「八男って、それはないでしょう!」ヒロインのひとり・ルイーゼを演じる三村ゆうながインタビュー企画「Megami’sVoice」に登場!【インタビュー】 | 超!アニメディア

「八男って、それはないでしょう!」ヒロインのひとり・ルイーゼを演じる三村ゆうながインタビュー企画「Megami’sVoice」に登場!【インタビュー】

読者に人気のアニメ作品から、期待の声優に作品や役柄について語ってもらうインタビュー企画「Megami’sVoice」。2020年5月号には、『八男って、それはないでしょう!』でルイーゼを演じる三村ゆうなが登場。「超!ア …

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 読者に人気のアニメ作品から、期待の声優に作品や役柄について語ってもらうインタビュー企画「Megami’sVoice」。2020年5月号には、『八男って、それはないでしょう!』でルイーゼを演じる三村ゆうなが登場。「超!アニメディア」では、本誌で紹介できなかった部分も含めた、ロングインタビューをお届けする。

三村ゆうな

毒舌ではあるけれど嫌みにならないように

――『八男って、それはないでしょう!』という作品の第一印象は?

 あまりライトノベルを読まないほうだったので、難しい世界観なのかと思っていました。それから、異世界転生と聞いて、主人公がオレ様街道をばく進する話なのかとも思っていたんです。でも、原作を読んでみると、知らない土地にやってきた主人公のヴェルが、着実に歩んでいくストーリーで、設定もしっかりと描かれていて、入り込みやすかったです。
 物語が進むと、だんだんとヴェルが兄弟に立ち向かっていく姿も描かれるんですが、逆境の中で彼が成長していく姿も楽しめました。

――その段階でのルイーゼに対する印象はどうでしたか?

 とにかくお調子者(笑)。自分と似たところもあって、オーディションの段階からセリフに気持ちを乗せやすかったです。

――そんなルイーゼのどんなところが魅力的だなと感じていますか?

 先の展開でヴェルの気を引くため「お色気側室大作戦」を練るんです。本人は大真面目にお色気モードに入っているつもりなんですが、それが人から見るとずれていて。そのずれたところがすごくかわいいんです。本人はとても一生懸命だし、裏表のないまっすぐな性格。考え方が大胆で、突飛な発言をするところも好きです。それから、妹っぽい感じも魅力的なところかな。

――ルイーゼを演じる際に、どんなことを心がけていますか?

 ルイーゼは背が小さく幼児体型でかなり幼く見える一方で、毒舌なところもあるんです。なので、その外見の印象を損なわないよう、嫌みな感じにならないようにというのは特に意識しました。ねちっこく言うのではなく、カラッと明るくを心がけました。
 彼女自身は、陪臣家の三女ということでそしりを受けている部分もあるし、それもあってのし上がりたいという気持ちも抱えている。でも、暗い話ではなく、コミカルさが強いので、あまり深刻に演じすぎないようにしています。

――ルイーゼは「魔闘流」という格闘術の使い手でもありますが、戦う演技で難しかったことはありますか?

 相手と戦うときの息づかいって、普段の生活ではまず出てこないんです。ですから、格闘術のシーンでの息の使い方は家で練習しました。ただ、どれが正解かわからないので、試行錯誤して。そこは難しかったところですね。

――ヴェルを取り巻くほかの女の子たちの印象を教えてください。

 エリーゼ、イーナ、ヴィルマの3人に共通するのは、芯がしっかりとあるところ。ヴェルは魔法の才能にあふれているけれど、彼に頼り切るわけではなく、一緒になって戦おうとするところが素敵だなと思います。エリーゼに関しては、個人的にはおっぱいが好みです(笑)。彼女はヴェルとはビジネスライクな関係だったのが、一緒に行動するうちにどんどん人間らしくなっていって、ひとりの女の子として彼に心を開いていくところがかわいいですね。
 ルイーゼの幼なじみのイーナは、真面目な優等生なんだけど、ルイーゼにそそのかされがちなところが好きです。毎回、ルイーゼに押し切られている姿を見ると、ちょろいなと(笑)。ヴィルマは、ルイーゼ以上の妹キャラクター。M・A・Oさんの演技がほんわかしていて、庇護欲をそそられます。ヴィルマと対すると、ルイーゼもお姉さんのように振る舞えてうれしかったです。

――主人公のヴェルについては、どんなところが魅力的だと感じますか?

 懐が広いところです。彼は元々現代日本から異世界に転生してきたんですが、異世界の文化やしきたりを素直に受け入れてくれる。例えば、異世界は側室制度があるけれど、それをそういうものなんだと理解してくれるところがすごく素敵ですね。

――ルイーゼとは似ているというお話でしたが、まったく似ていない部分はありますか?

 ルイーゼはヴェルに好意を寄せて、ぐいぐい迫れますが、私は好きな相手にはあそこまで迫れません(笑)。

ルイーゼ

――メイン以外で、気になっているキャラクターはいますか?

 ヴェルの忠臣となるローデリヒは、キャラクター性というよりイントネーションがどうなっているのかで一時期スタジオ内で話題になりましたね。イーナ役の小松未可子さんが「チューリッヒと同じイントネーションだよ!」と言い出したこともあって、すごく強烈に覚えています。キャラクターとして個人的に好きなのは、ヴェルのお兄さんで、バウマイスター家の三男・パウルです。これはもうビジュアルが好きで(笑)。ちょっと影のあるところがすごく素敵だなと思います。

――アフレコでは、スタッフからどんな指示がありましたか?

