2025年7月12日(土) 21時30分より、フジテレビ系にて映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』が本編ノーカットで地上波初放送される。
2023年に原作者のマンガ家・水木しげるの生誕100周年記念作品として誕生した、鬼太郎出生の秘密が明らかになる大ヒット映画だ。

この記事では、そのあらすじや概要、関連情報などをまとめて紹介する。
『ゲゲゲの鬼太郎』とは/映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』について
『ゲゲゲの鬼太郎』は、1968年1月のアニメ第1期の放送開始以降、55年以上経った現在でも愛される、水木しげるの原作による歴史的名作シリーズだ。妖怪ブームの元祖として根強い人気と確固たる地位を確立し、日本全国で知らない人はいないと言っても過言ではない、まさに「国民的アニメ」として親しまれる。
2025年は水木しげるの没後10年にあたることから、4月からはこれを記念し、これまでのアニメ計6期の中から鬼太郎ゆかりの著名人がセレクションしたエピソードをおくる『私の愛した歴代ゲゲゲ』の放送が行われている。
映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』は2023年11月、水木しげるの生誕100周年記念作品として誕生した。“鬼太郎の誕生”の秘密について、かつての目玉おやじと水木との出会い、そして二人の父が立ち向かう運命を描いた長編アニメ映画だ。

物語は、鬼太郎と目玉おやじが廃墟となっているかつての哭倉村に足を踏み入れるところから始まる。目玉おやじは、70年前にこの村で起こった出来事を想い出す。あの男との出会い、そして二人が立ち向かった運命について……。
昭和31年。哭倉村は、日本の政財界を裏で牛耳る龍賀一族によって支配されていた。帝国血液銀行に勤める水木は当主・時貞の死の弔いを建前に野心と密命を背負い、また鬼太郎の父は妻を探すために、それぞれ村へと足を踏み入れる。

龍賀一族では、時貞の跡継ぎについて醜い争いが始まっていた。そんな中、村の神社にて一族の一人が惨殺される事件が起こり、そこから恐ろしい怪奇の連鎖が始まる。はたして、鬼太郎の父たちの出会いと運命、そして圧倒的絶望の中で二人が見るものとは。
確かな布陣のスタッフ、日本アニメ界を牽引する実力派声優にも注目!
そんな本作は『劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!』の古賀豪が監督を務め、脚本はTVアニメ『マクロスF』などで知られる吉野弘幸、キャラクターデザインは『シン・エヴァンゲリオン劇場版』で副監督を務めた谷田部透湖が担当するなど確かな布陣で制作された。

公開時は、これら制作陣のみが登壇したイベントやトークショーも開催され、その発言内容が注目を集めた。
また、谷田部によるキャラクターも注目の的となり、来場者特典などはもちろん、本作が「第47回日本アカデミー賞」で優秀アニメーション作品賞に輝いた際のイラストや、初の展示イベント「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 ~追憶展~」の開催にあわせたイラスト、2024年10月よりクオリティアップした『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版』として再上映が行われた際の『ヴェノム:ザ・ラストダンス』との応援コラボイラストなど、適宜の描き下ろしがファンを喜ばせた。
そしてキャスト陣には、鬼太郎の父(かつての目玉のおやじ)役に関俊彦、水木役に木内秀信を迎えた。
二人がそれぞれの理由で赴く哭倉村に住む龍賀家の一族や親族役として種崎敦美、小林由美子、白鳥哲、飛田展男、沢海陽子、中井和哉、山路和弘、皆口裕子、釘宮理恵、石田彰らが名を連ね、さらに週刊誌の記者役で松風雅也も加わるなど、日本アニメ界を牽引する実力派が揃う。
また、TVアニメ第6期のメンバーである鬼太郎役の沢城みゆき、目玉おやじ役の野沢雅子、ねこ娘役の庄司宇芽香のほか、ねずみ役として古川登志夫も登場しファンの期待にも応えた。

声優陣は公開前の一挙お披露目に始まり、公開後も舞台挨拶の開催や新情報の発表があるたびに話題を呼んだ。
最近も描き下ろしグッズや東映アニメーションによるオリジナルフィギュアが続々!
ここ最近も、花札をモチーフとしたバンダイ・BANDAI SPIRITS限定描き下ろしグッズに春夏秋冬それぞれの季節感がたっぷりと詰まった描き下ろしグッズ、東映アニメーションによる鬼太郎の父と水木のオリジナルフィギュアなど、商品展開が続き未だ熱の冷めやらない映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』。
鬼太郎のことをよく知らない人はもちろん、一度観ただけでは見逃してしまうほど細やかな謎が隠され、映画館で観たことがある人も何度でも楽しめる本作に、この機会にぜひ触れてみよう。
映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』は、7月12日(土) 21時30分よりフジテレビ系にて本編ノーカットで地上波初放送される。
土曜プレミアム・映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』
地上波初!ノーカット放送
2025年7月12日(土) 21:30~23:40 放送
※お知らせ
「東アジアE-1サッカー選手権・男子 日本×中国」延長の際、放送時間繰り下げの場合あり。
出演者
鬼太郎の父(かつての目玉のおやじ): 関俊彦
水木: 木内秀信
龍賀沙代: 種崎敦美(崎は「たつさき」)
長田時弥: 小林由美子
龍賀時貞: 白鳥哲
龍賀時麿: 飛田展男
龍賀孝三: 中井和哉
龍賀乙米: 沢海陽子
龍賀克典: 山路和弘
龍賀丙江: 皆口裕子
スタッフ
【原作】
水木しげる
【監督】
古賀豪
【脚本】
吉野弘幸
【音楽】
川井憲次
【キャラクターデザイン】
谷田部透湖
【美術監督】
市岡茉衣
【色彩設計】
横山さよ子
【撮影監督】
石山智之
【製作担当】
澤守洸、堀越圭文