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樋口楓が「MARBLE」でメジャーデビュー、収録曲・バーチャルライバーに対する思いを語る【インタビュー】

2020/4/1


「にじさんじ」所属のバーチャルライバー樋口楓が、シングル「MARBLE」でメジャーデビュー。楽曲の制作過程などを聞いたインタビューが、アニメディア4月号に掲載されている。超!アニメディアでは、本誌に掲載しきれなかったぶんを含めた特別版を公開。カップリング曲のエピソードや他のバーチャルライバーに対する思い、好きな声優やアニメについても聞いた。

辛かったことも踏まえてのメジャーデビュー

ーーVTuberを始めて2周年とのことで、いかがですか?

 もともと私は、「にじさんじ」という事務所が開催した、iPhone Xを使って顔を動かせる機能を持ったアプリを広めるための、テスターを募集したオーディションを受けて事務所に入ったんですね。なので最初はとても気軽だったのですが、もともと歌が好きだったのもあって歌をアップするようになり、応援してくれるみんなへの感謝の気持ちを込めてファンメイド曲をアップするようになりました。それがメジャーデビューできる日がこようとは、オーディションを受けたときにはまったく思っていませんでした。振り返るとめちゃめちゃ濃度が高くて、あっと言う間とは言いがたい2年間でしたね。

ーーバーチャルライバーで良かったなと思うことは?

 ファンタジーの世界に行けるとか、自分の好きなキャラクターの隣に自分の絵を描いてもらえるとか。あとは、ネットに強くなった(笑)。まじめな話をすると、気軽に配信ができるのは大きいですね。自分が発信したいと思ったときに、好きなゲームをだらだらするとか、好きな歌を歌って公開するとか(笑)。生で近況を報告できるのは私も嬉しいし、ファンの人も喜んでくれています。それをやるときのハードルが、普通のアーティストさんよりも低いのはバーチャルライバーであればこそです。

ーーさて3月25日にメジャーデビューですが、どんな気持ちですか?

 ファンのみなさんがいなければ今の樋口楓はいなかったので、支えられてここまできたなという感謝の気持ちが大きいです。

ーーメジャーデビュー曲の「MARBLE」をはじめ、これまでに発表したファンメイド曲もロックが多いですけど、もともとロックが好きで?

 両親が学生時代に、軽音学部に入っていて。小さいころから車で、THE BLUE HEARTSさんやSHOW-YAさんなど、パンクやハードロックを聴いていたので、自然と私も好きになりました。

ーーパンクとハードロックで育ったんですね。親のDNAをしっかり受け継いでいますね!

 そうですね。デビュー曲「MARBLE」を聴いて、誰よりも喜んでいたのは両親でしたし(笑)。そもそも私が、アイドルっぽい曲を歌うのは解釈が違うと思っている親なので。私自身、キャピキャピという感じではないですから。だから「自分らしい曲が歌えて良かったね」と言ってくれました。

ーー収録曲についてどんな曲が良いなど、ご自分から要望をスタッフに伝えたりしたんですか?

 はい。表題曲の「MARBLE」は、最初にデモをいただいたときは、少し爽やかな印象だったんですね。なので、「もっと泥くさくして欲しい」と。よりみんなの耳に届くものがいいと思っていたので、「メロディがキャッチーなものがいい」と伝えました。

ーー「泥くさく」と?

 はい。メジャーデビューするまでにはいろいろあって、楽しいことや嬉しかったことだけじゃなく、辛かったことも踏まえてのメジャーデビューだし、これから先まだ何が起きるかわからないし。バーチャルライバーはまだ認知されていない業界だし。そういう意味も込めて、泥くさい感じでいきたいとお話をしました。

ーー昨年1月にZepp Osaka Baysideで開催した、1st LIVE “KANA-DERO”は、嬉しかったことのひとつですね。

 そうですね。Zepp Osaka Baysideでできたのは嬉しかったし、ファンの方の熱量の高さを目の当たりにできたのは大きかったです。いつもはコメント欄で会話をしているので、相手の顔を直接見ることはできないから、どんな表情でコメントしてくれているかわからなくて。でもライブでは、お客さんの顔を間近で見られて、泣いたり笑ったりしてくれている表情が見れて、私のなかでは本当に大きなできごとでした。

ーー配信では、寝転がってポテチを食べながらコメント打ってるかもしれないけど(笑)、ライブではポテチをサイリウムに持ち替えて応援してくれているわけですね。

 そうそう(笑)、本当に嬉しいです!

ーー「MARBLE」というタイトルは、良いことも悪いこともすべて混ざって、マーブル模様になっているみたいなイメージですか?

 それをありますし、樋口楓を形成するものを表した言葉かなと思います。私がここまでこられたのは、まわりの方の応援や置かれた環境などが混ざり合っているし、今までの経験も含めてタイトルに表現したという感じです。だから歌詞には、これまでに歌ったファンメイド曲の歌詞から、言葉を抽出して散りばめられています。

ーーレコーディングは東京で?

 東京で録りました。レコーディングスタジオ自体は初めてだったわけじゃないですけど、メジャーデビューする1曲目で樋口楓を表す「よろしくお願いします」という曲だし、そういう意味では「今の私の実力のままで大丈夫かな」みたいな不安を抱えながら歌いました。

ーー何回か歌ったんですか?

 はい。一回歌い終えてから聴き直して、自分で納得いかないところがあって。「ここをもう一回良いですか?」と聞いたら、「どうぞどうぞ」と言っていただいて、録り直させていただいたり。

ーーちなみにレコーディングのときは、どんな格好で? やっぱり勝負服みたいな。

 気合いは入っていましたけど、服装は歌いやすさを重視して、いつも樋口楓が着ている私服のような感じでしたよ。おなかとか身体を締め付けないような感じです。クツも脱いで歌っていました。自然なほうが良いかなと思って。

ーー裸足で歌う、一青窈スタイルですね!

 そうなんですか(笑)!

ーー<かかって来いよ>と歌っているところが格好良かったです。

 ありがとうございます。そこは挑戦的な雰囲気にしたくて、「がなり気味で歌って良いですか?」と自分から提案して。自分でもこだわって、何テイクか歌わせていただきました。

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