亜咲花がミニアルバム『19BOX』をリリース!「10代最後の“19歳のいろんな亜咲花”を聴いてほしい」【インタビュー】 | 超!アニメディア

亜咲花がミニアルバム『19BOX』をリリース!「10代最後の“19歳のいろんな亜咲花”を聴いてほしい」【インタビュー】

亜咲花が、1stミニアルバムとなる『19BOX』をリリース。「19歳の集大成」と語る本ミニアルバムについて語ったインタビューが『アニメディア1月号』に掲載されている。「超!アニメディア」では、記事内でお届けしけれなかっ …

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 亜咲花が、1stミニアルバムとなる『19BOX』をリリース。「19歳の集大成」と語る本ミニアルバムについて語ったインタビューが『アニメディア1月号』に掲載されている。「超!アニメディア」では、記事内でお届けしけれなかった部分を含めたインタビュー全文をご紹介する。

新曲とシングル未収録楽曲を収録

ーーミニアルバム『19BOX』をリリース。どんなお気持ちでしょうか。
 10代最後の年齢である、“19歳のいろんな亜咲花”を聴いていただこうということで、ジュークボックスとかけて『19BOX』というタイトルを付けさせていただきました。今までシングルしかリリースしていなかったので、こうして集大成と呼べるような作品を出せるのがうれしいです。

ーー新曲の「KILL ME One More Time?」はジャズテイストのかっこいい曲調で、歌声や歌詞の内容も大人っぽいですね。亜咲花さんは作詞も担当しています。
 シングルでは絶対に出せないような色と雰囲気を出したくて、小説を書くような気持ちで、「大人の女性の恋愛」をテーマに、等身大よりも大人っぽい世界観で書かせていただきました。このミニアルバムにはピュアな恋愛ソングも収録されているので、その対比として、重く歪んだ恋愛の曲があっても面白いと思ったので。サウンド的には、私自身ジャズロックをずっとやりたいと思っていて、それを現代風にしてEDMの要素も入れて仕上げていただきました。

ーー作詞は大変でしたか?
 自分の気持ちを書くよりも、想像で書くほうが、客観視できて書きやすかったです。もともと妄想することが好きで、「アニメのこのキャラクターとこのキャラクターが恋愛をしたらどうなるんだろう?」とか、小さいころから非日常的なことばかり想像していたので、その延長上で書くことができました。


ーーどんな主人公像なんですか?
 いろいろな経験をしていて、好きな相手に見返りを求めてしまって、ついつい愛が重くなってしまう。年齢は28歳で、バーでやけ酒じゃないけど、愚痴をこぼしながら飲んでいるようなイメージです。ストーリーはMVでも表現されているんですけど、黒い衣装を着て髪の毛も巻いてもらったり、今までにないセクシーさを感じていただけると思います。

ーーワンカットで撮っているところもあって、凝った映像ですね。
 そうなんです。ワンカットで撮っているところは、画角から見切れた瞬間、走ってカメラの裏側に回って次のポーズをとったりと、けっこう大変でした。

ーー新曲としては、fhánaの佐藤純一さん作曲の「Singbird」を収録。
 いろんなイベントでご一緒させていただいて、佐藤さんからも私の歌を褒めていただいていて。私も「青空のラプソディ」や「ケセラセラ」などfhánaさんの楽曲は大好きだったんです。それで今回、私からぜひにとお願いして作っていただきました。クールなマイナー系の曲をお願いして、すごくおしゃれな曲を作っていただきました。これまでの楽曲で、一番“等身大の亜咲花”が表現された楽曲になっていると思います。デビュー前から、アニソンシンガーという夢をかなえた現在に至るまでの、私の人生が詰め込まれています。洋楽に近くてJ-POPではあまり聴かない曲調で、歌詞には「Open your eyes」とか「Edelweiss」とか、今まで私が歌ってきた曲名が散りばめられていて、サビは全部、英語で歌っています。早く聴いてほしい1曲です。

ーーそして新曲のもう1つは、亜咲花さんがアニメ好きになったきっかけである『涼宮ハルヒの憂鬱』のEDテーマ「ハレ晴レユカイ」を手がけた田代智一さん作曲の「feat. future」を収録。
 私は「ハレ晴レユカイ」を聴いて、アニメのキャラクターが歌って踊ることに衝撃を受けて、それからアニメに興味を持つようになったので。実は田代さんとはデビュー前から親交があったんですよ。中学3年生のとき、のど自慢ステージで歌っているときに田代さんがたまたま観にこられていて、声をかけてくださったんです。それから2年を経て、初めて曲を書いていただいたので、すごくうれしいです。ロックのアップテンポな曲です。私が歌うロックは、今まではダークな雰囲気がほとんどでしたけど、この曲は「みんなで夢を叶えよう!」といった、前向きな明るい雰囲気のロックナンバーです。いわば“ファンと私の曲”というイメージなので、ライブで披露するのが今から楽しみです!

