、イラストからキャラクター性が伝わってくるような感じがします。暦のバースデーイラストからは、彼女のふと見せる優しさが伝わってくるようでした。
黒木 森倉円さんが、繊細なところまで表現してくださっているんですよね。
大和田 私、たまに見せるまどかの女の顔が好き。
黒木 言い方を考えて、ひとちゃーん(笑)!
大和田 だって、急に真正面から来るようなあの感じよくない!? 彼女感あふれるバレンタインイラストが良すぎです。
若松 (笑)。イラストも素敵なものばかりなので、ぜひ注目して欲しいですね!
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結城まどかバレンタインイラスト【画像クリックでフォトギャラリーへ】
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小鳥遊暦誕生日イラスト【画像クリックでフォトギャラリーへ】
プラモデル作りは難しくない! 楽しい!
――イラストはもちろん、やはり本コンテンツはプラモデルシリーズを展開しているのが、ならではだと思います。先日行われた生配信で若松さんと黒木さんは初めてプラモデル作りにチャレンジしましたが、やってみていかがでしたか?
黒木 ニッパーで部品を外す瞬間がすごく気持ちよかったです! 出来上がってからの達成感も半端なくて興奮しました。生配信では来海ちゃんやひとちゃん、それと視聴者の方々に見てもらいながら一緒に作れたので、より楽しかったです。
若松 私も楽しかったです! もっと難しいと思っていましたが、今回やってみて「私でもできそう!」と感じたので、これから色々なプラモデル作りに挑戦したいですね。今後、『創彩少女庭園』のキャラクターたちの洋服パーツがたくさん出たらいいなぁ。着せ替えて遊びたい!
大和田 それ、絶対に楽しいよ!
――大和田さんは元々プラモデル作りが趣味とうかがいました。改めて、プラモデルの魅力について語っていただければと思います!
大和田 プラモデル作りは難しいというイメージを持っていらっしゃる方って多いと思うんです。私も最初は組み立てるパーツの多さに「これ、私に作れるのかな」と不安になりましたが、説明書通りにやっていけば、ちゃんと完成したんですよ。そして、完成したときの達成感が何とも言えなかったんです。あと、作って終わりではなくて、想像を形にできるところも魅力です。例えば私は塗装やヨゴシで、シチュエーションを作って楽しんでいます。『創彩少女庭園』であれば、ポージングや色々なグッズと組み合わせると面白そう! 3人並べるだけでも、ちょっとしたワンシーンが作れる気がします。そういう思い描いたものを形にできるところが好きですね。
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――プラモデル愛、伝わってきました! コンテンツとしては、ラジオも展開していますよね。まだ聞いたことがないという方に、どのようなラジオなのか、紹介していただければと思います。
若松 最初はキャラクターとしてラジオをやっていましたが、リニューアルしてキャラクターとキャストの両方のパーソナルを伝える番組になりました。自由度の高さが魅力のラジオだと思います。
大和田 配信サイトの音泉さんにはキャラクターとしてやっていた頃の配信も残っているので、一度聞いてみてください。味わい深いですよ。
黒木 味わい深い! なんて便利な言葉なんだ。
若松 私もこれから使います(笑)。
黒木 あとは、ラジオドラマをやっているのも特徴だと思います。YouTubeで配信されているボイスドラマはまどか・暦・リツカ3人の物語ですが、ラジオでは3人のなかの誰かにフィーチャーした物語が展開されているんですよ。ゲストキャラクターも登場して各キャラクターをより深く掘り下げているので、ぜひ聞いてみてください。
大和田 ラジオの後半は、ゲストキャラクターを演じた方と3人の誰かが一対一でトークしています。新しい出会いや発見があって、私たちも嬉しいですね。
――最後にこのコンテンツを通じて今後やってみたいことや、夢・願望を語ってください!
若松 はい! 旅行がしたいです。
黒木 本当にただの願望じゃん! 旅行を『創彩少女庭園』とどうやって繋げるのかな?
若松 コンテンツツーリズム的な……。ボイスドラマで旅行の身支度する話もありましたし! 地域活性化しつつ、私の旅行したい欲を叶えられたらなと(笑)。
黒木 なるほど(笑)。例えばコトブキヤさんの本店がある立川はみどりが豊かなので、プラモデルを持ってその周辺をロケするっていうのはいいかもしれないね。遠出にはならないけど。
若松 なるほど! それもやりたいですが、私は温泉旅行もしたいですね。
黒木 その場合は、私抜きでお願いします。
若松 却下されてしまった!
黒木 (笑)。私はコトブキヤさんをもっと盛り上げていきたいので、例えばコトブキヤさんの店内で3人が職場体験しているみたいなボイスドラマをやってみたいです。お店の情景が思い浮かぶような物語であれば、ファンの方も現地に足を運んだときに楽しめる気がするので!
若松 すごい。たぶんこういう答えが求められていたんだ。さすがです!
黒木 大丈夫よ、来海ちゃん。私も6年目にして、ようやくこういうコメントができるようになったんだから(笑)。君はまだまだこれから!
若松 その言葉を励みにして頑張ります!
大和田 私は、今は難しい状況ではありますが、いつかはリアルイベントをやりたいですね。プラモデル合宿とか、イベントでみんながプラモデルを黙々と作るとか。とにかく、いつも応援してくださっている方々と「プラモデル仲間」だと実感できる機会が欲しいです。いつか実現したいですね!
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和気あいあい。楽しいインタビューでした【画像クリックでフォトギャラリーへ】
取材・執筆=M.TOKU
プロフィール
若松来海【わかまつ・くるみ】9月1日生まれ。スターダストプロモーション所属。主な出演作は、ゲーム『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』篠目ヨヅル役、『BanG Dream!』ほか。
大和田仁美【おおわだ・ひとみ】3月23日生まれ。青二プロダクション所属。主な出演作は『BLUE REFLECTION RAY/澪』白樺都役、『私に天使が舞い降りた!』種村小依役、『はねバド!』羽咲綾乃役など。
黒木ほの香【くろき・ほのか】10月21日生まれ。スターダストプロモーション所属。主な出演作は、ゲーム『アイドルマスター シャイニーカラーズ』大崎甘奈役、『闘神機ジーズフレーム』ウォン・リム・イー・チェン役など。
(C) KOTOBUKIYA