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【インタビュー】話題のデジタル声優アイドル・22/7が、2ndシングル『シャンプーの匂いがした』で、ザ・アイドルソングに挑戦!

2018/4/10


前列左から海乃るり、花川芽衣、西條和、宮瀬玲奈、帆風千春、武田愛奈
後列左から白沢かなえ、高辻麗、倉岡水巴、涼花萌、天城サリー

 昨年のメジャーデビューから話題満載のデジタル声優アイドルグループ・22/7が、2ndシングル『シャンプーの匂いがした』をリリース。「春にピッタリなさわやかな曲」とうれしそうに語ってくれたメンバー(天城サリー、宮瀬玲奈、西條和、海乃るり)のインタビューが、発売中の『アニメディア5月号』に掲載されている。「超!アニメディア」では記事内でお届けしきれなかった部分も含めた、インタビュー全文をご紹介する。


■曲調と歌詞のギャップが魅力

──「シャンプーの匂いがした」を最初に聴いたときは、どんな印象を持ちましたか?

天城サリー(以下、天城) 明るくさわやかな曲調ですが、歌詞は切ない内容なので、そのギャップに驚きました。バラードで悲しげな曲調だけど歌詞は前向きだったデビュー曲「僕は存在していなかった」とは、180度違う楽曲になりました。

宮瀬玲奈(以下、宮瀬) 最初に聴いたときは、かわいい曲なのでうれしくなって、「ダンスはどうなるんだろう?」とワクワクしました。切なさと美しさが入り交じった曲で、テーマは「伝えることのできなかった淡い恋心」です。

西條和(以下、西條) 私は、大人しくてちょっと地味な性格なんです。「シャンプーの匂いがした」は、私の性格とは反対の清々しくかわいい曲だったので、「自分に歌えるのかな?」と最初は不安でした……。振り付けもかわいくて、それを難なくこなすメンバーを見て、「私はこうは踊れない」と自信を失くしていたんです。そうしたら、振り付けの先生が「そのままでいい」と言ってくださって、そこからは自信を持って歌も踊りもできるようになりました。

海乃るり(以下、海乃) 爽快感のある曲調とはギャップのある、胸を鷲掴みされるような切ない歌詞で、表現するのがすごく難しそうだと思ったのが第一印象です。春のような暖かさと儚さのある、ザ・アイドルソングと呼べるような曲でもあるので、アイドルファンの方にもぜひ聴いていただきたいです。

──みなさんが演じるキャラクターのアニメ化も決まっていますが、それに先駆けて本作のMVでも、キャラクターが歌ったり踊ったりしていますね。みなさんはモーションキャプチャーも担当されているそうですが、ダンスはどうでしたか?

西條 振り付けは、メンバー同士で耳打ちする仕草があったりと、歌詞に沿って演じているような部分がたくさんあります。

海乃 ただDメロ前の間奏のダンスは、リズムが変則的になるので難しかったです。音に引っ張られないように、ひたすら頭の中でカウントを数えて踊りました。

宮瀬 その部分はバレエ的な要素も加わっていて、飛び跳ねたりターンしたりします。体幹がしっかりしていないと、足を踏み外したりきれいに回れなかったりするので、いつも以上に体幹トレーニングをしっかりやりました。でも全体的には、とてもかわいらしいアイドルらしい振り付けです。今までたくさんのアイドルのダンスを観てきましたが、「じつはこういう踊りはすごく難しいんだ」と、自分でやってみて初めてわかりました。

──ポイントとなるポーズや振りは?

天城 隣にいるメンバーの髪の匂いをかぐような仕草をする振りがあって、そこは曲名にもつながるのでポイントかもしれません。

宮瀬 サビのところで、腕の動きがアルファベットのZの形に見える振りがあるので、ファンのみなさんはライブのときにペンライトでZの形に振っていただけたら、きっと楽しいと思います!

■過去の経験のすべてが、やさしい記憶

──初回仕様限定盤Type-Aのカップリングに収録されている「やさしい記憶」は、どんな曲ですか?

