「薬屋のひとりごと」悠木碧&瀬戸麻沙美が猫猫と子翠の名シーンや“これ、毒です”を生アフレコ!続編決定に喜びも「またいつか」【Anime Expo 2025 イベントレポ】 | 超!アニメディア

「薬屋のひとりごと」悠木碧&瀬戸麻沙美が猫猫と子翠の名シーンや“これ、毒です”を生アフレコ!続編決定に喜びも「またいつか」【Anime Expo 2025 イベントレポ】

TVアニメ『薬屋のひとりごと』第2期のイベント「Anime Expo 2025 The Apothecary Diaries S2 Guest Panel」が2025年7月4日(北米西部時間)、アメリカ・ロサンゼルスの北米最大のアニメコンベンション「Anime Expo 2025」内で開催された。会場には猫猫役の悠木碧、子翠/楼…

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「Anime Expo 2025 The Apothecary Diaries S2 Guest Panel」イベント写真
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  • TVアニメ『薬屋のひとりごと』「Anime Expo 2025 The Apothecary Diaries S2 Guest Panel」描き下ろしビジュアル
  • TVアニメ『薬屋のひとりごと』第2期本ビジュアル
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TVアニメ『薬屋のひとりごと』第2期のイベント「Anime Expo 2025 The Apothecary Diaries S2 Guest Panel」が2025年7月4日(北米西部時間)、アメリカ・ロサンゼルスの北米最大のアニメコンベンション「Anime Expo 2025」内で開催された。会場には猫猫役の悠木碧、子翠/楼蘭役の瀬戸麻沙美が登壇し、大きな盛り上がりを見せた最終話の放送直後に北米ファン2000人を沸かせた。

TVアニメ『薬屋のひとりごと』第2期本ビジュアル

北米の『薬屋』ファン2000人が集結した会場には、猫猫や壬氏、そして子翠のコスプレに身を包んだ人たちの姿も見られ、場内は開始前から熱気に包まれる。まず初めにPVが流されると場内は歓声に包まれ、さらに悠木、瀬戸が登壇すると会場内のボルテージは一気に上昇し、さらなる大歓声が上がった。

悠木、瀬戸は北米のファンの熱量に圧倒されながらも、悠木が「Hello AX!Are you enjoying The Apothecary Diaries? I’m very happy to be here with you just after the Season 2 finale. Please have fun today!」と英語であいさつすると、会場からは「アオチャンカワイイーーー!!」と日本語でのレスポンスも聞かれる。 さらに瀬戸は「Hello everyone! I’m so happy to join the Anime Expo stage with Aoi-san this year! Please enjoy the show!」と、手元に用意したメモを見ながら英語であいさつする。すると、悠木から「瀬戸ちゃんカンペ見てる!」とばらされ、場内は笑いに包まれながらイベントがスタートした。

「Anime Expo」初参戦となった悠木は、LAそしてイベントの雰囲気について聞かれると「ずっとLAに来たいと思っていたので、ようやく来ることができてうれしいです!北米にもこんなに『薬屋のひとりごと』を応援してくださっている人がいるのも本当にうれしいですし、みなさんの熱量もすごくて圧倒されています!」と興奮気味に話す。
今回のイベントは、北米時間で7月4日(金)夕方、日本時間では7月5日(土)朝に実施されており、まさに最終回の放送直後にあたる。そんなタイミングでのイベントについて気持ちを聞かれると、悠木は「第2期は話したいことがたくさんあるエピソードばかり。みなさん最終話はもう見ましたか? 朝からイベント来ていたら、まだ見れていない人もいそうですね。おうちに帰ったらぜひとも見てください。素晴らしい最終話になっています」と、第2期への自信をのぞかせる。さらに瀬戸は「ここまで薬屋を毎週見て、心を動かされた皆さんと今このタイミングで会えることが素晴らしく、幸せです」と感動を共有した。

そして、ステージではこれまでの猫猫と子翠のシーンの生アフレコも披露され、場内は一層盛り上がりを見せた。はじめに披露されたのは、第25話「猫猫と毛毛」よりふたりの出会いのシーンだ。大きな歓声が上がるなか、悠木が「この状況での生アフレコの披露、すごく緊張します…!」と言うと、瀬戸は「碧さんが一緒なので安心したのと、一つセリフを入れるたびに皆さんがリアクションを取ってくれるので新鮮です」と感想を話した。

さらに、第2期から登場した子翠のキャラクター作りについて聞かれると、瀬戸は「とにかくテンションを上げて!とディレクションがありました。ここまで見ていただいている皆さんならわかると思いますが、楼蘭と子翠のギャップをつけたいという狙いがあったからです。とくに楼蘭を演じる時は、目的を完遂するための“意思”をにじませることを強く意識していました。子翠として演じる時は、目的のために動いている面はあるものの、猫猫と小蘭と過ごしているときは子翠の本音の部分や、この関係性、笑顔も嘘ではない、ということが伝わるように演じることを意識していました」と話し、会場からは感嘆のため息が漏れる。
ふたりの関係性の作り方について聞かれると、悠木は「瀬戸ちゃんとふたりで芝居しているときは、猫猫と子翠の間柄に自然となっていて、あまり意識をしたというよりはスッとこの空気感になっていた気がします。心地いいふたりの距離感を作っていきました」と語った。

