「i☆Ris 7th Anniversary Live ~七福万来~」のライブBDとDVDが発売決定! 磨き上げられ続ける質と、変わらぬ姿勢が生んだ充実のライブを振り返る【レポート】 | 超!アニメディア

「i☆Ris 7th Anniversary Live ~七福万来~」のライブBDとDVDが発売決定! 磨き上げられ続ける質と、変わらぬ姿勢が生んだ充実のライブを振り返る【レポート】

「 i☆Ris 7th Anniversary Live ~七福万来~」が2019年11月24日、パシフィコ横浜 国立大ホールにて開催。デビュー7周年ライブは、中華街にほど近いというロケーションに合わせて“チャイナ”をコ …

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「 i☆Ris 7th Anniversary Live ~七福万来~」が2019年11月24日、パシフィコ横浜 国立大ホールにて開催。デビュー7周年ライブは、中華街にほど近いというロケーションに合わせて“チャイナ”をコンセプトに定めつつ、楽曲構成や魅せ方など随所にまでこだわり抜かれた物となっていた。超!アニメディアでは、2020年4月17日(金)に「” i☆Ris 7th Anniversary Live ~七福万来~”」のBlu-rayとDVDが発売するのに併せて、本ライブの振り返りレポートを展開する。


序盤から飛ばしすぎ!? ファンとの7周年のお祭りがスタート

 二胡やドラの音色から始まる、コンセプトに沿った幕間の音楽とともに流れたOP映像に続いて、スクリーン下の扉から6人が登場しそのまま「Ready Smile!!」でライブスタート。6人もコンセプトに沿ったチャイナ風の衣装を身にまとって登場すると、それぞれのソロパートを通じ、音源で聞く以上の歌声で、個性の立ちぶりを改めて感じさせる。ダンスの面では、2サビで脚を伸ばすところで、芹澤優のパフォーマンスがのっけからキレが良く目立つ。

 続いて、最新シングル「FANTASTIC ILLUSION」へ。細かくシャキシャキと踊るブロックにおおらかさ・優雅さを魅せる部分が2セット存在する難易度の高いサビもしっかりこなしつつ、2サビ明けのダンスタイムではショー感の強いパフォーマンスを展開。カジノをモチーフにした同年開催の6thツアーの経験も、ここに活きていたように感じる。そんななか随時メリハリをバッチリつけて惹きつけてくる山北早紀のダンスの質の高さ、さすがリーダーの面目躍如と言ったところだった。加えて、楽曲の随所に存在するセリフ部では、1サビ明けには澁谷梓希が「パシフィコ横浜の皆様にお手伝いいただきましょう」とアレンジして披露するなど、遊び心も随所に散りばめていく。

 そして「幻想曲WONDERLAND」のイントロが流れると、いつものように「あれー?ここ、どこだろう?」とにっこり笑顔で呼びかける久保田未夢。そこに返るのは、すさまじい「パシフィコ横浜ー!」の声。そこに込められた期待に応えるかのように、6人は美しく“魅せる”力の醸成されたパフォーマンスを展開。2サビ明けの長いダンスタイムでは、若井友希を取り囲んで周回する5人がこの日はキョンシーのように跳ねてまわり、若井が5人を浄化してから落ちサビに突入するというスペシャルバージョンでのパフォーマンスを届けた。その若井による落ちサビや後奏のフェイクの伸びなど、歌声もこの曲の魅せどころ。全体を通して美しく生ハモも決めたこの曲は、まさに総合芸術といってもいいのではないだろうか。そんなこの曲を締めくくる恒例・久保田の日替わりセリフは、「今日は1日、i☆Risと一緒に盛り上がっ“チャイナ”YO!」に。

 3曲披露し終わって、観客で埋め尽くされたパシフィコ横浜に、山北が改めて「すごいですね!1階も2階も3階もぎっしり!」と感激。メンバーによる自己紹介では、茜屋日海夏が「こんなに広い会場なので、隅々まで届くようにパフォーマンスしたいと思います!」と意気込むなど各々が今の気持ちを語れば、若井が「このあとは覚悟しないと、ついてこれないから!」と予告。その言葉通りの“強い”曲が、ここから次々登場する。

