中川翔子3年半ぶりのニューシングル「blue moon」はTVアニメ『ゾイドワイルド』ED曲「いろんな人の笑顔に出会えるラッキーソングです」 | 超!アニメディア

中川翔子3年半ぶりのニューシングル「blue moon」はTVアニメ『ゾイドワイルド』ED曲「いろんな人の笑顔に出会えるラッキーソングです」

ニューシングル「blue moon」を11月28日(水)にリリースする中川翔子。約3年半ぶりのシングルは、自ら作詞を手がけた表題曲を始め3曲入りの豪華盤。リリースを控えた中川翔子に、歌にかける思いなどを語ってもらった。 …

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 ニューシングル「blue moon」を11月28日(水)にリリースする中川翔子。約3年半ぶりのシングルは、自ら作詞を手がけた表題曲を始め3曲入りの豪華盤。リリースを控えた中川翔子に、歌にかける思いなどを語ってもらった。

――3年半ぶりのリリースとなる本作ですが、CDリリースが決まった時のお気持ちを教えてください。
 とても嬉しかったです。約3年半、個人名義でリリースがなかったので、ライブに来てくれる方に新しい歌を届けたいという思いや、歌から遠ざかっている不安など、いろんな気持ちがありました。でも、リリースが決まって、タイミングってあるんだなと思えたし、この3年半のいろんな経験にも意味があって、歌の瞬間のためにあると信じていたので、本当に決まってよかったと思いました。しかも、アニメのタイアップということで。

――TVアニメ『ゾイドワイルド』のEDテーマということですが。
 今回、2クール目のEDテーマということで、『ゾイドワイルド』が始まる前からキャラクター設定やストーリーの展開を見せてもらって。それを踏まえて作詞をすることになったので、なるべくアニメに寄り添った曲にしようと思って作りました。ゾイドって“機械生命体”ですけど、男の子にとってはロマンがあって、しかも長い歴史もあって、親子で見られる作品だなと。主人公の破天荒な男の子・アラシが、ベーコンや仲間たちと出会って成長してく物語でもありますし、ワイルドライガーと絆が芽生えて本能解放できるというのも素敵だなと。アラシとワイルドライガーのような運命的な出会いって、なかなかあるものじゃないし、奇跡的だと思える出会いって素敵だなと思いました。それだけじゃなく、アラシにとってのベーコンも人生を変える上での大きな出会いだし、いろんな角度で大人が見ても楽しめる作品だと思いましたし、物語やアラシと周りの人々の関係性が、EDテーマの「blue moon」を作詞するヒントにもなりました。


――歌詞やタイトルに「moon」や「月」が印象的に登場しますね。
 「月」っていうモチーフがもともと好きなんです。「月」は満ち欠けしたり、雲で隠れたりしても、いつも同じ距離で同じ面をこちらに見せて、優しく地球を見守っているようで。それと、ワイルドタイガーのブルーの色が印象的なので、タイトルを「blue moon」にしようと思って意味を調べたら「あり得ないほどの奇跡」という意味もあって。「これしかないじゃないか」と、ビビッときた感じですね。今『ゾイドワイルド』を見ている子どもたちが大人になった時、「こういう意味があったのか」って人生経験の中から発見してくれればいいなと。アラシにとってのベーコンやワイルドタイガーのように、嬉しいことや悲しいこと、幸せなことがあるなかで、この人がいるから自分がいると思える人が現れると思うので、そんな人を思い浮かべながら聞いていただきたいですね。

――中川さんは誰を思い浮かべますか?
 私は会えなくなってしまった家族やペット…ですね。でも、必ずしも別れの曲ではなくて、ずっと一緒にいてくれる人や、これから出会える人も……私、孫にとっても月のような人になりたいなと思っているので(笑)。MVは監督さんのアイデアで友情がテーマですが、私自身はあまり“友情”っていうイメージはなかったんです。けど、最近、小中学校の頃からの友達と週3で遊ぶようになって、ずっと応援してくれるその友達が「blue moon」だなと思ったり(笑)。3年半ぶりのリリースイベントで、初めて来てくださる方や親子三代で来てくださる方、いつも来てくださる方、偶然足を止めてくださる方もそうですけど、歌を聞いてくださるときの顔が、本当に優しく笑顔で。私にとっては、皆さんが月のように待っていてくださったから、歌がまた出せたわけですし。本当に尊い時間を一緒に過ごしてくれたこと、それもあり得ないほどの奇跡だと思うんです。そんなみなさんを見て歌っているうちに、私自身も、みなさんにとっての月のような存在になりたいなという思いも生まれましたし、歌うたびにいろんな意味が見つかっている感じです。それから、この「月」はラッキーの「ツキ」にも掛けているんです。リリースイベントができたおかげで、いろんな笑顔に出会えているのが嬉しくて、私にとってもラッキーソングになっています。

