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【インタビュー】戸松遥4thアルバム『COLORFUL GIFT』リリース!「『ありがとう』の気持ちと、『これからもよろしく』が詰まった1枚です」

2018/4/30


 今年でアーティスト活動10周年を迎える戸松遥が、記念碑ともいうべきアルバム『COLORFUL GIFT』を5月2日にリリースする。タイトルやパッケージに込めた感謝の想いや、この10年についてなど、たっぷりと語ってくれた。


いろいろなアイデアが詰まった戸松遥らしい1枚

――アルバムタイトル『COLORFUL GIFT』には、どのような想いを込められましたか?
 今回、アーティストデビュー10周年のタイミングでアルバムを出せるとなって、ありがたいご縁だと思ったんです。ラインナップを見ても個性豊かな楽曲という印象だったので、自分らしい言葉でいうと「カラフル」だなと思って。ここまで10年歩んで来られたのは、今まで支えてくれたスタッフさんや、何よりファンの方たちの応援があったからこそなので、このアルバムを通して「ありがとう」という気持ちをタイトルにも込められないかなと思ったときに、「ギフト」っていうワードが出てきたんです。カラフルなギフト……それが自分らしいかなと思って付けさせていただきました。

――“ギフト”らしくリボンを巻いたジャケット写真が印象的ですが、こだわりは?
 私、リボンのモチーフが大好きなんです。“ギフト”ということで、パッケージをプレゼントみたいにしたらいいんじゃないかと思って、ぜひリボンを使いたいというアイデアを出したんです。今回ジャケットのコンセプトもMVのコンセプトも出したアイデアが採用されて、自分の意思も詰まった一枚になっているので、私的にはよりみなさんに聴いてほしい一枚になりました。

――戸松さんらしさが詰まった一枚なんですね。
 そうですね。ブックレットも「COLORFUL GIFT」にちなんで、どういうコンセプトにしようか考えて、表紙はプレゼント感を出したんです。中のページは、より色にフィーチャーした作りになっています。裏テーマで“10”にちなんだものを入れようということで、表紙で着ている白いワンピースについている色が10色なんです。中面を開くと最初真っ白なワンピースから始まって、1枚めくるごとに1色ずつ足されていって、完成形が10色そろったバージョンになっています。その場で脱いでは色を付け、というのを繰り返したのですが、自分で言っておきながら大変でした(笑)。靴も10色の靴を履いてるんですけど、10年の歩みを表現したくて、“歩み=足”というイメージで靴も変えましょうということで10足にこだわりました。

――初回限定盤には差し替えジャケットも。
 10種差し替えジャケットは、ワンピースについている色と同じ10色の背景で撮らせてもらって。気分によって、好きな戸松に差し替えてもらえれば嬉しいです。

――お気に入りはどれですか?
 色だけでいうとオレンジが好きなんですが、背景の色によって表現の仕方も変えていて。元気な色は笑顔多めで、黒とか紫とか青とかはちょっとクールな感じで撮りました。全部いろんな表現ができたので、全部楽しかったですね。

――選曲に関しては?
 今回はアルバムの話と同時にツアーの話も聞いていたので、ツアーありきで考えた楽曲がほとんどなんです。ライブでこういうことがやりたいから、それができる曲を……と逆算して作った感じですね。ライブでみんなと踊りたいから振り付けのある曲を作ってもらったのが「オレンジレボリューション」です。ずっとやりたかったタオルを振り回す曲も、今回は勢いのあるアルバムなのでできると思って、念願叶って作ってもらったのが「Boom Boom Typhoon !」です。ライブからいろいろなアイデアを引っ張ってきた曲が多いですね。

――「オレンジレボリューション」はMVもこだわりが詰まっているそうですが。
 今回のMVも「踊る」というのが第一条件だったんですが、大人数でお祭りわっしょいなイメージがあったので、なるべく人がたくさんいるMVにしたいですって話をしました。ただ踊るより、ストーリー性のあるひとつのコントみたいな物語になっている方がいいなと。私、自分が面白いって言われたほうが嬉しいので(笑)、面白い映像にしたくて、いろんなところで「ぷっ」っと笑える要素を入れたかったんです。どういうシチュエーションだと成り立つかを考えて、何かの職業に扮しようと。踊りそうもない職業の方が面白いと思い、看護師さんかOLさんのふたつを挙げて、結果OLさんになったんです。最後の方は会社の重役、社長も踊りだしちゃうんですよ(笑)。今までの中で一番明確に「こういうことがしたい」というアイデアを出しました。フラッシュモブのように真面目に仕事してるところから突然笑顔で踊りだす感じを撮影したくて。ワンカット長回しで撮影したので、段取りをきちんと計算して組み立てないと難しかったんですが、めちゃくちゃ楽しかったですね。