 しかもそのトップバッターが、ハチャメチャなパーティーチューン「DIVE TO LIVE」というのだからまたとんでもない。イントロで6人が白い扇子を取り出すという、この曲も“七福万来”仕様での披露。2サビ明けの“FEVERタイム”では、澁谷の先導に応じて観客が順にペンライトや手を振っていく。さらに歌声面でも6人はこの曲をエンジョイ。2-Bメロでの澁谷や大サビの山北のロングトーンがセクシーさを上乗せして遊んだり、落ちサビの茜屋ソロが強く強く響き観客をぐいっと惹きつけたりと、歌声自身も“遊び”まくってファンと一緒に高まったら、「ドリームパレード」でテンションの天井を突き抜けていく。

 武道館から3年。夢を叶え続ける姿を見せての大会場でのこの曲の披露は、やはりたまらなく胸を熱くするものがある。間奏の見せ場・ラインダンスもジャンプもきっちり決めてから、スポットを浴びてのソロ、茜屋が輝く姿にはまさしく“神アイドル”感が。落ちサビのステージ上から照らされるライトが虹色のグラデーションだった点も、細かいこだわりながらもグッとくるポイントだ。しかし、そこからの久々の「徒太陽」は、ファンなら間違いなく“ヤバさ”を感じる流れだっただろう。それでも全員ダンスのパワフルさは衰えることなく、サビでの蹴り上げの上がりぶりは、もはや“真上”の域に。切れ味と強さの増した2サビ明けのダンスタイムで魅せれば、山北が歌声の面でもスタイリッシュさを出して惹き付ける。

 そして続いた「§Rainbow」。この曲の主役と言っても過言ではない芹澤が、イントロからファンを思い切り煽りまくる。ここまでも100%のステージングを展開していたようにしか見えなかった彼女が、さらに一段とギアを上げてステージ上で躍動すると、Bメロではステージ中央でイヤモニを外して「せーりーざーわー、ゆーちゃん!」のコールを一身に受け止め、くしゃっと嬉しそうに笑う。さらに大サビ前ではソロに続くフェイクもソウルフルに歌うと、大サビでのハートを描く部分ではカメラを独占。完全にやりきった芹澤、後奏での「ありがとー!」のシャウト。余談だが、7周年の7曲目に“Rainbow”というのも、超ニクすぎる。

 曲明けには、その芹澤が「すごかったんじゃない!?この4曲」と切り出しこの怒涛の4曲を口々に振り返ると、中盤戦はダークな「Changing point」からスタート。楽曲の世界観に合わせて、全員の歌声の色合いも一気にシリアスに。その要素は、ユニゾンはもちろんソロでも各々が発揮しており、特にAメロの若井の歌声からにじむ哀しさは心に刺さるものであった。また、Dメロソロの凄みも含めて、歌声ではこの曲では茜屋が一番立っていたような印象。その一方で、ダンスの面では芹澤の打ち出す力強さがとりわけ目を引いた。

 続く「泡沫の光」は、10月に初披露されたばかりの未音源化楽曲。Aメロから茜屋がフィーチャーされたミドルバラードで、サビでの若井とのコンビの歌声はかつてアルバムでのペアのバラードをともにしたこともあってか、歌声の相性も抜群。そのうえで、しなやかさとストーリー性を両立させたダンスとともに魅せ、聴かせていく。茜屋・久保田が順にソロで聴かせるDメロや落ちサビに、ぐっとラスト1音だけに深みを込めた若井の最後のロングトーンなど心に沁みる歌声とダンスとで、最後の最後まで“ひとつの作品”として魅せきってくれた。

 そこに差し込む光のような存在として歌われたのが「Defy the fate」。こちらも久々の披露とあってイントロで大歓声が上がるなか、6人並んでスタンドマイクを用いて歌唱。ユニゾンはもちろん、各々の個性が明確に現出するソロでの歌声の成長をはっきり感じさせるこの曲を通じて、つくづく「1公演ではもったいない」と思わされる。さらに世界に明るさと清らかさがもたらされる「Endless Notes」は、全体的にしなやかながらもBメロでは拍ごとのリズムも感じさせる必要のある曲。しかし、全員がそれをバッチリ捉えており、隙はない。間奏では美しくスピンも決めると、落ちサビでは優しい歌声を響かせる芹澤から始まり、山北・若井とソロがリレーされるにつれて、歌声には深みや強さがクレッシェンド。チームワークとそれが生み出すクオリティの高さが両立した、非常に素晴らしいパートだったように思う。ラストも久保田が未来を感じさせるソロをきっちりと決めて、物語を閉じた。

