超!アニメディア

  • RSS
  • twitter

超!アニメディア

  • RSS
  • twitter

MENU

ニュース

<神谷明>『劇場版シティーハンター』のアフレコ現場独自レポート!レギュラーメンバーも“功労者”も勢ぞろい

2019/1/14


『北斗の拳』のケンシロウ役や『キン肉マン』のキン肉スグル役でおなじみの声優・神谷明。2月8日(金)からは、自身が冴羽獠役で主演を務める『劇場版シティーハンター<新宿プライベート・アイズ>』が公開される。ここでは、アニメディア2月号の連載企画「神谷明のきれいな日本語マル秘テクニック」に掲載された、神谷自身による本作のアフレコ現場レポートを紹介する。
 
 
 私事にはなりますが、今年はなんと言っても『劇場版シティーハンター<新宿プライベート・アイズ>』の公開があります。2月8日より全国ロードショーです。ぜひ劇場へ足を運んでください。その劇場版は、先日セリフの収録も終わり、公開を待つだけになりました。今月はその収録スタジオレポートからスタートしましょう。
 
 まず、収録スタジオのなかに入って驚きました。本来そこには、モニターの置かれている側以外の三方向の壁沿いに、椅子がおよそ20脚ほど並んでいます。ところが、さらにスタジオの中央部分に8脚の椅子が3列置かれていました。そうなのです。総出演者数が40を超えていたのです。収録は、今作では最初からセリフの重ね録りのシーンが多く、同じところを何度も繰り返し収録しました。まずメインの音声、続いて目立つ人々のアドリブ、さらに群衆のアドリブという具合に録っていきます。これをシーンが変わるごとに収録するのですから、街中のチェイスシーンや戦闘シーンなどはまさに気の遠くなるような作業でした。それで、注意しなければならないのが録りこぼし(録り残してしまうこと)。ディレクターだけでなく、ミキサー、音響助手が細部をチェックしながら収録作業は進みます。また、セリフが重なってしまうときには、役ごとに収録します。この繰り返しの作業に手間がかかりました。とはいえ、いい作品を作るために手間を惜しむわけにはいきません。みんなで協力し合いながら作業を進めました。
 
 さて、私が演じる冴羽獠は、相変わらずギャグとシリアスを繰り返しながら序盤は進行。中盤で“さあ、これからストーリーが盛り上がるぞっ!”というところでもギャグが……。その間も獠と槇村香の微妙な雰囲気を織り込みつつ、ストーリーは進行していきます。このあたりに作家・脚本家の加藤陽一さんの手腕が光っています。そして、いよいよストーリーが動き始めて一気にスピードアップしていきます。最後まで息もつけないほどに作られています。また、終盤での海坊主の大活躍は、私がうらやましいと思ってしまったほど。シリアスななかに笑いのエッセンスをちょっぴり加えるなど、『シティーハンター』を知っている作家ならではの展開でした。2日間の収録はとても楽しく、気がついたら終わっていたという感じでした。収録したセリフに音楽と効果音が加わったことを考えると今から完成が楽しみでワクワクしています。今回の『劇場版シティーハンター』のすばらしさは、レギュラーメンバーがすべてオリジナルキャストだということ。マイクの前でみなさんの声を聞いた途端、一気に時計の針が20年巻き戻され、『シティーハンター』の世界がそこにありました。また、サブレギュラーとして番組を支えてくださった功労者(内部的にこう呼んでいます)のみなさんともお目にかかれて感動しました。シリーズが始まったころはエンディングのテロップでAやBだった方が、今や押しも押されもせぬ重鎮ぞろいなのですから。また、その方たちが『シティーハンター』の復活を心から喜んでくださったのもうれしかったです。えっ、誰かって? それは、山寺宏一さん、茶風林さん、山崎たくみさんです。多くの力を結集した『劇場版シティーハンター』、ぜひご覧ください。
 
 
<プロフィール>
【かみや・あきら】
 9月18日生まれ。神奈川県出身。血液型A型。冴羽商事所属。主な出演作は『北斗の拳』ケンシロウ役、『シティーハンター』冴羽獠役、『キン肉マン』キン肉スグル役など。
 
●撮影/清水紘子


PAGETOP