天城 「過去にどんなことがあっても、それにとらわれず、前に進んで明るく生きようとすれば過去も乗り越えられる」という前向きさが込められています。私も勇気をもらって、過去にとらわれず未来に生きようと思いました。

宮瀬 「やさしい記憶」は、1曲の中で季節が巡っていて、その巡る季節のなかで今の自分を作り上げているのは過去だと気づき、一歩を踏み出していく曲です。歌詞の奥深さが心に響いたし、四季を体の動きで表現したダンスも好きですね。

西條 どんなにいい記憶でも、人に伝えたり何かの形でとどめておかなければ、いずれは忘れてしまいます。それは怖いことだと思っていたのですが、この歌詞を読んで忘れることを怖がらなくてもいいと気づいて、すごく心が軽くなりました。

海乃 私は後悔することが多いんです。たとえば、学生時代に友達と大ゲンカをしたまま卒業して、今も謝れていないこととか。でも歌詞を読んで、すごく勇気づけられました。今までのことは無駄じゃなかった、これからのことを考えればいいんだと。この曲を聴いて「後悔しても前を向けばいい」と、前向きにとらえてくださる方が増えたらうれしいです。

──ちなみに、曲名の「やさしい記憶」とは、どんな記憶だと思いますか?

天城 私は、母親のイメージです。学校で嫌なことがあって泣いて帰っても、家に帰ると母親が温かく迎えてくれて。そんな母親のやさしさにいつも癒やされていました。それは私のなかで、とてもやさしい記憶ですね。

西條 今まで自分に起きた出来事に対して、そのつど感じた感情……つまり私が過去に感じたすべての気持ちが、やさしい記憶かなと思います。

海乃 幼いころに木に登って遊んだこととか、友達と泥だらけになって遊んだ何気ない思い出が、私にとってはやさしい記憶です。きっと美化されていて、自分のなかでいちばん楽しかった記憶になっているのかもしれないですけど(笑)。

宮瀬 なごみん(西條)と同じ気持ちで、今の自分を作っているのは過去の自分だと思っています。たとえ嫌だったことすらも、今となっては自分の糧になっています。だから、過去の経験のすべてが、やさしい記憶じゃないでしょうか。辛い経験も乗り越えてきたからこそ今の自分がいるんだと感じながら、この曲を歌っています。

■若さは無力である

──初回仕様限定盤Type-Bのカップリング曲「叫ぶしかない青春」は、タイトルからしてインパクトがありますね。

海乃 「やさしい記憶」の主人公に、ぜひ「叫ぶしかない青春」を聴いてほしいですね。「過去を後悔するよりも未来に目を向けて!」と、伝えたいです。聴いてくださるみなさんも、いろいろな角度から考察しながら聴いてもらえたらうれしいです。

西條 この曲は、今の私にピッタリ合うなと思いました。歌詞のように私自身、「何か」を見つけたくてグループに入り、それが何なのか今もまだわからないままです。でも歌詞のように、先に進めばきっと何かが見つかると信じて進んでいます。

宮瀬 この曲の歌詞は深くて、いろいろなストーリーを想像することができます。たとえば1番は物語の始まりで、歌詞の主人公たちは、きっと誰もいないところに2人で逃げたかったのだと思います。2番は、彼が閉ざしてしまった心のドアを、いなくなった彼女が「閉じこもっていてはダメだよ」と叩いてくれています。曲調は穏やかでやさしいのに、曲名や歌詞の言葉に力強さがあるところに魅力を感じます。人間の強さと弱さが込められていて、歌っていても踊っていても涙が出そうになるくらい気持ちが入ります。

天城 若くて無力だからこそ、本当に叫ぶことしかできなかった。“若さは無力である”ということを歌っているところは大好きで、胸がキュッと締め付けられます。

──今作では、それぞれの声もはっきりと感じられますね。自分の声という部分について、歌い方で意識したことは?