――では、「オレンジレボリューション」に続けて各曲の解説をお願いします。2曲目の「モノクロ」はいかがでしょう。
 このなかでは一番ダークというかロックな曲で、いい意味でアクセントになる唯一無二な存在です。最近のライブでもよく歌っていますが、多分一番ダークな方向へのパンチがある楽曲だと思うので、ライブでも空気感を変えてくれる一曲ですね。

――3曲目の「痛快!ロマンチッカー」は?
 これは「シンデレラ☆シンフォニー」のカップリング曲ですね。「余裕SharkShark MIX」って、完全に駄洒落のようなのが付いてるんですが……(笑)。この曲には英語のコーラスが入ってるんですが、じつはそのコーラスが全部サメの名前なんです。そういう理由で「シャークシャーク」になりました (笑)。シングルのレコーディング前に、ディレクターさんから「ありったけのサメの名前を教えてほしい」と言われて、私プチサメオタクなんですけど、30種類くらい教えたら「足りない」って言われて、結果5、60種類くらいの名前を送ったんです。でも、返事が返ってこなくて、それっきりになってたんですよ(笑)。そしたら、今回アルバムの収録をしてから「コーラスでサメの名前を英語で言ってるんだよ」って。2年越しに教えてもらったという(笑)。

――それはすごいエピソードですね(笑)。では、4曲目「約束❤ダーリン」ですが。
 これは、久しぶりにこってこてのアイドルソングが歌いたいと思ったので、ものすごくかわいい方向に振り切った楽曲をリクエストしました。デビュー当初は80年代のアイドルっぽい楽曲も歌ってたんですが、今の自分だったらどういう表現をするのかなと。こういう曲は、役がないと恥ずかしくてなかなかできないですよね。でも歌うときは、なりきるというか、お芝居をするような気持ちで歌っているので、こういうアイドルっぽい“かわいい”に振り切った曲も、「振り切った自分を見たい」という思いで作っていただきました。

――聞いていて癖になる曲ですね。
 そうですね。ずっと頭の中でループするんですよ。忘れたころによみがえってくる。タイトルに「ハート」が入ってるんですが、最初はなかったんです。真ん中にハートを入れたいってリクエストして、これでもかっていうラブリーさを表現した楽曲です。

――5曲目の「シンデレラ☆シンフォニー」は、16thシングルですね。
 ライブでもじわじわ人気が上がってきて、ライブで歌えば歌うほど好きだと言ってくれる方が増える曲です。楽曲って、リリースして終わりじゃなくそれがスタートで、ライブで歌い続けていくと進化していくんですよね。ノリもお客さんのコールも熱量も変わってくることってどの曲にもありますが、その変化が一番感じられるのが「シンデレラ☆シンフォニー」です。これも振り付けをやりたいと言って、みんなで踊ろうねっていうより、もしやれたら一緒にって感覚で作ったんですけど、最近はみなさんびっくりするくらい踊れるようになっていて。ファンの方と一緒に育てた曲とも言える曲です。

――6曲目「Marble」は?
 言い方が失礼かもしれませんが、補欠曲だったんです。でも、どうしても捨てきれなくてアルバムに入れました。サウンド的にも好きだし、仮歌を聴いて歌ってみたいって思った曲でしたし、プロデューサーさんもすごく推してくださった楽曲です。90年代とか2000年っぽいというか、「約束❤ダーリン」とは違う方向性のアイドルチックな曲で、実際歌ってみて気持ちよく歌えた楽曲ですね。

――続いて、7曲目「Two of us」ですが。
 「Two of us」はゲーム『ソードアート・オンライン -ホロウ・リアリゼーション-』のタイアップだったので作品寄りというか、愛を歌った楽曲になっています。ライブでもよく歌うんですが、この曲をきっかけに愛を歌うバラードが増えた気がします。バラードを歌うことはあったんですけど、フォー・ユーな歌がなかったので、この曲を機にバラードの境地が開けた気がして、いいきっかけになったと思います。

