2017年３月18日に公開を迎えた『映画プリキュアドリームスターズ！』の公開初日舞台挨拶が同日、新宿バルト9で開催され、キャスト発表から注目を集め続けた『キラキラ☆プリキュアアラモード』から美山加恋さん、福原遥さん、村中知さん、藤田咲さん、森なな子さんらプリキュアを演じるメインキャスト陣と、今作のゲストキャラクターを演じ、エンディングテーマも担当した女優・歌手の木村佳乃さんが登壇した。
『映画プリキュアドリームスターズ！』は、2004年にTV放送がスタートした女子児童向けのアニメ『プリキュア』シリーズの劇場アニメ最新作。2009年から毎年春の恒例となっていた歴代のプリキュアが全員登場する『映画プリキュアオールスターズ！』から進化を遂げ、現在好評放送中のTVアニメ最新作『キラキラ☆プリキュアアラモード』に登場するキャラクターを中心に、前作『魔法つかいプリキュア！』と前々作『Go！プリンセスプリキュア』というTVシリーズ直近３世代のキャラクターたちによって展開される新たなスタイルの劇場版作品だ。
イベントの会場となった新宿バルト9のシアターには、なんとこの日のために用意したという本物の“ソメイヨシノ”が飾られ、早くも今作のテーマ・世界観の「和」の雰囲気を感じさせた。さらに、司会の呼び込みで和服姿のキャスト陣が登場すると、壇上はまさに豪華絢爛な「和」の世界に。季節を先取りした満開の桜のなか、舞台挨拶がはじまった。
公開を迎えての気持ちを聞かれたキャスト陣は、改めて「すごい作品に関わっているのだな」と実感を語り、映画を見て泣いてしまったというファン同様、キャスト陣もアフレコで涙してしまったという裏話も語られた。ゲスト声優として出演した木村さんは、自身の担当したキャラクターが今作映画のみの出演であることを惜しみながらも、幅広い年齢層に親しまれる『プリキュア』に込められたメッセージ性の魅力を語り、「プリキュアのファンです」と宣言。
また、木村さんは担当しているエンディング主題歌「君を呼ぶ場所」を舞台挨拶前日に放送されたテレビ番組でも披露。放送ではキュアホイップも登場し、緊張していたが「一緒にダンスも踊ってくれて楽しかったです」と当時の感想を語った。
『キラキラ☆プリキュアアラモード』は、今作で初の映画化。“先輩プリキュア”たちとの共演について尋ねられると、美山さんからはTVシリーズ前作『魔法つかいプリキュア！』最終回で先輩たちと１度共演しており、その際に前作『魔法つかいプリキュア！』主演の高橋李依さん（キュアミラクル役）からアドバイスをもらったというエピソードが。先輩からのアドバイスを受けた美山さんは「劇場版がんばろう！」という気合が入った状態でアフレコに臨めたとのことだ。
また、本作の印象的なシーンにちなんで、「ミラクルサクライト（入場者プレゼント）で応援したいこと」を問われると、美山さんは「『キラキラ☆プリキュアアラモード』がプリキュア史上一番おもしろかったと言われるように私も応援したい」と熱意を語った。
一方、この日高校を卒業したという福原さんは、アフレコ現場で卒業式をしてもらい嬉しかったというエピソードを語り、同じような気持ちを感じてもらえるよう、新たな環境に進んでいく方々を応援したいと心境を語った。このほか、「舞台挨拶に来場したファン」や森さんの古巣である「宝塚歌劇団で初舞台を踏む後輩」など、各キャストがそれぞれの応援したい人を挙げていった。
最後に来場したファンに向けて美山さんは「今までのオールスターズとは一味違ったドリームスターズとしての展開や30分にわたるCGなど、今作は新しいことに挑戦しているなと思っています。映画も公開されていきますし、これからもプリキュアは毎週戦っているので、お子様と一緒に応援していただけたらなと思います」とメッセージを送ると、美山さんのコメントを受けて木村さんは「プリキュアにハマっている保護者の一人です」とお子様との心温まるエピソードを披露。これからも毎週『プリキュア』を演じていくキャスト陣に「がんばってください」とエールを送り、豪華絢爛な舞台挨拶は幕を下ろした。
『映画プリキュアドリームスターズ！』公式サイト
http://www.precure-dreamstars.com/
