9月15日は「関ケ原合戦の日」です。
慶長5年9月15日(西暦1600年10月21日)に起きた関ヶ原の戦いに由来します。徳川家康を中心とする東軍が、石田三成の率いた西軍に勝利し、江戸幕府が成立する転機となりました。
アニメにも、武士や侍をモチーフとしたキャラクターが数多く登場します。実在の武将を緻密に表現した作品もあれば、ファンタジー世界でのサムライ像や放浪の剣士の人間ドラマを描くなど、多彩な切り口が魅力です。
そこでアニメ!アニメ!では「“武士・侍”キャラといえば?」と題した読者アンケートを昨年に引き続き実施しました。8月28日から9月3日までのアンケート期間中に369人から回答を得ました。
男女比は男性約35パーセント、女性約65パーセントで、女性が多め。年齢層は19歳以下が約50パーセント、20代と30代がそれぞれ約15パーセントでした。
■譲れないポリシーのある侍たちが集結!
第1位
1位は『銀魂』の坂田銀時。支持率は約25パーセントで、昨年に続いてトップとなりました。

読者からは「いつもはちゃらんぽらんだけど、本気になったときは反則級にかっこいい! とくに第322話『十年』のラスト、かつて戦友だった高杉と対峙して木刀を引き抜くシーンにシビれた!!」や「グチグチと文句を言いつつも、仲間のために信念を貫くサムライハートの持ち主。普段は死んだ魚の目でも、バトルのときは目に魂が宿ります」と、戦闘時のギャップがファンの心を鷲づかみに。
「“宇宙一バカな侍だコノヤロー!!”という本人のセリフがすべてを物語っています。重い過去があるからこそ、仲間とのかけがえのない日々を守ろうとする侍魂を貫く主人公です」と、彼の武士道に惹かれるというコメントが届いています。
第2位
2位は『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の緋村剣心。支持率は約8パーセントで、こちらも昨年と同順位でした。

第3位
3位は『ルパン三世』の石川五ェ門。支持率は約6パーセントで、昨年の7位からランクアップしました。
「本人はもちろん、愛刀の斬鉄剣もよく知られているから。“またつまらぬものを斬ってしまった……”という決め台詞はあまりにも有名」や「生真面目で義理堅く求道的で、女性が苦手など、侍キャラのイメージそのものを作り上げた存在だから」と、高い知名度ゆえに票を集めました。今年は新作映画『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』が公開されたことも後押ししています。
■そのほかのコメントをご紹介!
『逃げ上手の若君』北条時行には「鎌倉から南北朝にかけての中世の武士キャラというのは、アニメでは結構珍しいのでは。可愛さに目を奪われますが、北条家の誇りを決して失わず、何度も立ち上がる不屈の精神が光ります」。
『機動戦士ガンダム00』ミスター・ブシドーには「仮面で顔を隠した謎のパイロット。間違った武士のイメージをそのまま実践していて面白い。中村悠一ボイスもあって正体はバレバレだけど(笑)」。
『Fate/Grand Order』宮本武蔵には「言わずと知れた大剣豪が、『Fate』では女性キャラに。明るく陽気な武蔵ちゃんに何度助けられたことか……。旅の途中での彼女の選択は涙なしでは語れません」と、史実を大胆にアレンジしたキャラクターにも投票がありました。
2025年版では、強い決意を胸に秘めた侍キャラが上位を占める結果に。『銀魂』や『ワンピース』、『鬼滅の刃』など、同一作品から複数の登場人物がランクインしていることも特徴となっています。
■ランキングトップ10
[“武士・侍”キャラといえば? 2025年版]
1位 坂田銀時 『銀魂』
2位 緋村剣心 『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』
3位 石川五ェ門 『ルパン三世』
4位 鉄刃 『YAIBA』
5位 土方歳三 『薄桜鬼 ~新選組奇譚~』
6位 北条時行 『逃げ上手の若君』
6位 ロロノア・ゾロ 『ワンピース』
8位 継国縁壱 『鬼滅の刃』
9位 カスミ 『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』
9位 福沢諭吉 『文豪ストレイドッグス』
(回答期間:2025年8月28日~9月3日)