人気作や新作アニメを20タイトル以上放送するＢＳ日テレの2020年1月期アニメ編成発表会見が2019年12月17日(火)に日本テレビタワーにて行われた。登壇者は株式会社ＢＳ日本 代表取締役社長・中山良夫、取締役編成局長・松岡至、編成局編成部長・山田和輝、声優の鈴木達央、七海ひろき、愛美、鬼頭明里。また、特別ゲストとして、プロレスラーの木村花も出演した。なお、司会はアニメ好きを公言する日本テレビアナウンサー・伊藤遼が務めた。
BS日テレのアニメ編成に関する記者会見の様子
会見がスタートするとまずは、中山社長が挨拶。まずはBS日テレの視聴者層について、イメージも実際のデータでも比較的高い年齢層が視聴していることについて触れつつ、工夫次第で30代までの若い層へもアプローチできる、共存できるのではとコメント。その取り組のひとつとして、深夜帯(本稿では23時以降と定義)でアニメを放送する「アニメにむちゅ～」枠を作ることとなった、と言葉にした。
結果としては「TwitterなどのSNSが編成前に比べると(フォロワーが)倍以上になっています。アニメのパワーというものを日々実感しています」と報告。さらに、「微力ながらアニメ文化への貢献もできれば」と取り組みを強化していくことを表明し、「LINEマンガ」の将来有望なプロの漫画家を輩出することを目的とした「フロンティアデビュープログラム」に参加している作品をアニメ化することを発表した。その第一弾として展開するのは同プログラムに参加している『困ったじいさん』。本作を2020年4月よりアニメ化することも会見で明かした。
続いて登壇した編成局長の松岡は「アニメを観るならBS日テレというイメージをつけたい」と意気込む。また、編成部長の山田は「アニメにむちゅ～」について説明を行った。
「アニメにむちゅ～」はBS日テレの23時以降の放送枠として、アニメをメーンにアイドル、コスプレ、女子プロレスリングなどに力を入れていく放送枠。2019年4月に放送されたアニメは6作品のみだったが、同年10月時点で放送番組は20作品に拡大。『新世紀エヴァンゲリオン』『ジョジョの奇妙な冒険』など人気作がラインナップされている。こういった名作が放送されているのが好評な一方で、新作アニメが2作品のみだったことから、視聴者から意見が届いたという。そこで、2020年1月からは30分アニメの新作を6作品と1分のショートショートアニメ1作品に増やすことになったと山田は言葉にした。
今回放送されることになったのは、『ソマリと森の神様』『虚構推理』『ケンガンアシュラ』『はてな☆イリュージョン』『BanG Dream! 3rd Season』、『number24』、そして1分アニメの『まるまるマヌル』。会見では、『ソマリと森の神様』シズノ役の七海、『虚構推理』岩永琴子役の鬼頭、『ケンガンアシュラ』十鬼蛇王馬役の鈴木、『BanG Dream！ 3rd Season』戸山香澄役の愛美に加え、2020年1月2日(木)よりスタートする女子プロレス「STARDOM」の番組「Wr are STARDOM!!」より木村が特別ゲストとして登壇し、作品の見どころなどを語るトークセッションを行った。
トークセッションのあとには、会見の『締め』ということで、プロレスラーの木村が実際に中山社長を『締め』る流れに。わりとガチめにプロレス技をかけられた社長は「痛いですね」と率直な気持ちを吐露。最後まで穏やかな空気のなか、会見は終了となった。
「ＢＳ日テレ_アニメにむちゅ～」公式サイト
https://www.bs4.jp/anime/
ＢＳ日テレ_アニメにむちゅ～Twitter
@BS4anime