次に披露されたのは、放送時も大変反響の大きかった第45話「蟇盆」より、猫猫が子翠と呼ぶか楼蘭と呼ぶか迷うシーンだ。緊迫感あふれるシーンの披露に、観客は息をのんで生アフレコを見守る。終わるとスタンディングオベーションが起こり、会場は割れんばかりの拍手で包まれた。ファン、そして司会者も涙ぐみながら進行するような場面も見られた。
このシーンの舞台裏について聞かれると、瀬戸は「この日のアフレコは特にマイク前ではすごく集中していた記憶があります」と答え、悠木は「このシーンに向けて、ふたりで何か細かく打ち合わせしたわけではなく、ふたりで通じあって、セリフに思いがすごく乗って、まさに役に取り込まれるような感覚でした」と述べる。さらに瀬戸からは「こういう大切なシーンは、役者の集中力が大切で、とてもいい環境でアフレコできました。アフレコ終わりは、碧さんが中心となって和やかに過ごしていました」と舞台裏が明かされた。

そして、子翠のラストシーンについてどう演技プランをしていたのかを聞かれると、瀬戸は「最初から結末はわかっていて演じていました。コミックスをアフレコの参考にしながら読んでいたんですけど、最後の楼蘭の語りがすごいセリフ量があって。でもとても大切なシーンなので、アフレコの結構前から準備して挑みました」と話す。
悠木が「第41話の『狐の里』のアフレコで、『今日デート回だね!』って瀬戸ちゃんに言ったら、『最後のデートですね。』って返事が来て…!」と話すと、衝撃の発言に会場内もざわつき、瀬戸は「子翠としてはこの後の結末に向けての覚悟も決まっていたので、一足先にナーバスになってました…笑」と事情を説明する。さらに悠木は「猫猫からすると、新しい里に来て、文化などに興味津々なんだけど、子翠からすると全然違った見え方をしていたりもするんです。そんなヒントになるようなシーンがたくさんあるので、ぜひもう一度見直してほしいです」とも熱く語った。

そして、最後の1シーンとして披露されたのは『薬屋のひとりごと』、そして猫猫の代名詞となったシーンでもある第6話「園遊会」での毒見シーンだった。映像が始まると会場内からは息をのむ声が聞かれ、「これ、毒です」というセリフが出るとこの日一番の盛り上がりに包まれた。
拍手が鳴りやまない中、このシーンのアフレコについて聞かれると、悠木は「このシーンはプロジェクトPV、本編でかなりディレクションも演じ方も違っているのでぜひ聞き比べてみてほしいです。今は、ものすごく自分に猫猫がなじんできたので、このシーンを見るとこの毒スープおいしいのかな…なんて思ってしまったりもします」と茶目っ気たっぷりに言うと、会場からも笑いが起こった。

TVアニメ『薬屋のひとりごと』「Anime Expo 2025 The Apothecary Diaries S2 Guest Panel」描き下ろしビジュアル

生アフレコも終わり、イベントも終盤に差し掛かると、なんとこのイベント用に書き下ろされた猫猫と子翠のスペシャルビジュアルが公開された。猫猫に抱き着こうとする子翠のイラストに、場内は大盛り上がりとなる。最終話の放送直後だからこそ心が動かされるこのイラストに、瀬戸が「子翠から抱き着きにいってるけど、猫猫も悪くない。って思ってる感じがかわいいですよね」と言うと、悠木は「この猫猫の表情を日本語では“まんざらでもない”って言います笑」と返し笑いに包まれました。

「Anime Expo 2025 The Apothecary Diaries S2 Guest Panel」イベント写真

最後にふたりから、会場に集まったファンへのメッセージがおくられた。瀬戸は「今日は会いに来てくれてありがとうございます。みなさんの熱量を肌で感じました。薬屋の話をしているときのみなさんのリアクションが本当にうれしかったです。続編が決まったとのことなので、引き続き愛して応援してくれたらうれしいです」と話す。
悠木は「今日は瀬戸ちゃんと一緒にロサンゼルスの皆さんにお会いできて本当にうれしかったです。みなさんの熱量が高く、ビシビシと伝わってきてとっても嬉しいです。今回は一緒に来れなくて本当に悔しがっていた壬氏も、皆さんの反応に喜んでいると思います。笑 続編があるということで、またいつか『薬屋』のお話をみなさんとできたらうれしいです。その時はまた暖かく迎え入れていただけると嬉しいです!」と届け、イベントは大盛り上がりのまま終了した。


薬屋のひとりごと

(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

【イベント概要】
日時:2025年7月4日(金) 17:45~(北米西部時間)
会場: LA Convention Center DIAMOND BALLROOM
イベントタイトル:Anime Expo 2025 The Apothecary Diaries S2 Guest Panel
登壇者:
悠木 碧(猫猫役)
瀬戸麻沙美(子翠/楼蘭役)
(C)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

《仲瀬 コウタロウ》
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