2017年3月25・26日、AnimeJapan 2017内のオープンステージで映画『ポッピンQ』のステージイベントが開催された。
『ポッピンQ』は、2016年12月23日に公開され、アニメ本編のみならずリズムゲームのリリースなどで話題を集めてきた。この日のイベントには瀬戸麻沙美さん(小湊伊純役)、種崎敦美さん(友立小夏役)、小澤亜李さん(大道あさひ役)、田上真里奈さん(ポコン役)、本渡楓さん(ダレン役)が出演。司会は東映アニメプロデューサーの金丸裕氏が担当した。
開演の時間を向かえると、まず司会の金丸プロデューサーが登場。キャスト陣の登場に先立ち、もう一人のMCとして大道あさひ役を演じる小澤さんが登場。あさひの相棒である同位体・タドナを演じるM・A・Oさんが残念ながら今回のイベントに駆けつけることができなかったため、小澤さんが金丸プロデューサーのサポートとして抜擢されたという。
高い倍率の抽選を勝ち抜いて着席観覧するファンと、ステージを一目見ようとイベントの開演前から詰め掛けた立ち見エリアのファンに埋め尽くされた会場を一望しながらキャストを呼び込むと、瀬戸さん、田上さん、種崎さん、本渡さんらがステージに登場。「ポッピーン!」と会場のファンと恒例の挨拶を交わし、イベントがスタートした。
まずは、写真とともに『ポッピンQ』の活動を振り返るコーナー。昨年のAnimeJapan 2016で瀬戸さんら5人のヒロインと同位体たちのキャストが発表され本格始動した本作。スクリーンにはちょうどその舞台となった1年前のGREENステージの写真が映し出される。ステージの舞台裏での集合写真が映し出されると「撮った~!」と懐かしむ声も。
続いて映し出されたのは、徳島県で開催されたイベント「マチアソビ」での写真。出演した石原夏織さん(ルチア役)が炎天下で熱せられたパイプ椅子の熱さには驚いてしまったという野外ステージならではのエピソードや、同時に開催されたお渡し会で田上さんが瀬戸さんと小澤さんからの無茶振りに応えて、本作のラジオ番組の宣伝をしたエピソードなどが紹介された。
さらに写真の紹介は続き、2016年夏に公開されたマフィア梶田さんと金丸プロデューサーによる動画「『ポッピンQ』探検隊!」や、RAB(リアルアキバボーイズ)による「勇気のダンス」の踊ってみた動画といったユニークな映像の写真が紹介された。
次の写真では、サンリオピューロランドとポッピン族のコラボが紹介された。サンリオピューロランドではポッピン族によるダンスステージが何度も開催されており、キャスト陣が実際に訪れてポッピン族の着ぐるみのふわふわ感を堪能したと話すと、ポッピン族のダレンを演じている本渡さんが着ぐるみに嫉妬してしまう一幕も。
4月16日のサンリオピューロランドで開催されるイベント「こすぷれふぇすた」では、ポッピン族も登場する予定にもなっているとのことなので気になる方は足を運んでみよう。
この後も、東京国際映画祭(TIFF)で開催された宮原直樹監督と種崎さんが出演した舞台挨拶や、数多く配信してきたニコニコ生放送、ダンスシーンに入り込むことができるVRの体験などが紹介されていき、振り返りはいよいよ映画公開へ。
スクリーンに映し出されたのは、映画公開に先立って本編が上映され、ヒロインとその同位体キャスト10人が勢揃いしたイベント「スーパー・プレミアム・ミーティング」の様子を写した写真だ。当時は平日の開催だったにも関わらず、この日会場に集ったファンも多く参加していたようだ。
最後には公開初日舞台挨拶の写真が紹介され、『ポッピンQ』の足跡を振り返るコーナーは幕を閉じる。と、ここで、この日のために編集したという「卒業PV」と題した特別な映像が上映。
本編を楽しんだ人なら思わず目頭が熱くなってしまうような感動的なシーンが詰め込まれたPVに、キャストもファンも映像に釘付けに。映像で本編がまた見たくなってしまった会場のファンの注目がBlu-ray情報に集まるなか、6月2日に発売されるパッケージの豪華特典が紹介された。
店舗別の購入特典が紹介されると壇上のキャスト陣は描き下ろしアクリルスタンドに興味津々。店舗特典など各種特典の絵柄などは今後の発表を待ってほしいとのことだ。
そしてイベントはゲームコーナーに。このコーナーでは、ヒロインと同位体キャスト2人がチームとなり、現在好評配信中の本作のリズムゲームアプリ『ポッピンQ Dance for Quintet!』で対決するというもの。ゲームの得点だけでなく、それぞれのチームの絆を小澤さんが「応援ポイント」として加算し、その合計得点を競うのだ。
かなりプレイしているという瀬戸さんが勇んでトップバッターとして登場し、本編オープニングソング「ティーンエイジ・ブルース」を選択。瀬戸さんを応援する田上さんに呼応するように会場からも手拍子が鳴り響き、瀬戸さんの手堅い技術もあって高得点を記録。
続く本渡さんはゲームオリジナル楽曲の「Give me dreams!」をプレイ。安定していたプレイを見せていたものの、応援する種崎さんと客席が声を揃えて本渡さんの愛称「えーでちゃん」や「ダレン」と呼びかけると、嬉しさからか手元が狂ってしまうという微笑ましい一幕も。
「光へdancin’!」をプレイする田上さんは、この日のために3日前から練習をしてきたとのことで、瀬戸さんの実況風の応援と共に高い技術で得点を重ねていく。練習の成果が出たのか、田上さんの得点はこの日、1番の得点に。トリを飾る種崎さんはここで機械が苦手とカミングアウト。特例で最も難易度の低いイージーで「FANTASY」をプレイする。ファンとともに楽しむ応援を繰り広げる本渡さんの後押しを受けて、種崎さんも他のキャストに劣らない点数を記録していた。
気になる結果は、瀬戸さん・田上さんチームの勝利ということで、負けた種崎さん・本渡さんチームは罰ゲームとして即興ダンスを踊ることに。しかし、即興にも関わらず意外にもクオリティの高いダンスが披露され、観客を驚かせていた。
賑やかな雰囲気のまま、イベントは終盤へ。ここで金丸プロデューサーからは、漫画『ポッピンQ reverse』の山珠彩貴先生と宮原監督による新しいショートストーリーが4月以降に制作されることが決定したという報告が飛び出し、客席からは歓声が。内容や詳細な情報は今後の続報に期待したい。
じつはは宮原監督も観覧していた、という本ステージは、客席からの大きな拍手と歓声に包まれながらキャスト陣が笑顔で退場、イベントは幕を閉じた。
<商品概要>
■『ポッピンQ』Blu-ray 豪華版
発売日:2017年6月2日
価格:7,800円+税(DVD:本編Discのみ4,800円+税)
【Blu-ray特典】
・特典CD:オープニングソング「ティーンエイジ・ブルース」、卒業ソング「さよなら。ありがとう。」、ポッピンQオリジナル・サウンドトラック
・三方背ケース(黒星紅白イラスト)
・特製ブックレット
・公開記念本 縮刷版
詳細:http://www.popin-q.com/special/blueray/
劇場アニメ『ポッピンQ』公式サイト
http://www.popin-q.com/
(C)東映アニメーション / 「ポッピンQ」Partners 2016