舞台版クラリス役・沖なつ芽さんを紹介! 舞台「新サクラ大戦 the Stage」花組キャストインタビュー【第1回】 | 超!アニメディア

舞台版クラリス役・沖なつ芽さんを紹介! 舞台「新サクラ大戦 the Stage」花組キャストインタビュー【第1回】

2020年11月19日(木)に幕を開けることになる「新サクラ大戦 the Stage」! 今回から舞台版花組キャストをひとりずつ迎える連載インタビューを開始。『サクラ大戦』シリーズへの想いなどを伺いながら、舞台「新サクラ大戦 the Stage」の魅力に迫ります。

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 いよいよ2020年11月19日(木)に幕を開けることになる舞台「新サクラ大戦 the Stage」! コロナ禍の影響で3月の本番直前に公演自粛が決定、延期することになった舞台が、ついに始まります! そこで今回から舞台版花組キャストをひとりずつ迎える連載インタビューを開始! 『サクラ大戦』シリーズへの想いなどを伺いながら、舞台「新サクラ大戦 the Stage」の魅力に迫ります。そして彼女たちが気になった方は、劇場&配信で公演を見よう! 公演チケット好評発売中!

クラリス役・沖なつ芽

ずっと公演再決定を夢見て、必ず上演すると信じていました


――最初のキャスト発表の際、「憧れのサクラ大戦の世界」とツイッターに書かれていましたが、『サクラ大戦』については以前からご存知だったのでしょうか?

 小さいときに、再放送を観ていたのかビデオを借りてきていたのかは忘れてしまったのですが、『サクラ大戦』のアニメを観ていました。
 かわいい女の子たちが戦闘服を着て敵と闘うという世界観が好きでしたし、主題歌の「檄!帝国華撃団」がとにかくカッコよくて大好きだったので、昔からカラオケに行くと必ず「ゲキテイ」を歌っていました。
 歌謡ショウも映像で観たことがありました。

――ちなみにどの歌謡ショウでしたか?

 最初に観たのは「新・愛ゆえに」でした。高校生のときに観たのですが、真宮寺さくらさんとマリアさんが歌う「新・愛ゆえに」が強烈に印象に残っていたのでずっと憶えていました。マリアさん演じるオンドレ様の、胸が苦しくなるような切ない表情と歌声が、本当に素敵でかっこよかったです。
 ほかにもいくつかの公演を観ましたが、歌謡ショウはお客様との一体感がすごくあって、会場全体が『サクラ大戦』への愛でひとつになっているような、そんな会場の空気、熱気が画面越しにも伝わってきました。

――そんな新しい舞台「新サクラ大戦 the Stage」に、クラリス役で出演されることになりました。クラリス役に決まったときのことを教えてください。

 オーディションには田中公平先生もいらっしゃって、最初にお話ししたように小さい頃『サクラ大戦』のアニメを観ていたというお話をしたら「君はいくつだ」とツッコまれました(笑)。
 「檄!帝国華撃団<新章>」のほうではありますが、田中先生の前で「ゲキテイ」を歌うというのは本当に緊張しました。声も手も震えてしまっていたのを憶えています。
 台詞審査では最初にアナスタシアの台詞を読むように指定されました。その後、田中先生が「クラリスも読んでみて」と仰って、クラリスの台詞も読みました。
 絶対に受かりたい、『新サクラ大戦』の舞台に出たいと思っていたので、クラリス役に決まったと聞いたときは、涙が出るほど嬉しかったです。

――ということは、公平先生が沖さんの中にクラリスを感じて、クラリスへ導き、沖さんもそれに応えて役を掴んだという流れなんですね。わりと運命的ではないかと思います。決まったあと、公平先生と何かお話はされましたか?

 本当に運命的な何かを感じました。もし、あのときアナスタシアの台詞を読むだけで終わっていたら、『新サクラ大戦』の舞台に私は立てていなかったわけです。平湯(樹里)さんというリアルアナスタシアがいらしたんですから。今あのときのことを思い出してもドキドキします。
 田中先生は私のこともよく、リアルクラリスと呼んでくださいます。
 私をクラリスに選んでくださった皆様の期待に応えられるよう頑張ります。

クラリス役・沖なつ芽

――ゲーム『新サクラ大戦』も遊ばれたようですが、クラリスというキャラクターはいかがでしたか?

