
漫画『半神戦士スパルタン』は、2020年4月に始まった、Instagramで投稿されている漫画では珍しいバトル漫画。一人の少年がギリシャ神話最強の英雄であるヘラクレスの加護を受けて、半神戦士スパルタンになり、ペルシャ超帝国からギリシャを救う英雄となる物語である。
今回の企画では、漫画の登場人物の男性も女性も著名人一人が演じていく。加えて、効果音までも口で表現するという。本企画第2弾は、様々なタイプの熱い心をもつヒーロー役で魅せる声優・榎木淳弥が第35話を担当。この度、収録後に作品や収録について、本人にお話を聞いた内容が到着したので紹介する。
――まず、第1弾の関智一さんにも同じ質問をしているので、同様に質問させていただきますが、Instagramで漫画が連載されており、漫画は人気コンテンツであるというのはご存知でしたでしょうか?
Instagramをやってないので、どういうものかっていうのも詳しくなくて……漫画が載ってるっていうことも知らなかったです。
――そうなんですね。今回、Instagramで展開している漫画の中でも珍しいバトル漫画『半神戦士スパルタン』をたった一人でキャラクター、さらにナレーション・効果音までも演じてもらいましたが、役割も超える演じ分けの収録いかがでしたでしょうか?
楽しく演じさせてもらいました。普段、声を変えて芝居しないというのを意識してやっているので。変えないことで、芝居をすることを大切にしてやってたんです。
今回はそれじゃあちょっと成立しないと思って変えています。
多分朗読っぽくやればそれでも成立すると思うんですけど。きっちり差分があったほうがいい内容だったので、自分が普段やってない演じ方でやって、新鮮で楽しく収録させていただきました。
――そうだったんですね。すっと収録されたので、慣れているのかなと勝手に思っていました。
普段、声を変えて演じるという手法を選択してないだけで(笑)。この収録はどんな感じにはなるのかなと思ってましたし、興味はすごくあったので、楽しかったです。
でも僕の場合、リアリティがなくなっちゃうなって。
――リアリティというのは? 演技にということでしょうか?
そうですね。僕は自分自身でやることで、演技でもリアリティが出ると思っているんです。もちろん、変えてもだせる方もいますけど、僕はそういうタイプではないんです。
だからその分、普段はやらないことを今日はやれて楽しかったなと。
――なるほど。
効果音も、声でやることってそうそうないですからね。どう強弱付けてやろうかな……って考えていたんです。そうしたら、結構効果音って漫画に書いてあるんだなあと気づきました。漫画の効果音って、普段はそこまで意識して読んでなかったんだなと。
――そんな普段とはちがう演じ分けや効果音を収録いただいたわけですが……1話分演じてみて『半神戦士スパルタン』で気になったポイントはございましたか?
そのまま歴史をベースにして作っている漫画だから、読み進めていくうちに神話とか歴史とかに詳しくなっていけるのかなと。
あとは、やはり、演じてみて気づいた効果音。『半神戦士スパルタン』は結構派手な攻撃したときの効果音が結構ガッチリ載っているので、読みながらそういう音も漫画の状態でも想像しながら読んだらなんか臨場感があって面白いだろうなって思いました。
――効果音、大注目ですね。次の質問ですが、マンガ内に「スパルタ教育」の語源になった兵士養成のために死者もだすくらいの厳格な軍事訓練や教育がでてくるのですが、榎木さんの中で、これはスパルタな訓練に負けないくらい、きつかった!というエピソードありましたら教えてください。
部活…ですかね。高校生の時、剣道部だったんです。すごい厳しい部活で軍隊みたいな感じでした。昔なので、結構竹刀で叩かれるようなスパルタでしたね。
――それは、今は絶対ダメな、かなりのスパルタな指導ですね……。恐ろしいです。最後に、本インタビューと『半神戦士スパルタン』マンガ動画をみてくださるユーザーに一言お願いします。
漫画のコマを見ながら音声をきいていただくことで、作品の臨場感を感じられるかなと。効果音も自分の声でやっているのでそこも含めて、漫画の奥行みたいなものも感じていただけたら幸いです。
【作品概要】
原作:DLE
シナリオ:山﨑佐保子(脚本家:ドラマ「ラブホの上野さん Season2」など)
作画:ポテトルス
連載:Instagramにて8P×週1回土曜日配信
(C)DLE