河森正治監督が手掛けるTV アニメ最新シリーズ「重神機パンドーラ」は2018 年春放送予定! | 超!アニメディア

河森正治監督が手掛けるTV アニメ最新シリーズ「重神機パンドーラ」は2018 年春放送予定!

「マクロス」「アクエリオン」シリーズの河森正治監督が⼿掛 ける最新プロジェクト「THE NEXT」。本作のタイトル発表会 〈河森正治 NEW PROJECT BRIEFING〉を、10 ⽉ 17 ⽇(⽕) に開催された …

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 「マクロス」「アクエリオン」シリーズの河森正治監督が⼿掛 ける最新プロジェクト「THE NEXT」。本作のタイトル発表会 〈河森正治 NEW PROJECT BRIEFING〉を、10 ⽉ 17 ⽇(⽕) に開催された。

  「THE NEXT」は昨年 7 ⽉にアメリカのロサンゼルスで⾏われたアニメコンベンション「Anime Expo 2016」 でお披露⽬されたプロジェクト。「超時空要塞マクロス」や「創聖のアクエリオン」をはじめ、数々の⼈気シリーズを送り出してきた河森監督が原作・メカデザイン・総監督を務めるとあって、動向に国内外から熱い視線が注がれていた。 会場には歴史的瞬間を⼀⽬⾒ようと多くのファンや関係者が詰めかけて、⽴ち⾒が出るほどの⼤盛況に。ニコニコ⽣放送の視聴者は 1 万 2 千⼈を突破し、多くの⼈々が⾒守る中で発表会がスタートした。

 まずはニコファーレの四⽅の壁を取り囲む巨⼤ LED にロゴマークが映し出され、TV アニメ最新シリーズのタイトル名が『重神機パンドーラ』(じゅうしんきぱんどーら)であることが判明。物語は次世代エネルギー装置・量⼦リアクターの暴⾛によって、未曾有の⼤災害・翔⿓クライシス(しゃんろんくらいしす)が起きた 2030 年代が 舞台。独⾃の進化を遂げた特異進化⽣物 B.R.A.I(ブライ)によって、絶滅⼨前まで追い詰められた⼈類が描かれる。 メインスタッフは監督に佐藤英⼀さん、シリーズ構成に根元歳三氏、キャラクター原案に江端⾥沙氏と、 これまでも河森作品に参加してきた盟友たちが揃った。アニメーション制作はサテライトが担当する。

 本作のコンセプトについて河森監督は「時代のスピード感」を挙げた。現代は AI やバイオテクノロジーなど、あらゆる技術が猛スピードで進化しており、その速さゆえに「⼈類が追い⽴てられている」とさえ感じているそうです。 「進化の速度に対して⼈類は何ができるのか?」という真っ直ぐな問いかけが バックボーンにあると打ち明けた。 『重神機パンドーラ』というタイトルにも「現代はすでにパンドラの箱が開いてしまっているのではないか?」という考えが反映されている。河森監督は VR 映像や 3D プリンター、さらにはニコファーレの四⾯スクリーンなどを例に、あらゆる技術⾰新が起きていることに触れて、「パンドラの箱が開いてしまった時代に残された希望は何なのかを描きたい」と意気込みを⼒強く語った。

 また、河森作品はメカも⼤きな⾒どころの⼀つ。イベントでは、可変メカ MOEV(モーヴ)のビジュアルが公開された。デザインは⾞がモチーフで、B.R.A.I によって破壊された不安定な地形を進むため、全地形に対応可能であることを想定して⽣み出された。どんな悪路でもパワフルに突き進んでいくアクションに相応しく、顔付きも重厚感あふれる出来映えに、客席のファンは息を飲んだ。 そのほか、ロボットアニメでありながら怪獣映画のテイストを取り⼊れていることや、メインキャラクター は 10 代の少年少⼥ではなく 20 代をメインにしていることなど、興味深い設定も披露された。苦労した点については「久々に歌を使わない戦闘シーンを描いたのは⼤挑戦でした」と笑顔で告⽩。河森監督らしいユニークな悩みに会場が笑いに包まれる⼀幕もあり、イベントは和やかな雰囲気で進⾏していった。