 と、ここでステージに流れたのは、雨の当たる音と映像効果。メンバーが傘を手にして登場すれば、もちろん「YuRuYuRuハッピーデイズ」のスタートだ。いつものパラソルとは異なる、ライブコンセプトに沿った中華風の傘を手にした華やかなステージ。しかもサビでの傘の角度など、普段と違う道具が最も映えるよう、細心の注意を払いながらのステージングだった。また、久保田・澁谷がふたりのパートを執る前に一緒にハートを作るなど、見せ場も満載。2サビ明けには若井と澁谷がセリフをパシフィコバージョンにして遊ぶと、そのなかで髪色をイジられた茜屋がとっさにアドリブで髪をふぁさっとなびかせるナイスプレーで観客を沸かせていた。

 そのまま続いた「鉄腕ガール」は、跳ねるようなリズムを上手く乗りこなす澁谷のボーカルと楽曲との相性が、1-Aメロからとにかく抜群。終始気持ちよさそうにノリまくっていく。一方、1-Bメロで「今夜くらい 私を見て」を「セリコを見て」にアレンジを決めた芹澤は、2-Bメロで久保田とともに甘く魅せる。また、1サビ明けのダンスでは蹴り上げを非常にダイナミックに決めていた若井は、大サビ「kissしていい?」のフレーズで、かわいさとセクシーさを両立させた表情でも魅せる。


最後の最後まで隙のないステージは“福”そのもの!

 ここまで一気に6曲連続披露してきた6人。終盤を前にその6曲をリラックスしながら振り返ったところで、若井からの「なんか起きるらしいよ!」との予告も挟んで始まった「アルティメット☆MAGIC」では、なんとイントロ中にパンダが登場! 熊が登場したMVになぞらえ、チャイナ風にアレンジしての演出だ。そのパンダ、サビではバッチリ6人とダンスを揃えて披露。終盤に向けてさらにステージを、別アングルから盛り上げる。また、この曲もハイテンポかつ細かい振付にもかかわらず、パワフルかつエネルギッシュにまっとうしていく6人。加えてDメロのソロではスピーカーに脚をかけて伸びやかに歌う若井の、力強さやかっこよさも感じることのできる曲だった。それに続いて、茜屋の「もっと声出していきましょー!」との煽りから突入した「Make it!」では、1サビの「Make it!」のフレーズでパシフィコはこの日いちばんの沸き具合に。2サビのジャンプで一段と高く跳ねた芹澤からは、ライブ中の気持ちの高まりも感じさせられつつ、1サビ明けには山北がパンダとじゃれあったり、そのスキに抜け目なく久保田がカメラを独占したりと、必殺ナンバーを楽しさと質を両立させての披露。リリース当時とは違ったエネルギーとパワーをもった、茜屋のDメロソロの輝きもまたたまらないものだった。

 ここでパンダがステージを去り、本編ラスト曲「ミラクル☆パラダイス」では8年目に向けての「Let’s Go!」の声がパシフィコにこだまする。2-Aメロの澁谷の「i☆Risを応援してくれてどうもありがとー!」とのシャウトもファンの胸を熱くするものだったし、間奏で高く跳ねた芹澤のジャンプや後奏で跳ねながら煽る久保田の姿、若井のシャウトもそれぞれファンの心を熱くさせたまま、本編を締めくくっていった。

 アンコールを呼ぶi☆Risコールが響くなか、スクリーンにはまずライブのオフショットムービーが上映。実は澁谷が制作したというアンコール動画は、7周年を迎えるにあたってのコレオグラファー・MIKA氏をはじめスタッフへのインタビューからスタート。マネージャー・松岡氏の「まだ通過点。老若男女問わずi☆Risを好きになってもらえたら」との言葉にさらに会場が沸くと、YouTube風の編集のなされたVTRでのメンバー揃ってのトークに。山北が「リスヲタをしてきた場合『あの曲回収してないな』っていう曲がまだある」と前フリし、6人がファンへi☆Risコールを呼びかけると、場内には再び大きなコールが響き渡る。

 それを受けて披露したのは、7年前に発売したデビュー曲、「Color」。イントロで「みんなの声、聴かせてください!」と山北が呼びかけてから、2階ステージに横一列に並んで歌い始められたはじまりの曲。それをただなぞるだけでなく、7年間の積み重ねをもって、歌声の鮮やかさをより増した形で届ける6人。落ちサビ直前には「やっぱこの曲最高だよー!」と山北がシャウト。すると後ろから澁谷が彼女をハグ。1-Bメロでも顔を近づけて山北と芹澤が見合っていたりと、普段過剰にベタベタしない彼女たちが、この場だからこそ垣間見せる絆もグッとくるものだった。