「明るく」という指示を時々いただいたくらいで、ほとんどなかったですね。ただ、指示ではないんですが、みんな「遊んで」と言われることは多かったです。「アドリブを入れて遊んでいこう」と。ヴェル役の榎木淳弥さんが率先して面白いアドリブを入れていくので、つられてみんなも結構ふざけるようになっていました。

――アフレコ現場はすごくにぎやかそうなイメージです。

 やかましかったです(笑)。本番前のテストで、とにかくみんなが遊びまくるんですよ。それこそ、ガヤでも遊んじゃって。第1話だと、男性だけが開拓作業をしているシーンが出てきて、そこは「男性だけでガヤを」と言われていたんですね。女性キャストは待機だったのに、隣に座っていたエリーゼ役の西明日香ちゃんが、掛け声や掘削機の音を入れ始めちゃって(笑)。よく耳を澄ますと、西明日香発の掘削音が聞こえるかもしれませんよ(笑)。

――では、最後に物語冒頭の見どころを教えてください。

 よく第1話だけを見て視聴をやめてしまう「1話切り」なんていう言葉もありますが、面白いかどうか、とにかく全話を見てみてほしいです。この作品は、ヴェルの成長物語で、彼がどんな大人になっていくのかは1話だけじゃわからないんです。
 それに、ヒロインたちは第3話、第4話とどんどん活躍するシーンが増えていきますので、まずはヒロインたちの活躍を、そしてそのまま最終話まで見ていただけたらと思います。最後まで見ていただけたら、1話切りしなくてよかったと言っていただける、そんな素敵な作品になっています。

MegamiにQuestion

Q.チャームポイント

A.愛されほっぺ
 頬を引っ張るとものすごく伸びるんです。昔はコンプレックスでもあったんですが、赤ちゃんや子どもの頬がまさに同じようなフォルムだと気づいて。それからは吹っ切れて、愛されほっぺだと思えるようになりました。

Q.ニックネーム

A.みむたん
 三村をもじって「ムーミン」と言われていた時期も少しだけありましたが、ほぼニックネームがなくて。『八男って、それはないでしょう!』の現場で、西明日香ちゃんが「みむたん」と呼んでくれるようになりました。ただ、今のところこう呼んでくれるのはあっちゃん(西明日香)だけです(笑)。

Q.自分の声の特徴

A.やかましい(笑)
 笑い声がうるさい自覚はあります。あと、お酒を飲むと声の大きさが3倍になります。

Q.自分の性格

A.おしゃべり好き
 4歳のころからお仕事をしていて、大人と話すことに抵抗がなかったせいか、大人になっても人見知りをしないんです。なので、初対面の人でも話しかけていいオーラが出ていたら、積極的に声をかけにいきます。

Q.今、ハマっている趣味

A.お酒!
 スタジオに行く途中に雰囲気の良さそうな居酒屋を見つけて、アフレコ帰りに2~3杯飲んで帰るのが楽しみです。ただ、先日「タランチュラ」というお酒を飲んだとき、2杯目までは覚えているんですが、それ以降記憶がなく、気がついたら家で(笑)。一緒に飲んでいた友達にそのことを話したら、「あのあと5杯飲んでいたよ」と言われてビックリしました(笑)。

Q.ルイーゼの格闘術のように「得意」なことは?

A.即席料理
 冷蔵庫に入っている材料で、料理が作れます。食べることも好きなので、家でお酒を飲むときは自分でおつまみを作るんですね。なので、即席でメニューを考えられます。ほぼなんでも作れるので、逆に得意料理と言われると困ってしまうくらいです。

Q.ヴェルのような人と出会ったらどうすると思う?

A.話しかけにいきます!
 ヴェルは魔法の才能があるせいで、最初は周囲からも距離を置かれがちですが、私は気にせず話しに行っちゃうと思います。ただ、自己紹介で滑っているところを見たら、「滑ってたじゃん」と言ってしまいそうなので、相手からは嫌がられるかも(笑)。

Q.本作のキャッチフレーズ

A.女の子よりどりみどり!
 ヒロインたちのキャラクターにかぶりがないので、きっと、あなたの好みの子が確実にいます!

取材・文/野下奈生(アイプランニング)

Profile
三村ゆうな
【みむら・ゆうな】12月12日生まれ。大阪府出身。劇団ひまわり所属。主な出演作は、『アイカツオンパレード!』一ノ瀬かえで役、『はねバド!』泉理子役など。

TVアニメ『八男って、それはないでしょう! 』作品情報
【放送日】4月2日から毎週木曜夜10時30分よりTOKYO MXほかにて放映
【あらすじ】
ある日、なぜか異世界の貧乏貴族の八男・ヴェンデリン(通称ヴェル)に転生してしまったサラリーマンの一宮信吾。自身に魔法の才能があると知った彼は、それを武器に困窮した生活からの脱却を目指していく。

TVアニメ『八男って、それはないでしょう! 』公式サイト
http://hachinan-anime.com/

(C)Y.A/MFブックス/「八男って、それはないでしょう! 」製作委員会

《超!アニメディア編集部》
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