――特にお気に入りのフレーズはありますか?
 「光の粒の雨の中を今日も僕は走り続ける」というところですが、20代を振り返ったときに毎日いろんな嬉しいこと、大変なこと、夢が叶ったと思えた瞬間や、衝撃の悲しいことが色々ある中、それでも走るしかなくて。常に迷いながらの日々でしたけど、それでも待っていてくれた家族やペット、ファンの皆さんがいてくれたから、諦めないで走ることができたなと思い浮かべながら書きました。

――歌う時のポイントはどこですか?
 エンディングらしい穏やかなメロディでいて言葉数が多いので、追いつくように早口で歌うのは結構大変ですね。でも歌い慣れてくると、すごく気持ちいい曲です。実は、歌詞を書いた時、最初は「月」の目線で書いていて、「僕が君の月になる」というサビだったんですけど、meg rockちゃんが「いや、絶対自分が主人公で、もらった愛を誰かに返せるように成長していくのが、主人公のアラシとも重なるからいいよ」ってアドバイスしてくれたんです。おかげで、アニメにも寄り添った歌詞が書けたと思っています。いつか孫がいる状態で歌ったら、自分が「月」目線で歌うんだろうな、と。それまで、長く歌っていけるように頑張りたいですね。

2曲目は重い愛、3曲目は夫婦の愛
さまざまな“愛”が詰まった1枚に!

――2曲目の「Heavy Girl」は、劇作家の根本宗子さんが作詞された曲ですが、最初に歌詞を見た印象はいかがでしたか?
 今回は、根本さんの書いてみたい女性像で書いてくださいとお願いしたら、この歌詞がきたので、ちょっとびっくりしましたね。

――テレビで拝見する中川さんのイメージにない歌詞だと思ったのですが、ご自身ではいかがですか?
 根本さんは、ご自身の体験をもとに書かれたそうなんですけど、「中川翔子には昔からヤバい部分があると思ってた」ともおっしゃってました(笑)。若い頃なら「この人が好き」ってなったら一直線になったのかもしれないけど……今はそんな元気もエネルギーもないです(笑)。

――こういう“重い女の子”が周りにいたら、どう声をかけますか?
 客観的には「やめてしまえ」って思いますけど、その子があまりにも「好き好き」ってなっていたら、人の意見なんて聞かないと思うんです。「やめなよ」って言うのは簡単だけど、周りに迷惑かけない限りは「頑張れ」って言ってあげたくなりますね。恋愛には答えがないから失敗して気づくこともあるだろうし、そういうことを経験して、人は輝いていくんじゃないかと思うんです。若い子のなかには「あ、わかる」って、今まさにこんな状況の人もいるだろうし、大人でも「ああ、あの頃やっちまったな」って思うかもしれない。でも、これだけ誰かを好きになれるって、それは一つの幸せの形かもしれないし、その時は必要なのかもしれないと思うと、必ずしも全否定はできないですね、ちっとも幸せそうに見えないとしても(笑)。

――初回限定版のDVDには、こちらのMVも収録されていますが、内容が衝撃ですね。
 今回は贅沢にも「blue moon」だけじゃなく、この「Heavy Girl」もMVを撮影させていただけて。MVのアイデアも根本さんにいただいたんですが、土砂降りの雨のなかゴミ捨て場に捨てられたり、頭から水を掛けられたり……結構ハードでしたね(笑)。撮影は大変だったけど徐々に楽しくなってきて、「もっとやって!」ってなっちゃいました(笑)。これだけボロボロにされることも滅多にないので、ぜひMVを見てほしいです。

――彼氏の好みに合わせて、ゲーム機を捨てるシーンもありましたが。
 「ゲームもやめる」っていう歌詞があったので、監督の私物の動かないプレステ3を捨てなきゃいけないシーンがあって。芝居だけど、本当に悲しかったです! これまでゲームに、どれだけ人生助けられたか! 私なら、趣味は好きにさせてくれる人が理想ですけど、それくらい好きになれるっていうのも、一つの幸せの形ですからね。