 見た目とのギャップがたくさんあって、すごく面白い子でした。
 お嬢様らしい大人しそうな子なのに、自分の好きなもののことになると、周りも見えないほど夢中になって。脚本を書くのに一生懸命になるあまり、神山さんにデートを申し込むなんてすごく大胆なことをしたり、けっこう毒舌だったり……。
 ゲームをプレイしてクラリスというキャラクターが大好きになりましたし、舞台で演じられることがとても嬉しくて、ますます楽しみになりました。
 あと、こいこい大戦でクラリスと対戦するのが好きです。とっても癒されます。

――アニメ『新サクラ大戦』もご覧になられていましたが、いかがでしたか?

 第一話から早速、神山さんに対してクラリスの毒舌が披露されていたのが面白かったです。
 第五話のあざみとクラリスの凸凹探偵は、本当に可愛らしいエピソードでしたね。でも可愛らしいだけでなく、2人の息の合った戦闘シーンも見ものでした! 落ちてくるクラーラとあざみを受け止めた、クラリスの大胆なヘッドスライディングも凄かったです(笑)。
 ゲームではまだ自分の力や花組を信じ切れていなくて悩んでいましたが、アニメはゲームの後のお話なので、重魔導に対する考え方も変わり、花組に対する信頼感や絆も強くなって、ゲームよりもクラリスの素の部分というか、そういうところもたくさん出ていたように思います。
 ゲームでは知ることのできなかったクラリスの一面がたくさん見られたので、舞台でクラリスを演じる際にも参考にしたいと思います。

新サクラ大戦

――その舞台についてですが、まずはほかの花組キャストを知ったときの印象から教えてください。

 ほかの花組キャストを知ったのは、「サクラ大戦 帝劇宣伝部通信」でキャストが発表されたときでした。そのとき皆さんのキャラビジュアルを見て、それぞれ完成度がすごく高くて感動しました。どんな女優さんが演じられるのか気になって調べたりして(笑)、早く皆さんに会いたいなとずっと思っていました。
 初めて全員に会ったのは、お稽古が始まる前に行っていた歌のレッスンの初回です。みんな歌が上手くて、すごく刺激になりましたし、初回から明るく良い雰囲気でレッスンが出来て、とても楽しかったです。年齢も近いので、チームワークの良い作品を作り上げられると思いました。
 (東雲)初穂役の高橋(りな)さんとはビジュアル撮影のときに、ご挨拶だけしたのですが、そのときは初穂の姿だったんです。それがとっても似合っていたので、「初穂に似て、ちゃきちゃきした女の子なのかな」と勝手に思っていたんですね。でも実際には、花組キャストの中で一番おっとりしている女の子らしい人でした。

――ほかにもキャラとのギャップを感じたり、逆にキャラそのまんまみたいな部分を持ったキャストさんはいらっしゃいますか?

 ゲームの中で花組のみんなはアナスタシアから芝居やダンスのレッスンを受けていましたが、私もお稽古中アナスタシア役の平湯さんにダンスでわからないところなどをよく教えてもらっていました。
 花組の中のお姉さん的存在で、みんなの事をよく見ていてくれてアドバイスをくれる平湯さんは、本当にアナスタシアのようです。

――サクラシリーズといえば歌ですから、かなり高いレベルを求められたと思いますが、どのようなことがありましたか?

 稽古開始の1ヶ月ほど前から、花組全員でも個人でも歌のレッスンを行なっていました。
 田中先生からも歌唱指導の鎮守(めぐみ)先生からも、歌い方についてかなり丁寧にディレクションをしていただきました。田中先生が自ら歌って教えてくださることも多かったです。「ここはこういう風なイメージで……」など、たくさん指導をしていただきました。

――クラリスはゲーム・アニメ版キャストの早見沙織さんの歌唱力に合わせて、「輪舞」ではすごく細かい音階が使われていたり、「檄!帝国華撃団<新章>」の歌割りでも特に難しいところが割り当てられています。楽曲についてはいかがでしたか?

