JUNNAの新曲「イルイミ」は、Dragon Ashの降谷建志プロデュース。降谷のボーカルディレクションで、新しいJUNNAを感じさせる1曲に【インタビュー】 | 超!アニメディア

JUNNAの新曲「イルイミ」は、Dragon Ashの降谷建志プロデュース。降谷のボーカルディレクションで、新しいJUNNAを感じさせる1曲に【インタビュー】

JUNNAのニューシングルは、現在放送中のTVアニメ『BEM』のEDテーマ。Dragon Ashの降谷建志がプロデュースから作詞、作曲、編曲まで担当した1曲だ。「等身大の私で歌うことができました」と語った表題曲「イルイ …

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JUNNA 「イルイミ」 アー写_web用
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 JUNNAのニューシングルは、現在放送中のTVアニメ『BEM』のEDテーマ。Dragon Ashの降谷建志がプロデュースから作詞、作曲、編曲まで担当した1曲だ。「等身大の私で歌うことができました」と語った表題曲「イルイミ」のレコーディングや、自身が作詞を手がけたカップリング、今後の目標についてなどを語ってもらった。


■JUNNAらしさについて考えた「イルイミ」

――表題曲の「イルイミ」は、Dragon Ashの降谷建志さんがプロデュース、作詞、作曲、編曲を担当されています。

 アニメのEDテーマになるというのは先に教えていただいていて、そのあとに「ステキな方に楽曲をお願いしているので、楽しみにしてて」とプロデューサーの方から言っていただいたんです。昨年の年末くらいに、降谷さんにプロデュースをお願いできそうだと教えていただきました。なので、Dragon Ashさんの楽曲や、降谷さんのソロの曲をいろいろと聴きながら、「どんな楽曲になるんだろう?」とか考えていました。今まで私が挑戦したことのない楽曲になると思っていました。


――実際に降谷さんとお会いしたときの印象はどうでしたか?

 私が人見知りなこともあって、あまり打ち合わせのときにお話が出来なかったんです。でも降谷さんは優しくて、私がOPテーマとして「Here」を歌唱したTVアニメ『魔法使いの嫁』を見ていてくださったことなどお話してくれました。楽曲の内容では、「洋楽で好きなアーティストとかいる?」と聞いてくださって、クリスティーナ・アギレラやジャニス・ジョプリンをよく聴きますとをお伝えしました。

――「イルイミ」はTVアニメ『BEM』のEDテーマですね。

 実写ドラマ版の妖怪人間ベムを観たことがあったので、今年で50周年という記念作品に係わることができてうれしいです。『BEM』は、キャラクターのデザインや設定が変更になっています。歌詞の打ち合わせの際に、ベラが私と同じ高校生という設定になったので、JUNNAと同じ高校生キャラクター・ベラの視点で物語を歌ったらどうだろうか?ということになりました。それもあって、世代として共感できることが多くて、すごく素直に今の私で歌えました。

――高校生目線ということは、あまり声の表現も複雑にしなかったのでしょうか?

 そうですね。降谷さんがレコーディングにも立ち会ってくださり、ボーカルディレクションもしてくださったんです。「声を張るのではなく、柔らかく歌ったほうがいい」とか「力むと低音が出なくなるから、ハスキーっぽく歌うと出ると思う」といろいろディレクションをしていただきました。それもあってすごく歌いやすかったです。降谷さんがすごく褒めてくださったので、あまり緊張せずに等身大の私で歌うことができました。

――レコーディングで難しかった部分はありましたか?

 ハモ(ハモリ)をレコーディングした際に降谷さんがその場で歌ってくださったのを聞いて、すぐに合わせて歌うという録り方だったんです。歌うタイミングがなかなかつかめなくて難しく何度もチャレンジしました。

■高校生は何にでも挑戦できる無敵さがあると思う

――カップリングの「We are」は、ご自身が作詞を担当していますね。

 いつも作詞をするときは、プロデューサーの方に大まかなテーマをもらって書くのですが、今回はタイトルがすでに決まっていました。『「We are」のあとに何が入ると思う?』と言われて歌詞を考えたのですが、すぐには思いつかず「無敵で書いてみたら?」と言っていただいて。そうしたら、思った以上にすんなりと書けました。

――自分は無敵だと思いますか?

 私というか、高校生は大人の方と比べたら無敵かなと。これは私の想像ですが、大人の方より追われているものが少ないし、いろんなことに挑戦できると思うんですね。それを、今回は歌詞にも活かしてみました。

――自分として、一番ピタッとハマったなと思うワードはありますか?

「スーパーヒーロー」のところです。“無敵”と言われたとき最初にイメージしたのが「スーパーヒーロー」だったんです。私は弟がいるせいか、子どものころは『仮面ライダー』などのかっこいいキャラクターに憧れていて。強くなりたいと思うことは誰にでもあるのではないかと思って、「スーパーヒーロー」を採用していただきました。

――自分で書いた歌詞ということで、レコーディングの心境は違うものですか?