天城 「叫ぶしかない青春」では、私のパートは涼花萌ちゃんと高辻麗ちゃんとの3人で歌っています。2人とも声がすごくかわいく、そのなかで同じように歌っていても私の存在感が薄れてしまうので、男の子の声を出すような気持ちで歌いました。完成したものを聴くと、かわいい声のなかにいい感じで自分の声も存在していて、チャレンジしてすごくよかったです。

宮瀬 「シャンプーの匂いがした」は、曲の出だしをなごみん(西條)とふたりで歌っているのですが、すごく緊張します。フワフワした雰囲気の明るい曲調だし、なごみんと比べて私の声は少し低いので、なるべく声が低くならないように気をつけました。それと「やさしい記憶」と「叫ぶしかない青春」で初めてソロパートをいただいたのですが、あまりの責任の大きさに不安になってしまい、その不安を消すためにとにかく練習しました。そして、歌詞の理解を深めるために主人公の気持ちを想像してみたりと、歌ともすごく向き合いました。

西條 私は「叫ぶしかない青春」の、出だしの部分をソロで歌わせていただいています。ここは、先ほどもお話した通り、自分の気持ちにピッタリ合った歌詞だったので、気持ちを入れやすかったです。

海乃 私の声はあまり特徴がなく目立たないので、曲に合った歌い方を研究しています。「叫ぶしかない青春」では、宮瀬、西條、花川(芽衣)の3人がかわいい声で歌ったすぐあとに、私と白沢(かなえ)が歌うので、曲の流れに違和感が出ないようにかわいい歌い方を心がけました。

──CDデビューから約7か月が経過した現在、みなさんは今どんな気持ちですか?

西條 私たちに関わってくださる方の数がすごく増えましたし、お渡し会とかイベントで、すごくたくさんのファンの方とお話をするようになって。よりがんばろうと思うようになっています。

海乃 アニメ好きの友人から「お店で流れていたよ、すごい!」といってもらったときは、「私は今、声優アイドルをやっているんだな」と実感できて、とてもうれしかったです。こういう機会を、これからもっと増やしていきたいです。

宮瀬 デビュー以降、街で初めて声をかけていただいたり、ご飯を食べに行ったお店の有線放送で急に私たちの楽曲が流れてドキッとしたり。22/7を身近に感じられることが増えて、「デビューってこんなにすごいことなんだ」と、改めて実感しています。もっと私たちの存在を知ってもらえるように、がんばっていきたいです。

天城 声優の方のなかでも、ここまでしっかりとした振り付けをやられたり、モーションキャプチャーでMVを制作している方は、なかなか少ないと思います。この貴重な経験を糧にして、よりたくさんの方に私たち22/7の存在と魅力を伝えていきたいです。応援よろしくお願いします!

◆プロフィール
【ナナブンノニジュウニ】デジタル声優アイドルグループとして、2016年12月24日に応募者1万325名から選ばれた11名で結成。メンバーは天城サリー、海乃るり、倉岡水巴、西條和、涼花萌、高辻麗、武田愛奈、白沢かなえ、花川芽衣、帆風千春、宮瀬玲奈。昨年9月にシングル『僕は存在していなかった』でCDデビュー。彼女らが声優を務めるキャラクターのアニメ化も決定している。

<2ndシングル『シャンプーの匂いがした』情報>
4月11日発売
初回仕様限定盤Type-Aおよび初回仕様限定盤Type-B各1,800円(税込)、通常盤1,200円(税込)
ソニー・ミュージックレコーズ

 さわやかさあふれる表題曲のほか、共通カップリングにはロックテイストの激しい曲調でセリフのパートもある「人格崩壊」を収録。リリースされる3形態それぞれには、前向きさのある「やさしい記憶」(初回仕様限定盤Type-A)、ソロパートも聴くことができる「叫ぶしかない青春」(初回仕様限定盤Type-B)、フォークソング調の「循環バス」(通常盤)などを収録。

初回仕様限定盤Type-A

初回仕様限定盤Type-B

通常盤

 

 

取材・文=榑林史章



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