フランス・韓国・日本が共同制作した人気アニメーション『ミラキュラス レディバグ&シャノワール』。本作はごく普通の学生生活を送る高校の同級生マリネットとアドリアンがスーパーヒーロー・レディバグ(マリネット)とシャノワール(アドリアン)に変身し、パリの街を守るため戦う様子を描いた作品である。世界120か国以上で放映されている本作だが、この度、ディズニー・チャンネルでも放送することが決定。既に多くのファンから注目が集まっている。
今回は主人公であるレディバグ(マリネット)役の奈波果林&シャノワール(アドリアン)役の逢坂良太にインタビューを敢行。それぞれが演じるキャラクターや本作の魅力、また理想のヒーロー像などについてうかがった。
レディバグ(マリネット)役の奈波果林&シャノワール(アドリアン)役の逢坂良太
『ミラキュラス レディバグ&シャノワール』あらすじ
ごく普通の高校生、マリネットとアドリアン。だが2人は邪悪な影からパリの街を守るスーパーヒーロー。善良な市民をヴィランへと変える邪悪な生物・アクマをとらえるため、クワミ(妖精)の力でレディバグとシャノワールに大変身。ライバルかつバディとしてともに戦う2人だが、その正体は誰も知らない。当の本人さえお互いの正体を知らず、マリネットはアドリアンに、シャノワールはレディバグに片想いをしている。
――それぞれが演じられるキャラクターについて教えてください。
奈波:私が演じているのは、マリネットというファッションデザイナーになる夢を持っている女子高生です。普段は超ドジですが、実はテントウムシのスーツを着たヒーロー・レディバグに変身をし、陰ながらパリの平和を守るために戦っている女の子です。レディバグに変身するとスタイリッシュに戦うカッコ可愛いお姉さんになるんです!
――1話を拝見しましたが、とても魅力的なキャラクターだと感じました。
逢坂:マリネットとレディバグどちらがお好きなんですか?
――私はマリネットです。
奈波:やっぱり!ニオイで分かりましたよ(笑)! マリネットとレディバグのどちらが好きかで、ドジっ子が好きなのか、お姉さん系が好きなのかタイプが分かれるんですよね。キャストのなかにもマリネットガチ勢がいます(笑)。
――ガチ勢!
奈波:ガチ勢曰く、マリネットを好きな人はマリネ顔になるらしいです(笑)。
――きっと私もマリネ顔をしていたんですね……! 続いて、逢坂さんが演じられるアドリアンについて教えてください。
逢坂:アドリアンは御曹司の息子でとても優しい男子高校生です。レディバグ同様、陰ながらパリの平和を守るためにシャノワールという猫のヒーローに変身して戦います。シャノワールに変身した後はとてもテンションが高い男の子になるので、そのギャップが面白い。また、彼にはプラッグという食いしん坊でいたずら好きな相棒がいて、彼との凸凹コンビ感も見ているだけで楽しいです。
――アフレコ現場はどんな雰囲気ですか?
奈波:とてもあたたかいですね。和気あいあいとしています。キャラクターと性格が似ているキャストが多くて、作中のやりとりをそのまんま演者たちが現場でやっている気がします。
逢坂:マリネットの親友であるアルヤ役の川上彩さんと奈波さんの会話はそのまんまアルヤとマリネットです(笑)。あとは、この作品に関わっているみんなが「ミラキュラス」のことが好きだなと感じています。グループLINEでもよく「ここが好き!」「あのシーンよかったよね!」という話をしているんですよ。
奈波:女性陣は恋愛話でも盛り上がっていますよ! シャノワールとマリネットの組み合わせがいいよね!という話とか……。
逢坂:今はアドリアンとレディバグが一番人気?
奈波:それは二番人気です! いまはシャノワールとマリネットです!
――変身前と変身後の組み合わせになっている?
奈波:そうです! 本作は本人たちもお互いの正体を知らなくて、マリネットはアドリアンに、シャノワールはレディバグに片想いしているんですよ。
逢坂:変身前と変身後で4パターンの恋愛が楽しめます。そういう捻じれも本作の見どころかもしれません。
――恋愛模様のほか、本作はアクションも注目ポイントのひとつかと思います。レディバグはヨーヨー、シャノワールは棒を駆使してスタイリッシュに戦いますが、お二人は変身して戦うとすればどういった戦い方をしたいですか?
