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<神谷明>『劇場版シティーハンター』TVシリーズ当時の自分に極力近づくためにする努力

2019/1/20


『キン肉マン』のキン肉スグル役や『北斗の拳』のケンシロウ役などでおなじみの声優・神谷明。2月8日から全国劇場にて公開される映画『劇場版シティーハンター<新宿プライベート・アイズ>』では、主人公の冴羽りょう(「りょう」は「けものへん」に「寮」)役で主演を務める。
 
 神谷が『シティーハンター』のTVシリーズでりょうを演じていたのは1980年代後半から1990年はじめ。TVスペシャルが最後に放送されたのが1999年で、2000年代に『エンジェル・ハート』でりょうを演じているとはいえ、かなりの期間が空いている。神谷は雑誌「アニメディア」の連載企画「神谷明のきれいな日本語マル秘テクニック」にて、久しぶりにアニメでりょうを演じることに喜びを感じつつも不安も抱いていると正直に語り、アフレコ(収録)に向けてさらなる努力を惜しまぬつもりだと綴っていた。今回は神谷の本作にかける並々ならぬ思いを伝えるべく、アニメディア2018年9月号に掲載した文章を原文ママで紹介する。
 
 
 来年(2019年)の2月8日(金)より公開予定の『劇場版シティーハンター』のお話をいただいたのは昨年(2017年)の11月でした。それまで、読売テレビのプロデューサーである諏訪道彦さんや、こだま兼嗣監督とお目にかかるたびに「『シティーハンター』を、またやりたいね」という話は出ていましたが、時が経つにつれて実現させるのは難しいだろうと考えるようになりました。それが、まさか実現するとは……。制作プロデューサー・植田益朗さんと前述の諏訪さんが粘り強く実現に向けて活動してくださっていたのです。思いもよらぬ朗報を聞いたときは、驚きと喜び、そしてちょっぴりの不安が胸をよぎりました。
 
 不安の原因は、みなさんのイメージを壊すことなくキャラクターを演じられるのか、ということにありました。セリフのテンポやスピードをあのころのように表現できるのか……。本作のTVシリーズは、40代前半という私自身が振り返っても脂がのっていた時期でした。アーティキュレーション(セリフの歯切れ)もよく、セリフのテンポも自由自在に操ることができていました。あれから30年、それを表現することは至難の業なのです。幸い声の強さはあまり変わっていません。演技力も向上しているはずです。だから今は、当時の自分に極力近づくことができるよう、できるかぎりの努力を惜しむまいと思っているのです。そして、自分なりの方法で滑舌向上とスピード回復に努めています。基本的に口元をはじめとする表情筋をやわらかくすることと、舌の動きをよくすることです。そのため喜怒哀楽はもちろん、驚くなどの表情を、顔をクシャクシャにしながら励んでいます。あとは、ベローンと舌を出してみたり、いろいろな方向に動かしてみたり……。さらに、苦手な行や言葉の組み合わせを書き出してしゃべっています。母音の基本「イエアオウ」を大きな口を開けて、口の運動のように繰り返すようなこともしています。あとは、とにかく声に出して読むこと。セリフやコメントをたくさん読んでいます。
 
 私だけでなく、ほかのレギュラー出演者も同じようにキャリアを重ねています。年齢によるハンデは若干あるものの条件は同じなので、切磋琢磨して、いい作品を作り上げようと思っています。収録は、これからする予定です。できることはすべてやって臨むつもりです。ぜひ、期待してお待ちください。
 
 
<プロフィール>
【かみや・あきら】
 9月18日生まれ。神奈川県出身。血液型A型。冴羽商事所属。主な出演作は『北斗の拳』ケンシロウ役、『シティーハンター』冴羽りょう役、『キン肉マン』キン肉スグル役など。


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