――冒頭のツイキャスシーンもあるなどユニークなMVですが、演技はいかがでしたか?
 3年半の間にドラマや舞台をやらせてもらいましたが、最初は不安で怖かったんです。でもそのおかげで、「Heavy Girl」で、MVのなかの女の子を楽しく演じられました。歌を離れる恐怖や不安を感じていたのが、やっぱり歌に繋がって。演技のお仕事をやっていなかったら、すごく戸惑っていたと思うので。

――3曲目は一転、CHiCO with HoneyWorks meets 中川翔子としてリリースされた「ミスター・ダーリン」のセルフカバーですね。
 HoneyWorksさんの曲はもともと聞いていて、夜中に料理をしながら口ずさんだりしていたんですけど、なんとチコハニ さんの10枚目のシングルでコラボのお話をいただいて。「どんな曲がいいですか」って聞いていただいたので、「せっかくなので、甘い世界の曲がいいです」って答えたんです。けど、さすがに青春ソングは歌えないかなと思ったら、大人の夫婦ソングにしてくださって。夫婦ソングって「3年目の浮気」とかは思い浮かぶんですけど(笑)、意外とたくさんはなくて、ここ数年でファンの方同士が何組も結婚していて、今度結婚式を挙げる方が、入場曲に「ミスター・ダーリン」をかけると言ってくれて。独身の方も、こんな未来があったら最高だなと思える素敵な曲だと思います。さらに、CHiCO with HoneyWorks meets 中川翔子のMVは、私がデザインした猫のマミタス模様の洋服をキャラクターが着てくれていて、すごく嬉しかったです。

――バラエティに富んた色濃いシングルになりましたね。
 本当に濃くなりました。この「ミスター・ダーリン」のおかげで、3曲とも全然違う愛の形に出来上がったので、コンセプトとしても全然違うようでまとまった、濃い1枚になったと思います。映像も盛りたくさんだし、オリジナルデザインのバンダナも封入されるので、ぜひチェックしてほしいです。

――2018年も残りわずかですが、どんな1年でしたか?
 春に車の免許を取ろうと思っていたのですが、ドラマの撮影が忙しくて取れなくて。でも、連ドラに出させていただいたり、実写の吹き替えもやらせていただいたり、今年は濃くて素敵な1年になったと思います。舞台も稽古中は不安でネガティブに陥りそうになっていましたが、本番が始まると楽しくて仕方なかったです。さらに、その経験が「Heavy Girl」のMV撮影に活かせたので、大変だったことも、時間がたつと壮大な結果オーライになることが多いということに気付きました。だから来年は、今までやっていなかった野球観戦とか、いろんなことをやってみたいですね。

――最後に、ファンの方にメッセージをお願いします。
 歌うことが大好きで、歌があるから人と出会えて、思い出も重なっていく。そして歌があったから今までいろんな活動を続けることができたと思うので、まだ中川翔子の歌を知らない方にも「blue moon」がラッキーソングとして心のどこかに届きますように。そして、ずっと待っていてくれた皆さんのおかげで、CDを出すことができました。心を込めて、みんなの長寿繁栄を願って歌っていきたいと思います。まだイベントやディナーショーもありますので、ぜひ会いにきてください!


中川翔子【なかがわ・しょうこ】1085年5月5日生まれ。東京都出身。A型。現在、「ポケモンの家あつまる?」(テレビ東京)などに出演。12月20日(木)には「SHOKO NAKAGAWA クリスマスディナーショー2018〜Parisdaisyさまざまな愛〜」を開催。

〈CD情報〉
「Blue moon」
11月28日(水)リリース
初回生産限定盤 CD +DVD +付属品 2315円(税抜)


【CD】
M1.blue moon
M2.Heavy Girl
M3.ミスター・ダーリン(self cover ver.)
M4. blue moon -Instrumental-
M5. Heavy Girl -Instrumental-

【DVD】
01.「blue moon」Music Video
02.「Heavy Girl」Music Video
03.「blue moon」Music Video Making
04.「Heavy Girl」Music Video Making
05.Shoko Nakagawa Interview in LA 〜10年ぶりのLAで語る、これまでとこれから〜

【付属品】
中川翔子とBEAMSが共同プロデュースする「mmts」5th Anniversaryバンダナ(3色のうちランダム1種封入)

通常盤 CDのみ 1204円(税抜)


M1.blue moon
M2.Heavy Girl
M3. blue moon -Instrumental-
M4. Heavy Girl -Instrumental-

中川翔子公式サイト
https://www.shokotan.jp/

《超!アニメディア編集部》
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