 田中先生の曲はどれも正直難しいです! でも、とってもかっこいいんです! どの曲も歌っていて本当に楽しくて、歌えるのがすごく幸せです。そのかっこよさを観ていただく皆様へ丁寧にお届けできるように頑張ります。
 舞台では、舞台オリジナルの楽曲もあります。こちらも壮大で素敵な曲なので、ファンの皆様にはぜひ楽しみにしていただきたいです。

――稽古はいつも遅くまで、かなり力を入れて行っていたことが、ツイッターを通して伝わってきました。稽古中のエピソードをいくつか教えてください。

 毎日お稽古が始まる前に、花組で集まって必ず5人で歌う曲を練習していました。殺陣やダンスをしながらきちんと歌えるようにするために、「新ゲキテイ」を花組で一列になって稽古場の中を走りながら歌うという練習をしていました。
 お稽古が終わった後も、毎日みんな残って自主練習をしていました。個人でそれぞれ練習することもありましたし、花組で「あの曲やらない?」と話し合って、曲をかけてもらって練習していると、芽組の皆さんもどんどん参加してくださって、結局ほぼ全員くらいの人数になっていることもよくありました。
 ダンスでも殺陣でも、花組と芽組どうしが信頼しあってやらないと、上手くいかなかったり怪我に繋がったりしてしまいます。だから稽古が終わった後も誰かが声を掛けるわけでもなく、自然と集まってそうやってダンスや殺陣の自主稽古が出来ていたのは、全員が同じ方向を向いて頑張ろうと気持ちがひとつになっていた証だと思います。







(新サクラ大戦 the Stage【舞台公式】@ShinsakuraStage ツイッターより今年2月の稽古時のツイート)

――本来は3月公演の予定が、本番直前に公演自粛と決まり、本当にショックだったと思います。このときの状況やお気持ちを教えてください。

 公演自粛と聞いてもなかなか実感が湧きませんでした。悲しいというよりも、何だか悪い夢を見ているみたいで、しばらくぼう然としてしまったのを憶えています。
 でも中止ではなく延期だから、「いつか必ず舞台に立つんだ。だからそれまでにもっともっと作品を良くするための時間を与えられたんだ」と思って、前を向いて頑張ろうと思いました。
 公演自粛を発表したときも、サクラ大戦ファンの皆様には「サクラファンは10年以上待っていたんだから、舞台も待っている」というような暖かい言葉もたくさんかけていただいて、すごく支えられましたし、絶対に素晴らしい舞台にしてファンの皆様に喜んでいただこうという気持ちがより一層強くなりました。

――仰る通り、「サクラ大戦ですごいのはファンの愛情」とは良く言われます。今回も公演日程に合わせてツイッターで「#エア新サクラ大戦thestage」のタグが盛り上がりました。あのときはいかがでしたか?

 舞台初日になるはずだった日に、たくさんのファンの方が「#エア新サクラ大戦thestage」や「#がんばれ帝国華撃団」のタグをつけて呟いてくださっているのを見たときは、ものすごく感動しました。
 中にはまるで本当に公演を観てきたようなリアルな感想を書いてくださっている方や、草月ホールまで行って写真を撮ってくださっている方たちもいらっしゃって、サクラ大戦ファンの皆様の愛はとてもとても深いんだなと感じました。
 公演自粛になったときも、サクラ大戦ファンの皆様にはすごく支えられましたし、まだクラリスを演じている姿を皆様にお見せしていないにも関わらず、舞台版のキャストとして発表されてから今まで、愛情を持ってずっと応援し続けてくださっている皆様には感謝しかありません。ありがとうございます!

クラリス役・沖なつ芽

――遂に公演日程が11月19日からと決まりました。最初に公演再決定を聞いたときは、どんな感じになりましたか?

 ずっと公演再決定を夢見て、必ず上演すると信じて、公演再決定の知らせが来る前から、舞台『新サクラ大戦』のことを考えていました。なので、本当に言葉に言い表せないくらい嬉しかったです!
 もちろん花組のみんなとも連絡を取り合って喜び合いました。

――これからまた稽古が始まります。全員が大変な思いをして、心から願って、やっと実現する舞台です。稽古場に入った瞬間から、全員の顔つきが前とは違うでしょう。どんなものを持って、稽古場に入りたいと思いますか?

 全員が公演再決定を待ち望んできたので、最初から高い意識を持って稽古に臨めると思います。全員で集中して、以前作っていたものを更にレベルを上げて、素晴らしい舞台を作っていきたいです。
 クラリスに関しても、以前はゲーム、小説、コミックを参考にしていましたが、それに加えてアニメでもクラリスというキャラクターをより深く知ることができました。ですから、前よりもさらに魅力的にクラリスを演じられるように努力します。
 そして、サクラ大戦ファンの皆様も本当に公演再決定を心待ちにしてくださっていたと思います。必ず皆様の期待に沿えるようにというか、期待以上のものをお見せできるように、キャスト、スタッフ全員で一丸となって頑張ります!

