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リアルとファンタジーが入り混じるアニメ『Fairy gone フェアリーゴーン』の世界を市ノ瀬加那&福原綾香が紐解く【インタビュー】

2019/4/5


 4月7日より放送開始のアニメ『Fairy gone フェアリーゴーン』。動物に憑依することで、不思議な力を宿すことができる妖精の臓器を人間に移植し、兵器として自在に扱う兵士=妖精兵たち。その妖精兵や妖精が関わる事件を捜査・鎮圧する違法妖精取締機関「ドロテア」に入隊することになった少女・マーリヤを主人公に、無秩序な世の中で正義を求めて戦う妖精兵たちを描いたオリジナルアニメ。そんな作品から、マーリヤ・ノエル役の市ノ瀬加那&ヴェロニカ・ソーン役の福原綾香を直撃。オリジナル作品の魅力を語ってもらった。

――本作はオリジナルストーリーということですが、最初に台本や資料を読んだときの感想を教えてください。

市ノ瀬 妖精が兵器として使われているのが、悲しいですね。妖精兵として戦ってきた人たちは、戦場や妖精兵であることを居場所として今まで戦っていたので、戦争が終わってからは立ち位置的に絶妙に難しいところにいるなと。でも。妖精と人間が2人1組で戦っていくのが自分のなかでは新鮮で、台本を読み進めるごとに興味深いものを感じました。

福原 妖精というファンタジーの要素と、戦争というリアルな要素が組み合わさって、さらにアニメでしかできない表現をものすごくしている作品だなと思いました。妖精デザインのかっこよさとか、ファンタジーでありつつ妖精の鳴き声の野生的な感じなどが、本当にアニメで映える作品ですね。

市ノ瀬 それぞれの妖精の特徴も、面白いですよね。次々に斬新な戦い方をする妖精が出てくるので、自分にとっても毎話「こういう戦い方もあるんだ」って驚きつつ、一視聴者としても楽しみにしています。根本的にはシリアスな作品ですけど、他のアニメにない新しいものが組み込まれていて、面白い作品だなと感じています。

福原 そういう物語のなかで、私が演じるヴェロニカは、村を焼かれた復讐を果たそうとしているんです。でも、人間は復讐を果たしたら幸せになるのか……。ヴェロニカの視点からも見えるものも多くて、オリジナルならではの深みや凝ったストーリーが展開しているので、硬派で素敵な作品にご縁があってよかったと思います。

――それぞれ、マーリヤとヴェロニカについて、どういうキャラクターでしょうか。演じる上で気をつけている点なども教えてください。

市ノ瀬 私が演じるマーリヤは、過去にヴェロニカと一緒の村に住んでいたんですけど、その村でも色々あって。とても辛い過去を背負っている子ですが、本来のマーリヤの性格は、明るくて等身大な一面を持っている子です。でも戦闘シーンでは、キモの座った部分があって、20代に差し掛かっている大人っぽいキリッとした一面を見せてくれていると思います。だけど、ふとした日常や上司のフリー(・アンダーバー)とのやりとりでは、砕けた感じやマイペースな面を見せてくれる女の子です。そういういろんな面を演じられるので、役者としてもいろんな感情を引き出してくれて、すごく楽しいです。私とは性格的には似ていないですが、立ち位置的には同じ新人としてがむしゃらに頑張っている部分は共感できます。

福原 ヴェロニカは幸いを運んでくる子、マーリヤは逆に災いの子と呼ばれていたんですよね。でも、その村が焼き討ちにあって、ふたりだけ生き延びて……というような、暗い過去を背負っているんですけど、マーリヤは「ドロテア」に入ってフリーという頼れる上司や同僚と出会い、自分の居場所をしっかり見つけられて、健康的なたくましさのある子だなと。市ノ瀬さんのお芝居からも、ひたむきさや素直さ、明るさがあるけど、根本には憂いが感じられて、ヴェロニカとしては、羨ましくなったり、微笑ましくも感じられるんです。ヴェロニカは表面上に見えているものよりも、マーリヤに対する気持ちや復讐に燃える心、癒えない悲しみなど、内に秘めているものが圧倒的に多い子で。暗殺者として感情を見せちゃいけないので、最低限の感情しか出していないところが、演じる上で難しいところです。かといって、背負っているものを忘れてしまうと、ただ暗い人になってしまうので、その塩梅が難しいキャラクターではありますね。似ている部分があるとすれば、私も一見クールに見えがちなところですかね。私は割と抜けてる部分があって(笑)、ヴェロニカとは内面の部分が違っているんですけど、似ていない部分も楽しんで歩み寄って演じています。

市ノ瀬 ヴェロニカは今はすごく冷徹な面が表立っているんですけど、本来の素の部分は優しい人だと思っています。殺し屋になってマーリヤと再会してからは、マーリヤの言葉に感情が揺さぶられて、「ヴェロニカも辛いんだろうな」と痛感していて。回想シーンだと優しく手を差し伸べてくれる場面が多いのですが、今はクールに去っていってしまうシーンばかりなので、早くヴェロニカが笑顔になれる日が来るといいなと思います。

――演じる上で気をつけていることは?

市ノ瀬 過去に暗いものを背負っているので、気を抜くと暗くなりがちなんですけど、マーリヤはセリフでは、暗い過去のことを今の収録の段階では一言も話していないので、普段のマーリヤは明るくていいんだというように捉えるようにしています。モノローグは何年も前のことを現在のマーリヤが語っているので、感情が入りすぎないように淡々としています。ある部分をつつくと、グラリと倒れてしまうんじゃないかというような不安定さもあると思いますが、普段は出さないように。キャラクターとして、街中でばったり出会いそうな子なので、リアルなお芝居ができるように頑張ろうと思っています。

福原 悲しくなりすぎない、優しくなりすぎない、自己主張しすぎないという面で気をつけています。時系列が行ったり来たりして、急に12歳に戻ったりするので、「この時点でどういう目にあっているのか」とか「この時点ではマーリヤに出会っている」というのを、みんなで確認しながら演じています。いろんな事件が起こって、環境によって在り方も性格も変わってきた子なので、回想シーンは特に気をつけています。

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