 曲明けのMCでは、澁谷がアンコール動画制作について「スタッフへの感謝を届けたくて取り組んだ」と語り、ファンをバックにした記念撮影へ……と、ここで6人のうしろにそっと7周年を祝うケーキが登場。さすがにこれには総ツッコミを入れつつ、撮影後には、早速それぞれがケーキをつまみ食いしていた。また、グッズ紹介中には芹澤が2階ステージに上がって会場端のファンへと改めてエールを送れば、茜屋はその逆側に。かと思えば、久保田はメインステージのへりに座って足をぶらぶらさせたりと、フリーダムながらもファンと距離の近い時間を過ごしていく。

 そんななか歌われたのが、最新シングル収録の「Thank you forever!」。今度はメンバー同士互いにエールを送りあうような大事な曲を、横一列に立って披露する。メンバー自身による手描きの歌詞が映し出されるなか、暖かく優しく、美しいハーモニーも響かせ歌っていく。2サビの澁谷のソロがファルセットで入ったのも、この曲の優しさに沿ったそっとしたもので胸に沁みる。そんななか、山北の瞳が潤み始め……ついには歌唱中に涙。これには思わず澁谷ももらい泣き。最初に山北が涙する構図は、彼女がカラッとMCを締めくくった3年前の武道館公演とは、真逆のものだった。

 曲明けには山北が「リハーサルでいろんな想定でやったときは『今日は大丈夫だ』と思ってたけど、急にこみ上げてきちゃった」とその瞬間を振り返りつつ、それぞれからファンへのメッセージへ。まずは澁谷が「昨日の夜も動画編集しながら、メンバーの発言書き起こすと昔の記憶も蘇って来てエモくなっちゃって。感謝感激でいっぱいです!」と切り出し、久保田が「『なんでこれ1回だけ!?』って思ったぐらい、リハしてて楽しかったです。普段はメンバーに対して冷めてるけど、ステージに立ってる久保田はみんなに負けないくらいi☆Risのこと大好きー!」と続けると隣の若井が涙。その若井は「武道館はスタッフさんからのプレゼントだと思っています。そこから大変なこともあったけど、いま目の前にいるみんなは6人で連れてきたファンだと確信できます!でもまだまだ上に行きたい!もっといい景色を見に行きませんか?」と呼びかけていた。

 続く茜屋は「いろんな壁もあって、濃い7年。だから今日ばかりは自分たちを褒めたいけど、『まだ7年かぁ』っていう感じでもあるので、まだまだ長くやっていきたいです!」と意気を上げ、芹澤は普段通りのテンションでファンを巻き込んで語り始めるも、「この6人でずっとやってきて、これからも6人じゃなきゃダメ。これから先も、背中を預けられるのはこの5人だけです!」とグループ愛でまとめ、最後にリーダー・山北は「周年前に、いつも『i☆Risって、すごいバランスだな』って思うんです。この6人が7年欠けずにやれているって本当にすごいと思うし、6人でこの景色を見ると、永遠に続けたいって思っちゃうんですよ!」と、彼女も前向きな言葉を残す。

 前向きなのは、言葉だけではない。まずはニコニコ動画でのバラエティ番組『ガチi☆Ris』の放送が(※本人たちにもサプライズで)発表!さらに、2020年3月に久方ぶりとなる4thアルバムのリリースと、それを引っさげての6thツアーの開催も決定!今年はさらなる飛躍の1年となりそうだ。

 そんな新たな飛躍の1年に向かって6人が飛び立つには、最後に「Happy New World☆」を歌うしかない!メッセージを送った横一列のスタイルから、若井の「みんなで新しい世界に行って、新しい福呼び込もうぜー!」の言葉に続いてスタートしたこの曲、やはり初っ端から芹澤の跳ね方が高い高い。サビではペンライトと指で互いに指しあって、6人と5,000人が繋がって一緒に新しい世界を目指す。ラストの1曲だが、ダンスタイムや振付の決め所などはスキなくまっとう。もはや恒例となった落ちサビの歌詞変えも息を合わせて揃えると、最後の久保田の、体をかがませての精一杯の「みんな大好きー!」も本当に心揺さぶるもの。その後の大サビの足振りも、彼女が一番大きかったように思う。

