『鬼滅の刃』で知られる吾峠呼世晴の読み切り作品『過狩り狩り』が「週刊少年ジャンプ」月例賞出身連載作家特集で無料公開中だ。
吾峠呼世晴は、2013年の第70回JUMPトレジャー新人漫画賞において 『過狩り狩り』で佳作を受賞。2016年より初の連載作となる『鬼滅の刃』を連載開始し、同作が2019年にTVアニメ化された。原作コミックスは2025年7月時点で発行部数は2億2000部を突破し、同月より『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が公開中だ。
このたび、「週刊少年ジャンプ」では、ジャンプ新世界漫画賞第100回記念企画として、漫画賞を受賞し活躍している作家陣のコメントともに受賞作を特設サイトにて公開。古舘春一(『ハイキュー!!』)、権平ひつじ(『夜桜さんちの大作戦』)、戸塚慶文(『アンデッドアンラック』)といった作家陣が紹介されている。
『過狩り狩り』は、『鬼滅の刃』の前身ともいえる作品で、大正時代、剣戟、鬼がいるなど、同じ時代背景の物語を展開する。さらに、「珠世」「愈史郎」といった『鬼滅の刃』の同様の名前のキャラクターも存在する。しかし、主人公は「竈門炭治郎」とは異なる剣士の少年である。本作について吾峠は、「吸血鬼すら恐れる強い人間」「ハンデがあっても努力しそれを感じさせない人」をテーマとして描いたと語っている。
また、その後は『過狩り狩り』を原案とした『鬼殺の流』(「鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録」収録)を執筆し、さらにそこから主人公の変更などを経て『鬼滅の刃』が生まれた。
■アニメ『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』

<スタッフ>
原作:吾峠呼世晴(集英社ジャンプ コミックス刊)
監督:外崎春雄
キャラクターデザイン・総作画監督:松島 晃
脚本制作:ufotable
サブキャラクターデザイン:佐藤美幸・梶山庸子・菊池美花
プロップデザイン:小山将治
美術監督:衛藤功二
撮影監督・フィニッシング演出監督:寺尾優一
3D監督:西脇一樹
色彩設計:大前祐子
編集:神野 学
音楽:椎名 豪・梶浦由記
主題歌:Aimer「太陽が昇らない世界」(SACRA MUSIC / Sony Music Labels Inc.)
LiSA「残酷な夜に輝け」(SACRA MUSIC / Sony Music Labels Inc.)
総監督:近藤 光
アニメーション制作:ufotable
配給:東宝・アニプレックス
<キャスト>
竈門炭治郎:花江夏樹
竈門禰豆子:鬼頭明里
我妻善逸:下野 紘
嘴平伊之助:松岡禎丞
栗花落カナヲ:上田麗奈
不死川玄弥:岡本信彦
冨岡義勇:櫻井孝宏
宇髄天元:小西克幸
時透無一郎:河西健吾
胡蝶しのぶ:早見沙織
甘露寺蜜璃:花澤香菜
伊黒小芭内:鈴村健一
不死川実弥:関 智一
悲鳴嶼行冥:杉田智和
猗窩座(上弦の参):石田 彰
(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable