優木かな1stシングル発売記念ライブ&トークが開催 – 感謝の想いを“深い礼”と1stシングルに込めて -【レポート】 | 超!アニメディア

優木かな1stシングル発売記念ライブ&トークが開催 – 感謝の想いを“深い礼”と1stシングルに込めて -【レポート】

TVアニメ『ブラッククローバー』のノエル・シルヴァ役、『はるかなレシーブ』の大空遥など様々な作品で活躍する声優・優木かな。2018年6月27日には「Kana Note」をリリースし、アーティストデビューを果たした彼女が …

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 TVアニメ『ブラッククローバー』のノエル・シルヴァ役、『はるかなレシーブ』の大空遥など様々な作品で活躍する声優・優木かな。2018年6月27日には「Kana Note」をリリースし、アーティストデビューを果たした彼女が1stシングルの発売を記念したライブ&トークイベント「『Kana Note』prologue -序章-」を2018年9月2日にTIAT SKY HALLにて行った。超!アニメディアでは本イベント昼の部の模様をお届けする。

優木かな

 イベントは本人がライブに向けての心境を吐露する「OVERTURE」の映像からスタート。映像が終わり、期待値が高まる会場に優木が登場すると、まずはデビュー曲「Kana Note」を歌唱した。一言、一言ハッキリと発音し、丁寧に歌い上げる優木。その姿にこの歌を大切にしているという想いをひしひしと感じた。歌唱後のMCでは「みんな探り、探りですね、私も探り、探りです(笑)」と笑いを誘いつつも「本日はお越しいただき、誠に、誠に、誠に、誠にありがとうございます!」と感謝の気持ちを目いっぱいに伝えた。

 ライブに加えてトークやゲームコーナーもあるというイベントの説明が行われたのち、1stシングルのサウンドプロデュース&ボーカルディレクションを担当した霜月はるかからのメッセージが会場に流れる。メッセージ後、「昔から大好きなアーティストさんだった、本当にありがたい」と言葉にする優木。その後に歌唱したのは霜月が過去にリリースした楽曲「瑠璃の鳥」だ。ソプラノサックスのサウンドが印象に残る壮大な楽曲を感情たっぷりに歌い上げる。表情からも魅せる彼女のパフォーマンスに圧倒された。

 「瑠璃の鳥」歌唱後に今度は『精霊使いの剣舞』などで共演した石上静香からこれまでの思い出と共にアーティストデビューしたことをお祝いするメッセージが届けられる。その卓越したトークスキルに優木も「手馴れている感がすごい」と言葉にしていた。なお、夜の部は声優であり、野球好き仲間でもある永野愛理からコメントが寄せられた。

優木かな

 ここで、事務所の後輩である春村奈々がステージに登場。春村が進行役となり行われたのは、「かなしいクエスト」と題したゲームコーナーだ。本コーナーは今回のイベント用に書き下ろされた“とある物語”の台本をその場で読み、物語のなかに登場する様々なミッション(トラブル)を優木がアドリブでクリアするというもの。ただし、様々なミッションをクリアするために必要なアイテムは用意されたカードのなかから3枚を選び必ず使わなければならないという、いわゆるキャット&チョコレート(ただし、春村は否定)のようなゲームだ。ミッションがちゃんとクリアできたかどうかは駆け付けたお客さんが判定し、成功・失敗によってシナリオが分岐するというこだわりが発表されると、早速物語が進行していく。

 今回の物語は「精霊使いの異世界無双」という作品のオーディションがあるにも関わらず、前日に野球の試合を遅くまで見ていたため遅刻してしまった優木が、オーディション会場に行く間際、どこかの球場から飛んできたホームランボールに当たり気を失って異世界に転生してしまう、というもの。元の世界に戻るには勇者となり魔王を倒さなければならないということで冒険に出る優木だったが、武器屋の親父から武器を購入する、スライムと戦う、個性的な人が多いヴィムスの村で逃げてしまった猫たちを呼び戻す、「わだじの矢があなだを貫く!」という言葉が印象的なエルフの女の子(CV室元気)を仲間にするため森のイノシシ退治をする、など様々なミッションが彼女の行く手を阻む。