奈波:私は回復役がいいです。どんくさいのであんまり前線で戦えない気がするので。
逢坂:でも、変身したら強くなれるよ、きっと。
奈波:それなら、ヨーヨーかな。
逢坂:あの武器は便利だよね。どこまでも糸が伸びるし、どこにでも引っかかる。
奈波:私はシャノワールの棒も好き。伸びるし便利そう。
逢坂:子供の頃から使える遊び道具で戦うのが独特で面白いよね。僕は剣が好きなので剣を使いたいのですが、本作では敵側が使っていることが多くて……。
奈波:あっ、私、動物と一緒に戦いたいなぁ。
逢坂:急に差し込んでくるね(笑)。
奈波:ごめんなさい(笑)。でも動物を召喚して相棒として一緒に戦いたい。
逢坂;そういう戦い方をする敵も出てくるよね。
――第一話では天気を操る「ストーミーウェザー」が登場しましたが、色々な敵が登場するのも作品の見どころな気がします。
逢坂:そうですね。
――本作は高校生がヒーローに変身して戦いますが、お二人はどのようなヒーローやヒロインが好きですか?
逢坂:普段はあんまり目立たないように生きているヒーローが好きですね。普通の学生をやっている、言うなれば本作の二人のような感じです。陰ながら平和を守っているほうが僕は好きですね。
奈波:レディバグもそうですが、私は人間臭いヒーロー・ヒロインに惹かれます。レディバグもアドリアン絡みになると失敗しちゃうことがあるんですよ。でもそういう「愛」に生きる、等身大のヒーローのほうが好きです。
――完璧すぎないほうが好み?
奈波:そうかもしれません。ミスしちゃってもいいと思います。そのほうが愛着が沸く気がします!
逢坂:もちろんそのミスをフォローする人がいればの話だけどね。ミスって平和を守れなかったら意味がない(笑)。
奈波:た、確かに! そういう意味では本作のレディバグとシャノワールの関係性はバッチリですよね。
――二人のバディ感も作品の見どころになりそうです。本日はありがとうございました。最後に読者の方にメッセージをお願いします。
逢坂:僕自身も本作のように普通の人間がヒーローに変身して戦う作品が好きですが、今は甥っ子にも見せてあげたいという気持ちが強いですね。子供たちがどういう反応をしてくれるのか知りたいです。喜んでくれていたらきっとやりがいを感じられますし、次に繋げられる気もします。だから、例えば親子・家族で見ていただいて事務所宛にお手紙を送っていただけると嬉しいですね! 「子供たちはこういう反応をしていました」という言葉がすべて僕たちの力になります。とはいえ、人数も年齢も問わずに楽しめる作品に仕上がっていますので、たくさんの方に見ていただけると嬉しいですね。
奈波:様々なバックボーンを抱えたキャラクターが登場するので、きっと共感できるキャラクターが出てくると思います。物語も細部までこだわって作られているので、色々なキャラクター、もしくは第三者目線で作品を楽しむことができると思います。また、本作は日本語吹き替え版を多くの方が待ってくださっていた作品でもあります。だからこそ、日本語吹き替え版としての良さを出していけたら、と思っています。
逢坂:我々としてもプレッシャーに感じる部分はありますが、自分たちのできることを一生懸命にやって皆さんに届けられればと思っています。ぜひ皆さんも純粋な心で作品を楽しんでいただけると嬉しいですね。
奈波:最後の逢坂さんのコメントは、奈波が言った言葉として使ってください(笑)。
――善処します。
奈波果林【ななみ・かりん】1月7日生まれ。北海道出身。アトミックモンキー所属。主な出演は『賭ケグルイ』西洞院百合子役、『ポケットモンスター XY&Z』コレア役ほか
逢坂良太【おおさか・りょうた】8月2日生まれ。徳島県出身。EARLY WING所属。主な出演は『はたらく魔王さま!』真奥貞夫〈魔王サタン〉役、『新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION』清州リュウジ役ほか
■「ミラキュラス レディバグ&シャノワール」放送情報
ディズニー・チャンネルにて2018年7月23日(月)より放送スタート
放送日:毎週月~木曜 12:30~13:00/20:00~20:30(リピート放送あり)
※詳細は公式サイトへ:disneychannel.jp
初回放送;7月23日(月) 12:30/20:00 リピート放送:7月28日(土) 11:30/ 22:30
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