 後半では PV 第 1 弾が初上映。主⼈公のレオン・ラウとクロエ・ラウの兄妹が助け合いながら暮らしている ⽇常⾵景や、⼤迫⼒のメカアクションや変形シーンが映し出され、観る者の⼼を鷲掴みにする 1 分 45 秒の 映像に仕上がっていた。PV ではキャスト陣も公開され、レオン役の前野智昭とクロエ役の東⼭奈央 がステージに登ると、ファンの⼤声援で迎えられた。

 レオンは翔⿓クライシスを引き起こした天才科学者の⼀⼈。⽣活⼒はまったくないが、凜とした⼒強さも持ち合わせたキャラクターだ。キャスティングにつ いて河森監督は「芝居の幅が広くて、どれも魅⼒的だった」ことが決め⼿だったと コメント。前野は河森作品のメインキャラクターを務めることが⼀つの⽬標だったと語り、「すごく光栄です」と緊張した⾯持ちで答えた。劇中ではレオンのさまざまな⼀⾯を楽しめそうだ。 クロエはそんな兄を⽀えるしっかりものの少⼥。東⼭は河森作品の常連とも⾔ える役者。河森監督は「今回はたっぷりと喋る役をお願いしたかった」と起⽤の理由を話した。クライシスを⽣き抜いたたくましさや感受性の豊かさを表現できる点も魅⼒で、前野との掛け合いに期待が膨らむ。

 そんなレオンとクロエの兄妹だが、実は⾎が繋がっておらず、「家族契約」を結んだ間柄となっている。「家族契約」は⾎縁だけで家族を維持することが難しい状況下において、 レオンとクロエが⽣きるために結んだ約束。数多くのルールが存在し、第 5 条「裸でうろちょろしない」というコミカルなものから、第 17 条「どんなことがあっても家族(クロエ)を守る」というシリアスなものまでバラエティ豊か。 「家族契約」が⼆⼈を強くするという側⾯もあり、物語の根幹に関わってくる設 定だ。 ティザービジュアルでは野営をする⼆⼈のイラストに、「⽣きるために、僕たち は契約を結んだ。」というキャッチコピーが記されている。過酷な世界でどの ような家族のかたちが描かれるのか。

 最後に河森監督は「ものすごく時代が加速している中で、その加速に追いつかれないようにスタッフ⼀同進化して、新しいものを作っていければと思っています。パンドラの箱からどんな物語が⾶び出すか、ご期待ください。今⽇は本当にありがとうございました」とメッセージを伝えて、イベントを締めくくった。 『重神機パンドーラ』は 2018 年春放送開始予定となる。

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<TV アニメ「重神機パンドーラ」情報>
◆イントロダクション レオン・クロエ編
2031 年、「翔⿓クライシス」が起きたその⽇、レオン・ラウはまさにその中⼼にいた。枯渇する環境資源の代替として研究、 開発された次世代エネルギー装置「量⼦リアクター」が暴⾛し未知なるエネルギーを撒き散らし爆発したのだ。それにより 世界の環境は激変した。⼈類以外の⽣物や機械は独⾃の進化を遂げ、誕⽣した特異進化⽣物「B.R.A.I」。その勢⼒に⼈類は絶 滅⼨前まで追い詰められていた。 「翔⿓クライシス」から7年後、レオンは絶対防衛都市ネオ翔⿓のはずれにある荒野にいた。「家族契約」を交わしたクロエ・ TV アニメ「重神機パンドーラ」リリース情報 2017 年 10 ⽉ 18 ⽇ 18:00 解禁 ラウと共同⽣活をしながら、「B.R.A.I」に対抗するべく独⾃の研究を⾏っていた。もっさりなレオンに世話焼きなクロエ。と きに過去を忘れるかのような⽇々に、しかし、脅威は着実に迫っていた。

◆スタッフ
原作:河森正治・サテライト
総監督:河森正治
監督:佐藤英⼀
シリーズ構成: 根元歳三
キャラクター原案:江端⾥沙
重神機デザイン:河森正治
アニメーション制作:サテライト

◆メインキャスト
レオン・ラウ:前野智昭
クロエ・ラウ:東⼭奈央

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公式サイト
http://www.project-pandora.jp

公式 Twitter
@unit_pandora

 ©2017 Shoji Kawamori, Satelight / Xiamen Skyloong Media

 

《超!アニメディア編集部》
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