小説家・東野圭吾による原作作品初のアニメ映画化となる『クスノキの番人』が、2026年1月30日から全国公開される。このたびその本ビジュアルと予告映像がお披露目。音楽で菅野祐悟が参加することや、追加キャストとして齋藤飛鳥、宮世琉弥、大沢たかおが出演することも明らかになった。さらに、本作のオリジナルサウンドトラックの発売情報と、特製しおり型ムビチケカードの発売情報も到着した。

巧みなプロットや深い人間描写で知られる東野圭吾は、ミステリーからヒューマンドラマまで幅広いジャンルで読者の心を掴んできた日本最高峰の小説家だ。これまで数多くの名作を世に送り出し、自身の書作の累計発行部数は1億冊超を記録する。映像化された作品は、いずれも高い評価を受けてきた。
そんな東野による原作作品として初めてアニメ映画化される『クスノキの番人』は、累計発行部数が100万部を突破し、大きな反響を呼んだ一作だ。「その木に祈れば願いが叶う」と伝えられるミステリアスなクスノキと、その番人となった青年の物語がスクリーンに鮮やかに描き出される。

『ソードアート・オンライン』や『僕だけがいない街』、『HELLO WORLD』で幅広い層から支持を集めた伊藤智彦監督のもと、数々の名作を世に送り出してきたA-1 Picturesがアニメーション制作を手掛ける。主人公・直井玲斗役は高橋文哉が演じ、玲斗の運命に深く関わる叔母・柳澤千舟役には天海祐希が声を吹き込む。
このたびお披露目となった最新の予告映像は、「その木に祈れば願いが叶う」と言われる“クスノキ”の番人を命じられた玲斗が、家族に秘密にしながらクスノキの“祈念”に通う佐治寿明、そんな寿明の行動を不審に思いその秘密を探るためクスノキを訪れる寿明の娘・佐治優美、そして老舗和菓子メーカーの跡取り息子で家業継承のために“祈念”を行う大場壮貴ら、様々な理由でクスノキのもとを訪れる人々に翻弄されながら、クスノキに隠された謎に迫っていく様子を描くもの。
はたして、クスノキの秘密とは。そして、玲斗にクスノキの番人を命じた叔母・千舟が放つ「祈念とは、人の願いを叶えることではありません」というセリフが意味することとは。ミステリアスな展開に、圧倒的なクスノキの存在、灯るろうそく、月夜の光など壮大さと美しさを兼ね備えた映像がさらに観る者の心を躍らせる。
本ビジュアルは、クスノキの番人を命じられた玲斗と番人を命じた叔母・千舟の奥に、満月の下その幹に光を宿し神秘的なたたずまいを見せるクスノキが描かれた、月とクスノキに関係性を感じるデザインだ。またクスノキのもとには、それぞれ何かの理由をもってクスノキに訪れる寿明、優美、壮貴の姿が描かれている。繊細なタッチでみごとに描かれたクスノキの世界観に、物語の行く末に思いを巡らせたくなるような力を持った仕上がりとなった。

さらに本作で、音楽を菅野祐悟が務めることが明らかになった。菅野は、東野圭吾原作の『ガリレオ』シリーズをはじめとする実写作品のほか、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ(2nd以降)や100億円突破の大ヒットとなった『劇場版 名探偵コナン 隻眼の残像』なども手掛けており、幅広いジャンルで活躍する大人気音楽家のひとりである。“神秘的でミステリアスなクスノキの物語”では、その音楽がどのように奏でられるのか注目となりそうだ。なお、菅野が手掛ける本作の劇伴が収録された、映画オリジナルサウンドトラックは映画公開日の1月30日に発売される。
このほか、追加キャストとして齋藤飛鳥、宮世琉弥、大沢たかおの出演も伝えられた。家族に内緒でクスノキへ通う父親・寿明を疑い、父親の秘密を探るため玲斗に調査協力をお願いする大学生・佐治優美役を、オーディションから選ばれた齋藤が演じる。
また、老舗和菓子メーカーの跡取り息子で、しぶしぶ神社に通うことになった大場役には、同じくオーディションを経て選ばれた宮世が配された。そして、クスノキへ祈念に来る常連で、祈念以外にも家族に秘密にしている行動があり、物語に深くかかわる重要な人物である佐治寿明役を数々の作品で唯一無二の存在感を放つ大沢が務める。齋藤、宮世、大沢からはそれぞれコメントも寄せられた。
小説家・東野圭吾による原作作品初のアニメ映画化となる『クスノキの番人』は、2026年1月30日から全国公開される。一流のクリエイター陣と実力と人気を兼ね備えた豪華キャストが集結し、ミステリアスな“クスノキ”の壮大な物語を紡ぐ本作に期待が高まる。
<以下、コメント全文掲載>
齋藤飛鳥(佐治優美役)