 こうして、全力で曲明けには、「i☆Risって最高じゃない?(澁谷)」「それな!(山北)」と賞賛しあい、「ただただ楽しかった!福もらえましたか!?これからも愛し合いされi☆Risで!(山北)」との言葉で、観客へと一礼。挨拶後には2階ステージまで上がって隅々まで挨拶すると、BGMで流れていた「ドリームパレード」の2サビ明けの口上を受け止めつつ掛け合う。そして改めての一礼ののち、「もっと売れる!(山北)」の言葉を残し、i☆Risは8年目の舞台に向かっていったのだった。

 本編中に久保田もコメントしていたが、本当に1回だけではもったいないと幾度も感じた充実のライブ。とにかく“強い”曲でファンを高まらせライブに没入させる序盤に、「Changing point」から「Endless Notes」へのストーリー性など、構成的にも実に練り込まれたものだったように思う。その一方で、ずっと変わらない「この6人で(山北)」「i☆Risです!(6人)」の挨拶は、7周年を迎えたこの日もきっちり揃ったもの。個性を出しつつ締めるところは締める。この姿勢が変わらなければ、「もっと売れる!」の宣言も、この6人ならきっと実現させてくれることだろう。

 そんな本ライブの模様を収めたBlu-ray&DVDが2020年4月17日(金)に発売される。当日会場へ足を運んだ人だけでなく、少しでも興味のある方はぜひ、彼女たちの軌跡をBlu-ray&DVDで感じていただきたい。

文/須永兼次 

 

i☆Ris 7th Anniversary Live ~七福万来~ Blu-ray&DVD概要
チケット完売の超満員約5,000人のファンが見守る中で披露された、アニバーサリーライブならではの全20曲の豪華なセットリストが完全収録! デビューシングル「Color」や最新シングル「FANTASTIC ILLUSION」はもちろん、「Make it!」「ミラクル☆パラダイス」などのプリパラ楽曲、「幻想曲WONDERLAND」「アルティメット☆MAGIC」などのライブ定番曲、そして、会場中が感動した「Thank you forever!」など、i☆Risのデビューから7年間の軌跡が詰まったファン必見&これを見ればi☆Risの魅力が一目で分かる映像作品。初回生産限定盤には豪華スリーブケース&当日のセットリストからセレクトされたライブ音源が収録されたCD付! 特典映像には、ライブ当日の裏側の映像はもちろん、リハーサル映像も収録された大ボリュームのOff Shot Movieが収録される。

発売日:2020年4月17日(金)

【Blu-ray
「i☆Ris 7th Anniversary Live ~七福万来~」初回生産限定盤
仕様:Blu-ray Disc+ LIVE CD
値段:1万1,000円(税込) ※豪華スリーブ付き
<Blu-ray DISC>
01 OPENING
02 Ready Smile!!
03 FANTASTIC ILLUSION
04 幻想曲WONDERLAND
05 DIVE TO LIVE
06 ドリームパレード
07 徒太陽
08 §Rainbow
09 Changing point
10 泡沫の光
11 Defy the fate
12 Endless Notes
13 YuRuYuRuハッピーデイズ
14 鉄腕ガール
15アルティメット☆MAGIC
16 Make it!
17 ミラクル☆パラダイス
▼EN.
18 Color
19 Thank you forever!
20 Happy New World☆

・i☆Ris 7th Anniversary Live ~七福万来~ -Off Shot Movie-

<LIVE CD>
セットリストからセレクトされたライブ音源が収録。収録内容は後日発表。

 Blu-ray通常盤
仕様
:Blu-ray Disc
値段:8,800(税込)

【DVD】
「i☆Ris 7th Anniversary Live ~七福万来~」初回生産限定盤
仕様:DVD2枚組+LIVE CD
値段:9,350円(税込)   ※豪華スリーブ付き
<DVD DISC1>
01 OPENING
02 Ready Smile!!
03 FANTASTIC ILLUSION
04 幻想曲WONDERLAND
05 DIVE TO LIVE
06 ドリームパレード
07 徒太陽
08 §Rainbow
09 Changing point
10 泡沫の光
11 Defy the fate
12 Endless Notes
13 YuRuYuRuハッピーデイズ
14 鉄腕ガール
15アルティメット☆MAGIC
16 Make it!
17 ミラクル☆パラダイス
▼EN.
18 Color
19 Thank you forever!
20 Happy New World☆
<DVD DISC2>
・i☆Ris 7th Anniversary Live ~七福万来~ -Off Shot Movie- 

<LIVE CD>
セットリストからセレクトされたライブ音源が収録。収録内容は後日発表。

 DVD通常盤
仕様
;DVD2枚組
値段:7,150円(税込) 

《超!アニメディア編集部》
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