
みんな大好き、『ルパン三世』の長編アニメ映画が23年ぶりに公開されました。待ってました! タイトルは『ルパン三世 THE FIRST』ですが、この“THE FIRST”はおそらくルパン1世のことを指すのでしょう。私は公開初日に観てきましたが、ルパンの祖父に対する思いが伝わってくる作品に仕上がっていました。
映画では例によってルパン一味が大活躍。なかでもキャラが立っていたのが、石川五ェ門です。アニメ版ではおなじみの斬鉄剣を手に疾走します。この斬鉄剣は作品ごとに設定が変わります。今回の映画では、刀が「あるモノ」からできているということで、ルパンたちが宝に近づくために重要な役割を果たしました。
たいがいのものは一刀両断してしまう“斬鉄剣”。斬鉄剣に限らず、刀には不思議な力があるものです。魔除けの力があるなんて言われることもありますが、刀でオバケを斬ったという話も少なくありません。
たとえば“鬼切・鬼丸”です。南北朝時代の軍記物語『太平記』にも登場しますが、北条時政を悩ましていた鬼の首をすっぱり斬り落としたとあります。また、かの有名な武将・渡辺綱が“鬼切”を使い、毛むくじゃらの指が3本ある、熊の手のような鬼の腕を切り落としたとも書かれています。
刀で斬ることができるのは、鬼だけではありません。源頼光が土蜘蛛の精を切ったとされる“蜘蛛切”なども有名です。調べてみると、そのほかにもいろいろなバケモノを斬ったといわれる刀の話が見つかります。
人の手で作り出された刀には、ひとつひとつにストーリーが生まれるものです。オバケを斬れる刀があっても不思議ではない……のかもしれません。五ェ門の愛刀である斬鉄剣は、銃弾はもちろん、流れ星や雷まで斬ることができます。なぜかこんにゃくだけは斬ることができないという設定もありますが、勢いでオバケくらいは退治できてしまいそうですね。
みなさんも『ルパン三世 THE FIRST』での斬鉄剣の描かれ方に注目しながら、映画を楽しんでみてはいかがでしょうか。またつまらぬものを斬っているのかどうか……要チェックですよ!