 なんやかんやで魔王の城に潜入した勇者・かなが魔王がいるとされる部屋の扉を開くと、そこはなんと都内某所の音響ブース。実はこの異世界転生自体が優木のオーディションになっていたのだという。オーディションの結果は合格、多くの拍手で祝福され、ハッピーエンドを迎える本ゲームコーナー。最後のエンドロールでは企画・脚本が『精霊使いの剣舞』原作者の志瑞祐、声の出演が勇者かなを優木かな、ナレーションを春村奈々、王様・おやじ・店員・スライム・エルフ・魔王を室元気が務めたと発表され、静かに笑いが巻き起こった。

優木かな

 ゲームコーナーの後にはコメントを寄せた石上やゲームの脚本を担当した志瑞、そして今回のライブの振り付けを担当した榊原ゆいのことに触れつつ、『精霊使いの剣舞』が自身にとって思い出深い作品であることを述べる。その流れから今度は『精霊使いの剣舞』のEDテーマ曲「精霊剣舞祭」を披露した。本曲は「にーそっくすす」の5人で歌唱している曲ということもあり、今回は数々のアニメ主題歌をmarbleとして担当してきたギタリスト兼作詞・作曲・編曲家である菊池達也のギター伴奏と共に、アコースティックバージョンで届けた。

 美しい音色と歌声が奏でられた後は「トトロの森」で宝探しをする優木の模様が納められた動画が会場に流れる。宝箱のなかにはそれぞれ優木にとっての宝ものが入っているという。それぞれの中身は「優木かな1stシングル」「猫グッズ」「埼玉西武ライオンズグッズ」と確かに優木を語るうえで欠かせないものばかり。そして、4つ目の宝箱に入っていたのは2ndシングルの「楽譜」であった。映像が終わると同時にステージに登壇した優木が歌唱したのは2ndシングルの表題曲「Be yourself!」とカップリング曲の「君との羽」。この2つの曲が収録された2ndシングルは2018年11月28日に発売され、表題曲は同日発売となる『精霊使いの剣舞』のドラマCDのテーマ曲になるという。そのため、自身の気持ちと演じたリンスレットの気持ちを込めているとコメントした。昼の部を締めくくる曲として選ばれたのは「孤独のナイトライダー」。1stシングルのカップリング曲で会場も一層盛り上がり、優木はステージを後にした。

 エピローグコメントを収録した映像が流れたのちに起きたアンコールに応えて登場した優木は物販の紹介とプレゼント抽選会を実施。そして、最後は菊池と再びセッションして「Kana Note」のアコースティックバージョンを披露しイベントの幕は閉じた。

優木かな

 今回のイベントで優木は、最初の挨拶でも最後の挨拶でも深々と長い時間礼をしていた。イベント中は軽口をたたいて笑いを誘う場面も多くあったが、こういった丁寧な挨拶、そして「Kana Note」の歌詞から、デビューできたこと、そしてイベントに来てくださった方々への感謝を精一杯に表現していることをひしひしと感じた。感謝の気持ちを忘れない彼女のアーティスト活動はまだまだ始まったばかり。2ndシングルの発売も控えている。序章に続く物語を彼女がどう描いていくのか、楽しみである。

優木かな

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昼の部セットリスト
M1.Kana Note
M2.瑠璃の鳥(カバー曲)
M3.精霊剣舞祭〈アコースティック ver〉(カバー曲)
M4.Be yourself!
M5.君との羽
M6.孤独のナイトライダー
M7.Kana Note〈アコースティック ver〉

夜の部セットリスト
M1.Kana Note
M2.カザハネ(カバー曲)
M3.孤独のナイトライダー
M4.精霊剣舞祭〈アコースティック ver〉(カバー曲)
M5.Be yourself!
M6.君との羽
M7.Kana Note〈アコースティック ver〉
M8.孤独のナイトライダー

《超!アニメディア編集部》
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