[構成/帝劇スタ夫]

プロフィール
沖なつ芽【おき・なつめ】1994年9月25日生まれ。神奈川県出身。トキエンタテインメント所属。舞台「Collar×Malice -岡崎契編-」菅原理香役、ドラマ「そして、ユリコは一人になった」村上恵麻役ほか

公演情報


舞台「新サクラ大戦 the Stage」

公演日程
2020年11月19日(木)~11月23日(月・祝)全9公演
※公演回数・日時は変更の可能性があります。

会場
ヒューリックホール東京
〒100-0006 東京都千代田区有楽町2丁目-5-1 有楽町マリオン11F 阪急メンズ東京側

公演スケジュール
11月19日(木)18:30~
11月20日(金)13:00~、18:30~
11月21日(土)13:00~、18:00~
11月22日(日)13:00~、18:00~
11月23日(月・祝)11:30~、16:30~
※23日の2公演は会場での公演に加えて「生配信」も実施致します。
※客席開場は開演の60分前を予定しております。

出演者
天宮さくら:関根優那
東雲初穂:高橋りな
望月あざみ:寒竹優衣
アナスタシア・パルマ:平湯樹里
クラリス:沖なつ芽

神崎すみれ:片山萌美

神山誠十郎:阿座上洋平(声の出演) ほか
※出演者は変更になる可能性がございます。

スタッフ
原作: 「新サクラ大戦」(株式会社セガ)
シリーズ原作: 広井王子
音楽: 田中公平
演出/脚本: 伊藤マサミ
美術: 乘峯雅寛
舞台監督: 寅川英司
照明: 斉藤嘉和 大波多秀起
音響: 前田規寛(ロア)
中越遙香(エスイーシステム)
映像: 川崎貴司 ジュリアジャパン
衣裳: 八重樫伸登
ヘアメイク: 木村美和子
特殊造形: 林屋陽二 鈴木雪香 長谷部美月
歌唱指導: 鎭守めぐみ
歌唱指導助手: 平岡由香
音楽制作: 當眞一
振付: 小沢いくみ(avex proworks)
芝居パート振付: 山田せいら
殺陣指導: 芹澤良
殺陣補佐: 常光博武
小道具: 小山内ひかり
宣伝美術: 五島英一
演出助手: 高島大輝

制作:Office ENDLESS
主催:エイベックス・ピクチャーズ株式会社

チケット
【一般席】
チケット価格:7,800円(税込/全席指定)
来場特典:キャスト直筆サイン入りブロマイド(サイズ:L判)
※関根優那、高橋りな、寒竹優衣、平湯樹里、沖なつ芽、いずれか1名の直筆サインが入ります
※ブロマイドは全5種類となります
※絵柄は選べません
≪公式HP最終先行抽選受付≫
受付期間:2020年10月2日(金)18:00~10月8日(木)23:59
当落発表・入金期間:10月10日(土)18:00~10月14日(水)23:59
URL:http://r-t.jp/sakurataisen_stage

【生配信】
◆2公演配信チケット◆
チケット価格:6,300円(税込)
・11月23日(月・祝)の2公演を視聴可能
 ※11:30~の部については、アフタートークまでご視聴いただけます。
・2公演のアーカイブ視聴可能(対象公演終了後~11月23日(月・祝)23:59)
・「花組」お見送り特典映像(配信限定・2公演分)
受付期間:2020年9月18日(金)18:00~11月23日(月・祝)12:00

◆1公演配信チケット【11:30~の部】/【16:30~の部】◆
チケット価格:各3,500円(税込)
・11月23日(月・祝)の各1公演を視聴可能
 ※11:30~の部については、アフタートークまでご視聴いただけます。
・各公演のアーカイブ視聴可能(対象公演後~11月23日(月・祝)23:59)
・「花組」お見送り特典映像(配信限定・各1公演分)
受付期間:
【11:30~の部】2020年9月18日(金)18:00~11月23日(月・祝)12:00
【16:30~の部】2020年9月18日(金)18:00~11月23日(月・祝)17:00

受付URL:https://secure.live.nicovideo.jp/event/lv328075991
※配信チケットの受付URLは3種共通となります。

お問い合わせ先
【公演に関するお問い合わせ】
「新サクラ大戦 the Stage」公演事務局(平日11時~18時)
03-6280-4670

【チケットに関するお問い合わせ先】
楽天チケットカスタマーサポート 050-5893-9366(平日10時~17時)

メール https://ticket.rakuten.co.jp/inquiry
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