――8曲目の「あなたの幸せに私がなれるなら」は、ディープなラブソングですね。
 これはもう、色っぽい声で「LOVE」って言いたくなるような(笑)。最初は重いなって思ったんです。自分に表現できるのかなっていう不安がありましたね。全部自分の心をむき出しに見られてる感じがして、自分名義のラブソングだとちょっと恥ずかしいというのもありました。でも歌ってみると新しい自分の感情に気付いたりして、こういう表現の仕方もあるのかと驚かされました。今年の2月のライブで初めてバンドで歌ったときも、また全然違う感覚がありましたね。そういう意味では、バラードの表現の幅を広げてくれた楽曲で感謝しています。この曲があったから、今回のアルバムで新曲のバラードを歌わなくていいかなと思ったんです。「Two of us」と「あなた~」の2曲でバラードの良さを感じてほしいというのもあって、新曲のバラードは入れない方向になりました。

――9曲目の「STEP A GO! GO!」は、初の応援歌ということでしたね。
 このなかだと一番古い曲で、応援ソングっていうイメージで作った楽曲です。振り付けはウチの寿(美菜子)が担当したんですけど(笑)、最後の落ちサビで「え~~」を伸ばしてぷつっと切るのが楽しくて。お客さんもありったけの声をくれるので、ライブでやって楽しい1曲ですね。

――10曲目「Boom Boom Typhoon !」はタオル回し曲ということですが。
 そうですね。リクエストは疾走感たっぷりで勢いのある曲ということと、歌詞に「回る」とか「回転」とか、とにかく回るイメージの言葉を入れてくださいってお願いした曲です。そうしたらこれでもかってくらい入れてくれて、タイトルも「タイフーン」になったんですけど、いい意味で頭を空っぽにして思いっきり騒げる曲になりました。私がお客さんとしてライブに行ったときにタオルを使った演出が楽しくて、自分がみなさんともこの楽しさを共有したいっていうのもあって。ありがたいことに、今回でソロツアーも5回目になるので、新しいことへの挑戦も兼ねて出来た楽曲ですね。

――続いての「有頂天トラベラー」ですが。
 TVアニメ『プリプリちぃちゃん!!』のタイアップ曲で、ライブでも、アニメでキャラクターが踊っていたのと同じ振り付けをやらせていただいてます。じつはQ-MHzさんに楽曲を作ってもらいたいと思っていた矢先に、作っていただけた曲です。歌ってみるとすごく難しいんですけど、想いがかなって嬉しかった覚えがあります。

――最後は12曲目「色彩日記」です。
 「ありがとう」っていう気持ちを、アルバムを通してファンの方に伝えたい、そういう曲を歌いたいというのが最初に浮かびました。でも、ただ「ありがとう」だけじゃなく「これからもよろしく」という未来を見つめた歌詞がいいなと。そういう想いを歌として形に残せるタイミングは、節目のアルバムだからこそですし、自分の想いを伝えられたらと思いました。

 さらに、10周年だから私自身のパーソナルな言葉を入れたいと思い、アーティスト活動のなかで記憶に残ったことや、ファンの方に対する想いを作文のように書いて、その後印象に残った思い出を箇条書きで書いて、それを作詞の古屋(真)さんにお渡ししたんです。分かる人が聞いたら「これはあのライブの話かな」っていうのが詰めこまれた楽曲ですね。レコーディングしてるときも自分の感情が入っているので、ほんとに一番ストレートに戸松遥らしく歌えたなという感覚がありました。曲も最初はバラードで進めようかと話していたんですが、自分らしさを考えたときに前向きな思いも込めたかったので、からっと爽やかで前向きなサウンドに歌詞をしっかり乗せたいというのを伝えさせてもらって、けっこう明るい曲になりました。

――タイトルの「色彩」という言葉はアルバムタイトルの「COLORFUL GIFT」にも繋がっているんでしょうか。
 たまたまなんですが、今回は「色」に関係した曲が多いんですよ。「モノクロ」なんかは既存曲ですけど、ちょっとカラーが入ってる曲がいつもより多いですし、4曲くらい「彩り」って歌詞が入っていて。別のインタビューのときに言われて気付いたくらいなんですが(笑)。新曲の作詞は全部古屋さんなので、古屋さんにも「色」のイメージがあったのかもしれないですね。

 

