平成仮面ライダー20作記念映画スペシャル対談 – 押田岳・赤楚衛二が語る仮面ライダーとは 「見本であり教科書である」 | 超!アニメディア

平成仮面ライダー20作記念映画スペシャル対談 – 押田岳・赤楚衛二が語る仮面ライダーとは 「見本であり教科書である」

  映画『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』が12月22日より公開となった。本作は2018年9月よりテレビ朝日系で放送中の『仮面ライダージオウ』、同年8月までTVシリーズが放 …

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  映画『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』が12月22日より公開となった。本作は2018年9月よりテレビ朝日系で放送中の『仮面ライダージオウ』、同年8月までTVシリーズが放送されていた『仮面ライダービルド』がクロスオーバーした物語。また、『仮面ライダークウガ』をはじめとする歴代20シリーズの“平成仮面ライダー”すべて集結するという平成の最後にふさわしい「仮面ライダー」作品である。

 超!アニメディアでは本映画、また平成仮面ライダーの魅力について掘り下げるべく、『ジオウ』と『ビルド』のキャストによる対談を全三回実施。第二回目となる今回は仮面ライダーゲイツ/明光院ゲイツ役の押田岳と仮面ライダークローズ/万丈龍我役の赤楚衛二にお話をうかがった。

(左から)仮面ライダーゲイツ/明光院ゲイツ役の押田岳と仮面ライダークローズ/万丈龍我役の赤楚衛二

――主役のバディとも呼べる、いわゆる2号ライダーの立ち位置のおふたり。それぞれの印象について教えてください。

赤楚:押田くんのことを知らない状態だったので、ゲイツみたいにキツい性格の後輩が来たらどうしようという不安がありました(笑)。ただ、実際は時折見せる可愛さみたいなものがあって、とても親しみやすい後輩でしたね。今は最初に会ったときより親しくなりました。

押田;個人的にはやっぱり2号ライダーは2号同士で波長が合うのかなと思いました。お会いしたときから相談するなら赤楚さんにと思ったので、2号の絆みたいなものを感じましたね。

――ゲイツと万丈は境遇が違うけれども、2号という立場で通ずるところがあった。

赤楚:お互い視聴者が共感しやすい立ち位置の人物を演じているから波長が合ったのかもしれません。よくやられますし。

押田:確かに、よくやられますね(笑)。個人的にはテレビシリーズの第14話、第15話のやられ方がこれまでで一番いいやられっぷりでした。

赤楚:大事だよね、やられ方。

――やられながらも成長する姿がカッコいいと思います。

赤楚:そうですよね!

――今回の映画は平成仮面ライダー20作記念となりますが、おふたりは「平成仮面ライダー」を観ていましたか?

押田:僕は『仮面ライダー555』や『仮面ライダー剣』をよく観ていました。12月9日に行われたプレミアイベントでも変身音とともにそれぞれのシリーズの平成仮面ライダーが登場しましたが、興奮しましたね! 当時の記憶が蘇ってきました。

赤楚:わかる。僕は小学1年生のときに『仮面ライダークウガ』を観ていて、それから『仮面ライダー龍騎』くらいまではずっと観ていました。プレミアムイベントでクウガのフォルムを見たのですが、シンプルながらも洗練されていてカッコよかったです。感動しました。

――おふたりともそれぞれ「平成仮面ライダー」に思い入れがありそうですね! ちなみにほかのライダーになれるとすればどのライダーになりたいですか?

押田:『仮面ライダー剣』に登場する「仮面ライダーカリス」になりたいです。小さいころからなぜか主役のライダーよりもライバルライダーのほうがカッコいいと思っていたんですよね。主役ライダーのなかで挙げるとすれば「仮面ライダーカブト」が好きです。ライダーキックがいい!

赤楚:僕も「カブト」ですね。クロックアップがカッコいいです。

――おふたりは実際に観ていた「平成仮面ライダー」シリーズに関わることになりました。関わってみて、「仮面ライダー」とはどういう概念・存在だと思うようになりましたか?


押田:僕は母親や父親、先生の次くらいに正義と悪を教える存在だと思っています。実際に僕も教わってきました。それゆえにいま「仮面ライダー」に関わることの重みがある、ちゃんと背負ってやらないといけないと思っています。あと「仮面ライダー」は日本人ならほとんどの人が知っていると思うんですよ。だから日本の文化のひとつになってもいいんじゃないかな。それくらい大きな存在です。

赤楚:確かに、「仮面ライダー」と聞いて全く知らないって人はいないかも。僕は「仮面ライダー」はまず、子供の見本だと思っています。追求すれば色々な考え方があるとは思いますが、大切な誰かのためとか、ヒーローはどういう存在なのか、そういう大きな括りでの見本や教科書みたいなものが「仮面ライダー」なんじゃないかな。

――先ほど正義というお話がありましたが、おふたりが演じる人物もそれぞれに正義があります。作品に関わってみて、正義はどういうものだと感じるようになりましたか?

押田:以前『仮面ライダー555』の振り返り記事をWEBニュースで読んだのですが、その記事を読んで改めて正義と悪の枠組みって見る人によって変わると感じました。例えば僕たちが悪と思っている人たちにも正義は絶対にあります。だからこそ、正義は自分が信じたいと思う哲学や概念なのかなと思います。それぞれに正義がある。

――『ジオウ』や『ビルド』でも敵対はしているけれどもどこか憎めなかったり、同情する余地があったりするという人物もいますよね。

赤楚:それも大事なんじゃないですかね。敵対する相手のことを考えずに、「こいつは敵だ」と決めつけてしまって考えることを拒否してしまえば、争いは尽きないと思います。自分が正しいと思う行動だけでは独裁的になってしまうので、相手の信念も考えて判断するのが大事なんじゃないかな。

――環境や立場が違えば正義も違う。それが「仮面ライダー」で学べる?

赤楚:そんな気がしています。

――本日は色々とお話いただきありがとうございました。最後に映画の見どころを教えてください。

押田:ヒーローってこういうものだよね、ということを教えてくれる平成の最後にふさわしい仮面ライダー映画です。まさに「仮面ライダー」やヒーローのことがわかる教科書のような作品になると思うので、ぜひ劇場に足を運んでください!

赤楚:今回がせっかくの2号対談ということなので、やっぱりクローズとゲイツの共闘を観てほしいです。こういった夢の競演を楽しめるのも映画の醍醐味ですよね。2号好きにはたまらないシーンがいくつかありますので、ぜひ楽しみにしていてください!


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【プロフィール】
押田岳【おしだ・がく】4月9日生まれ。神奈川県出身。エヴァーグリーン・エンタテイメント所属。主な出演はドラマ『ぼくは麻理のなか』シュン役など。2016年「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリ受賞。

赤楚衛二【あかそ・えいじ】3月1日生まれ。愛知県出身。トライストーン・エンタテイメント所属。主な出演はドラマ『イノセンス 冤罪弁護士』石和徳則役など。2013年、サマンサタバサのメンズモデルオーディションにおいてグランプリを受賞。

■作品情報
タイトル:『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』
■公開日
12月22日(土) ROADSHOW 
■出演者
奥野 壮 犬飼貴丈
押田 岳 大幡しえり 渡邊圭祐 / 赤楚衛二 高田夏帆 武田航平 水上剣星
福崎那由他 斎藤汰鷹 / 大東駿介

【声の出演】
滝藤賢一 関 俊彦 遊佐浩二 てらそままさき 鈴村健一
石丸謙二郎 / 生瀬勝久

「ジオウ&ビルド」製作委員会 
©石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映

《超!アニメディア編集部》
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