アフレコでは、伊藤監督からさまざまなディレクションをいただきながら、少しずつ役との距離を縮めていけたように思います。
私が演じる佐治優美は、明るくまっすぐで、人との距離を自然に縮められるような、柔らかさのある女の子です。最初はその元気な一面が印象に残りましたが、演じていくうちに、その胸の奥にある、大切な人を思いやるやさしさに触れていきました。彼女が家族とどう向き合っていくのか。その関係性の変化にもぜひ注目していただけたら嬉しいです。
物語の中で描かれる「祈る」という行為には、深い意味が込められていると思います。誰かのために祈り、その想いが確かに届くということに、シンプルでありながら、とても力強いメッセージを感じました。この作品に込められた“祈り”が、観てくださる方の心にも届くことを願っています。
宮世琉弥(大場壮貴役)

壮貴は、期待や責任に押しつぶされそうになりながらも、自分の進む道を探して懸命にもがく青年です。彼の繊細な心の動きに触れるたび、自然と自分の中にも似た思いが湧き上がってきて、役との距離が少しずつ近づいていくのを感じました。
作品のイメージから「難しそう」と感じる方もいるかもしれませんが、小さなお子さんでも楽しんでいただける作品になっていると思います。誰かの記憶や気持ちが、今を生きる人へとそっと手渡されていく──そのあたたかさを、スクリーンを通して感じていただけたら嬉しいです。
大沢たかお(佐治寿明役)

佐治寿明は、一見するとごく普通の父親に見えるかもしれません。けれどその"普通"の中には、家族への深い想いや、言葉にしきれない葛藤が息づいていて、人間らしさがにじんでいる。きっと多くの方が、ご自身や大切な誰かを重ねて感じていただける人物だと思います。
原作には大人の視点が丁寧に描かれており、そのまなざしがアニメにもきちんと反映されています。誰かに想いを託すこと、これまでに受け取ってきたものを静かに振り返ること──そうしたテーマが、そっと心に響いていく。どの世代の方にもすっと寄り添ってくれるような懐の深さも、この作品の大きな魅力だと思います。
<オリジナルサウンドトラック>
■名称:クスノキの番人 Original Soundtrack
■発売日:2026年1月30日(金)
■収録内容:CD1枚、初回仕様限定盤のみステッカー封入
<店舗共通特典>
オリジナルA4クリアファイル
下記対象店舗でご購入のお客様に先着で差し上げます。
[対象法人]
アニプレックス オンライン、アニメイト、Amazon(【メーカー特典あり】商品のみ対象)、HMV、ソフマップ・アニメガ、タワーレコード(一部店舗を除く)、楽天ブックス(特典付きカートのみ対象)
※特典物は各店舗とも無くなり次第、終了となります。
予めご了承ください。
<ムビチケカード>
■名称:『クスノキの番人』特製しおり型ムビチケカード
■金額:1,600円(税込)
※一部劇場を除く上映劇場にて販売
※先着・数量限定
『クスノキの番人』
2026年1月30日(金)全国公開
【CAST】
高橋文哉/天海祐希
齋藤飛鳥 宮世琉弥/大沢たかお
【STAFF】
原作:東野圭吾「クスノキの番人」(実業之日本社文庫刊)
監督:伊藤智彦
脚本:岸本卓
キャラクターデザイン:山口つばさ 板垣彰子
音楽:菅野祐悟
美術監督:滝口比呂志
美術設定:末武康光
色彩設計:橋本 賢
衣装デザイン:高橋 毅
CGディレクター:塚本倫基
撮影監督:佐藤哲平
編集:西山 茂
スーパーヴァイジングサウンドエディター:勝俣まさとし
リレコーディングミキサー:藤島敬弘
制作:A-1 Pictures / Psyde Kick Studio
配給:アニプレックス
(C)東野圭吾/アニメ「クスノキの番人」製作委員会