楽曲や本人役でのドラマ出演で
自分を見つめなおす機会に恵まれた

――アーティスト活動を始めて10年ですが、今振り返るとどんな10年でしたか?
 あっという間だったうえに自覚がなくて、去年ファンの方に言われて気付いたんです。デビューしたとき、10年後も歌えているって想像もしてなかったですし、どこまでできるかとか考えずに今に至ってるんです。思い返してみると何も考えずにきた10年間じゃなくて、ユニットがあったり、いろんな縁とタイミングと経験があって、そのうえでファンの方に支えられて歩んできた10年でした。これからもずっと歌で表現したいことはあると思うので、必要とされる限り頑張るのみです。

――7月から始まるツアーも楽しみですね。
 今回はもう愉快で楽しいっていうのがテーマです。シンプルなんですけど、それに尽きるみたいな。ライブに来た方が「あー面白かった」って思って帰ってくれたらそれでいいかなと思っています。会場もZeppなので、フェスのようなイメージですね。このツアーではしゃごうと思っていたので、今年の2月のソロライブはバラードを中心にしたんです。もちろんツアーでもバラードは歌いますが、夏というのもあるし、汗をかいて気持ちよく「明日も頑張ろう」って思ってもらえるようなライブにしたいです。前回がベストアルバムを引っ提げてのツアーで、そこで一区切りついたうえでの今回になるので、心機一転、演出を新しくしたいなと。新しい戸松遥を見せられるライブにしたいなって思っています。

――2018年は舞浜アンフィシアターでのライブのほかに、ドラマにも挑戦されていますね。
 2018年はスフィアが充電期間中というのもあるので、ほんとに自分のことだけを考えていい年なんです。いつもはスフィアがこうだから自分はこうしよう、とバランスを考えたり、スフィアでやっていないことをソロでやろうという感覚だったので、今年はとにかく自分がやりたいことを何でも言っていこうと思っています。ドラマも本人役ということだったので、自分自身とこんなに向き合ったことがないというくらい向き合いました。楽曲やドラマを含めて、自分のことをこんなに考えたのは初めてかもしれないです(笑)。でも表現者とか関係なく、人間的にも自分と向き合えるいいタイミングになりましたし、自分はどういうことがしたいのかも考えられたので、ありがたい時期だなと思っています。

――今後、挑戦したいことはありますか?
 そうですね、今年は欲だらけの年なんで(笑)。でも振り返ったときに、やりたいことがない年よりも、ありすぎて困っちゃう年の方が楽しいんですよ、自分が。今年はお仕事的にもいろんな挑戦の機会があるので、どんな仕事もやっていきたいですし、実現できるかはわからないですけど、「はしご酒」みたいな番組に出てみたいです(笑)。プライベートでもいっぱいあるんですが、車の運転にも少し慣れてきたのでドライブとか息抜きになることを増やしていきたいですね。ドライブをするなら沖縄や北海道とか、大自然のなかを走りたいです!

――アルバムのタイトル「COLORFUL GIFT」にちなんで、10周年のご褒美に自分に「ギフト」を贈るなら?
 なんだろう。今度、沖縄旅行には行くんですよ、自分へのご褒美で(笑)。ほかにもいろんなところに行きたいですね。私、日本が一番好きなんで、国内旅行がしたいです。あとお寿司がおいしいところに行きたいです、北海道とか。スフィアのツアーでしか行ったことがないので、プライベートで行ってみたいですね。

――最後にファンの方へメッセージをお願いします。
 今までのアルバムのなかでも、自分のパーソナルな想いややりたかった夢が詰めこまれたアルバムだと思います。曲のラインナップもアゲアゲな曲が多い1枚になっています。私は楽曲によって歌い方の表現が違うタイプなので、全部ひっくるめたうえでこれが今の戸松遥なんだなと思っていただけたら。ライブのことを考えながら新曲も歌わせてもらってますし、これをきっかけに初めてライブに行ってみようと思ってもらえたら嬉しいです。私からの「ありがとう」という気持ちが詰まった1枚になっているので、ぜひたくさんの方に聴いていただけたらと思います。

【とまつ・はるか】1990年2月4日生まれ。これまで18枚のシングルと、3枚のアルバム+ベストアルバムをリリース。声優としては「ソードアート・オンライン」シリーズ、「ダーリン・イン・ザ・フランキス」などに出演。今年の夏は「COLORFUL GIFR」のアルバムを引っ提げ、全国ツアーも決定している。

 

<CD情報>
COLORFUL GIFT【初回生産限定盤】
¥3,333+税
SMCL-536 ~ SMCL-537

COLORFUL GIFT【通常盤】
¥2,870+税
SMCL-538



公式サイト
http://www.tomatsuharuka.com/

 



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