マンガ『孤独のグルメ』のPOP UP SHOPが韓国・ソウルに初上陸し、2025年11月13日から11月16日までの期間限定で開催されることがわかった。これは今年1月、同作の生誕30周年を記念して開催され大好評を博した「孤独のグルメ博」に続く、作品の魅力をさらに広げる新たな挑戦として行われるもの。パルコがソウルの人気セレクトショップ「HEIGHTS」と共同開催する。
『孤独のグルメ』は、久住昌之の原作、谷口ジローの作画によるハードボイルド・グルメマンガだ。輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎が、一人で食事をする様子を淡々と描く。雑誌「月刊PANJA」誌上で1994年から1996年にかけて連載されたのち、兄弟誌の「週刊SPA!」にて復活。以後、不定期連載の形で2015年まで新作が発表された。
その作中では、主人公の井之頭五郎が仕事で訪れたさまざまな土地で食事するエピソードが1話完結で描かれていく。登場する店は、「グルメ」という言葉から一般的にイメージされる高級店や流行りの店ではなく、街に溶け込むように年月を重ねた大衆食堂や個人店がほとんど。五郎が独りで食事を楽しむ様子が自身の独白と共に描かれるスタイルは、それまでのグルメマンガには見られない内容であり、以後多くのフォロワーを生んだ。
また2012年からは、松重豊の主演でテレビ東京系の連続ドラマとしてシリーズ化も果たした。海外にもファンが多く、フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、ポーランド、デンマーク、ブラジル、中国、台湾、韓国で翻訳版が発売され、中国ではウェブドラマ化もされている（舞台は台湾）。2019年には、『孤独のグルメ』の企画発案者で初代の担当編集者である壹岐真也によって小説化も行われた。
韓国・ソウルに初上陸するそんな本作のPOP UP SHOPは、ソウルの大型商業施設「THE HYUNDAI SEOUL」B2Fに店舗を構える「HEIGHTS」にて開かれる。
韓国でも高い人気を誇る『孤独のグルメ』だが、今回のPOP UP SHOPでは日本で販売され話題となった人気アイテムに加え、韓国開催を記念して制作されたオリジナルグッズも多数取り揃える。作品ファンはもちろん、日本カルチャーを愛する人も楽しめる内容となる。
また会場にて40,000ウォン（税込み）以上の購入者には、原作マンガの韓国版より1話分を抜粋したオリジナルZINEもプレゼントされる。韓国での開催を記念し、本イベント限定で制作された特別なノベルティも注目を集めそうだ。
韓国・ソウルに初上陸するマンガ『孤独のグルメ』のPOP UP SHOPは、2025年11月13日から11月16日までの期間限定で開催される。
なおパルコは、コンテンツ事業を新たな成長領域として位置づけており、国内外での展開を推進している。このたびの「孤独のグルメPOP UP SHOP」を皮切りに、「HEIGHTS」と共に日本発の魅力的なコンテンツを韓国で積極的に展開していくとしており、今後の韓国での日本発コンテンツの発信もますます注目される。
「孤独のグルメPOP UP SHOP」開催概要
●会期／2025年11月13日(木)～11月16日(日) 4日間
●会場／The Hyundai Seoul B2, HEIGHTS Exchange
（住所：ソウル特別市永登浦区汝矣大路108）
●営業時間／11:00～21:00
●入場料／無料
●主催／パルコ、HEIGHTS
●協力／扶桑社
●企画制作／パルコ
（C）esoope（C）Masayuki Qusumi, PAPIER /Jiro Taniguchi, FUSOSHA