 気持ちの入れ方や、歌詞をきちんと表現しようという思いは、ほかの方が詞を書いてくださったときでも同じです。ただ、ほかの方が書いてくださったときは、伝えたい意図について考え、読み取る時間が長くなりますね。レコーディングのディレクションで、自分が思っていたのと違う意図だったということもあります。でも、自分で書いた場合は、言いたいことは全部わかっているので、考える時間が短いのかもしれません。ただ、自分で書いた歌詞の場合、レコーディングの段階になって「この部分はこの歌詞でいいのかな」と考えすぎてしまうこともあります(笑)。

――3曲目の「Believe In Myself」は、ライブ映えしそうな印象の曲ですね。

 私も聴かせていただいたときにそう思いました。いつもお世話になっている白戸佑輔さんの曲で、すごくかっこいいので、ちゃんと歌えるようになりたいなと思ったのが第一印象です。「イルイミ」では自分のいる意味を探しているけれど、この曲ではJUNNAのいる意味を答えている、そんなテーマなんじゃないかと打ち合わせでも話をしました。私のいる意味は、「みんなの前にいること」「歌うこと」だと思っているので、それをこの曲で伝えたいと思いながら歌いました。

――この曲のレコーディングでの思い出は?

 レコーディング中にプロデューサーの方から「歌姫っぽく歌ってほしい」と言っていただいて。それでパッと思い浮かんだのがSuperflyさんでした。誰が聴いても驚くほどに歌が上手な方という印象だったので、彼女を思い浮かべて歌ってみたら、自分で聴いてもすごくよかったんですよ。ステージに立っているイメージや堂々としている私、命を削りながら歌っている雰囲気が伝わってきて、ちょっと曲のニュアンスが変わった印象です。

■今のJUNNAだから歌える、今のJUNNAの歌が詰まった1枚

――ジャケット撮影はどうでしたか?

 すんなり進みました。過去のジャケット撮影が、ロープの上に足をのせたり、ヒールをはいたりと、結構大変だったんですね。でも、今回はそういった難しさはなかったです。メインのアーティスト写真とジャケット写真のほかに、つばの広い帽子をかぶった写真も撮っていただいたのですが、あまり帽子が似合わないと思っていたので、私としては挑戦でした。実際はすごく格好良く撮れたので、ぜひ見ていただけたらと思います。

――ソロとしての今後の目標を教えてください。

 とにかくライブをすることが大好きなので、早くライブがやりたいです。今まではライブハウスで行ってきたのですが、しっとりと聴かせられる曲も増えてきたので、今後はホールでのコンサートにも挑戦してみたいですね。海外だったら、英語を勉強しているので英語圏で英語のMCが通用するのかチャレンジできたらと、と思っています。

――7月27、28日にはリリースイベントも決まっています。

 今回はどなたでも観覧頂けるそうなので、きっと私を知らない方にもたくさん見ていただけると思います。リリースイベントはかなり緊張するんです。プレッシャーもありますが、早くみなさんに届けたいので、ぜひ遊びに来ていただきたいです。

――そして、10月にはライブイベント『犬フェス2!』も控えています。

 フェスは、私のことを知らないお客さんに出会える機会でもあるので、すごく楽しみです。短い時間ではありますが、JUNNAらしさをできるだけ詰め込むことを課題にしつつ頑張りたいです。

――ちなみに、JUNNAさんはユニット・ワルキューレでも活動されていますが、ソロとワルキューレとの一番大きな気持ちの違いはなんですか?

 ワルキューレのときは、歌で引っ張っていきたいという思いが強いですね。それから、ダンスのフォーメーションは誰かがずれるといけないので、そこはいつも頭にきちんと置いています。ただ、MCについては何も考えていません(笑)。ソロのときは、自分しか話す人がいないので、ちゃんと考えるというのが大きな違いでしょうか。

――ありがとうございます。それでは、今回の1枚を、ぜひJUNNAさんを知らない方にもプッシュしていただけたらと思います。

「イルイミ」と「We are」は、等身大の自分の気持ちで、今の私の声でしか歌えない、今の私が詰まっている曲だと思います。「Believe In Myself」は、私がステージにイルイミを歌っているので、今の私を知りたい方に、ぜひ聴いていただけたらと思います。

取材・文/野下奈生(アイプランニング)

PROFILE
JUNNA【ジュンナ】
11月2日生まれ。愛知県出身。キューブ所属。2016年4月から放送されたTVアニメ『マクロスΔ』の“ワルキューレ”美雲・ギンヌメールの歌を担当。2017年6月にミニアルバム『Vai! Ya! Vai』でソロデビュー。これまでにシングル3枚、アルバム1枚をリリース。

リリース情報
『イルイミ』
発売中
発売元/フライングドッグ
1,400円(税別)


イベント情報
ニューシングル『イルイミ』リリース記念イベント
7月27日(土)14時~ 東京・お台場ヴィーナスフォート2F 教会広場
7月28日(日)14時~ 大阪・イオンモール鶴見緑地3F サンシャインコート
※ミニライブ&特典会、観覧フリー
CDに封入される「イベント参加券」を持参すれば、ミニライブ後の特典会に参加できる。
詳細は公式サイトをチェック。

JUNNA公式サイト
https://junnarockyou.com/

JUNNA公式Twitter
@junnarockyou

《超!アニメディア編集部》
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