ーー他にはゲームタイアップの曲を多数収録。
 CD盤に収録するのが初めての曲が多くて、私のライブでなければフルコーラスを聴けなかった曲もあるので、音源化を望む声が多かったんです。今回その声に応えることができて、ファンのみなさんもすごく喜んでくれています。

2019年は、20歳の誕生日にフルアルバムとホールライブが目標

ーー「valkyrie PARTY」でも作詞を。これはダークなロックサウンドでかっこいい曲ですね。
 まだ高校生だった時期に、冬休みの間に作詞をしました。これはタイアップで、『十狂セメタリー』というゲームの世界観に寄せて書きました。サスペンスものだったので、歌詞には「解決」とか「真実」とか作品のキーとなる言葉を散りばめています。Rejetさんの作品なんですけど、主題歌ではシリーズを通して当て字を使うことが多いなというイメージで。私はRejetさんの作品が大好きなので、その伝統をしっかり踏襲して、当て字をたくさん入れて書きました。こういうタイアップものは、モチーフにするものがあるので、自分のなかから絞り出すオリジナル曲とは違いますが、こういう作詞もすごく楽しいです。

ーーきっとRejectさんの作品が大好きな亜咲花さんだからこそ、書けた歌詞なのでしょうね。
 Rejectオタクとして作品を楽しんできた経験が活かされていると思います。

ーー「CITYSCAPE」はミディアムバラード。乙女ゲーム『Collar×Malice -Unlimited-』のEDテーマです。
 純愛を描いている歌です。『カラマリ』も私はプレイしたことがあったので、プレーヤーとして推しキャラと恋愛をする様子をイメージしながら歌いました。天界から見ているような視点で、柔らかく包み込むような歌い方を意識しました。

ーーまた「Never ending true stories」は、ゲームらしいピコピコのサウンド。
 これはゲームのなかにいる女の子からの視点で、「ぜひゲームをプレイして、ゲームのキャラクターたちに会いにきてね」って歌っています。アップテンポやバラードはけっこう得意ですが、この曲のような、中間のテンポ感のダンスナンバーは、声色やテンション感を表現するのが難しかったです。他には「Place of promise」も難しかったです。これは女子高生の明るくかわいらしい感じを表現しなくちゃいけなかったので。

ーー年齢的には近くて表現しやすかったんじゃ?
 私、高校生のときも“かわいい”とは無縁だったので(笑)。

ーータイプの違った曲ばかりですが、いかがでしたか?
 自分の得意ジャンルを歌うのはもちろん楽しいですし、そうじゃないジャンルの曲のときは「表現できるのかな?」と不安もありますが、それを乗り越える過程も含めて楽しいです。もっといろんな曲調にチャレンジしてみたいです。

ーー2018年振り返ってどんな1年でしたか?
 『ゆるキャン△』のOPテーマ「SHINY DAYS」のリリースがあって、高校卒業ワンマンライブがあって、夏には『ISLAND』のEDテーマ「Eternal Star」のリリースと『Animelo Summer Live 2018“OK!”』への出演もあって、すごく濃い1年でした。特に、アニサマの経験は大きかったです。緊張していないつもりだったのに、すごく震えてしまったし、MCも途中でトンでしまって。でも、すごくいい経験になりました。次もまたアニサマに出れるのなら、コラボもしたいですね。

ーー誰とコラボしたいんですか?
 angelaさんです! 2014年にアニサマを観に行って、angelaさんのMCを聞いて私もアニサマを目指そうと思ったんです。特にKATSUさんのMCだったんですけど。

ーー「ジーク・ジオン」っていうやつですか(笑)?
 いやいや(笑)。「アニサマのステージは世界一気持ちいから、上がってこいよ」と、アニソンシンガーを目指している人たちに向けてメッセージをくださって。それを聞いて「絶対に出よう!」と思ったんです。

ーーそんな亜咲花さん、2019年3月には東名阪でツアーがあります。
 ワンマンライブは今まで東京だったので、今回初めて地元の名古屋でもライブができるのが、すごくうれしいです。名古屋は、家族、親戚、友人、先生、みんなきてくれると思うので、私の活動を直で見てもらえることも楽しみの一つです!

ーー2019年の目標は?
 もう一回アニサマに出たいです。やはり一度だけではなく、何度も出られることが、一人前の“アニソンアーティスト”として認められたことになるのかなと。あと、希望としては20歳にフルアルバムをリリースして、初のホール会場でワンマンライブをやりたいです。大人になる瞬間をみんなと共有したいんです。誕生日は10月7日なので、まだ1年近くありますが、この目標に向けて頑張りますので、応援よろしくお願いします!

<プロフィール>
【あさか】2016年にTVアニメ『Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-』のED「Open your eyes」でCDデビュー。他にも『セントールの悩み』『ゆるキャン△』『ISLAND』など多くのTVアニメでテーマソングを担当している。今年、初の東名阪ツアーも開催。

『亜咲花 1st Tour 19BOX 〜Once In a Blue Moon FMA〜』

《名古屋》
日程:2019年3月23日(土)
会場:HOLIDAY NEXT NAGOYA
時間:開場 15:00/開演 16:00

《大阪》
日程:2019年3月24日(日)
会場:LIVE SQUARE 2nd LINE
時間:開場 15:00/開演 16:00

《東京》
日程:2019年3月31日(日)
会場:LIQUIDROOM
時間:開場 16:00/開演 17:00

<ミニアルバム『19BOX』情報>
発売中
5pb.Records
3,024円
本人が作詞を手がけ、ホーンを取り入れたジャズ・ロック調の大人のナンバー「KILL ME One More Time?」をはじめ、fhánaの佐藤純一が手がけた「singbird」や田代智一作曲の「feat. future」など新曲のほか、『十狂セメタリー』『Collar×Malice -Unlimited-』などゲーム楽曲を多数収録。


亜咲花公式サイト
http://asaka1007.jp/

取材・文=榑林史章

《超!アニメディア編集部》
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