TVアニメ『葬送のフリーレン』第2期のティザーPVが公開された。メインキャラクターが登場する本編映像と共に、フリーレン、フェルン、シュタルクの新規キャラクターボイスも確認できた。

『葬送のフリーレン』は「週刊少年サンデー」にて連載中のファンタジーマンガが原作。勇者のパーティーによって魔王が倒された世界を舞台に、千年以上生きる魔法使い・フリーレンと、彼女が新たに出会う人々の旅路を描いた物語である。
TVアニメは2023年に第1期の放送を開始。2026年1月からは第2期スタートし、原作ではコミックス7巻収録の第61話からが描かれる。
このたび、第2期のティザーPVが発表となった。アニメーション制作のマッドハウスによる映像には、主人公のフリーレン、彼女の弟子の魔法使い・フェルン、二人と共に旅をする戦士・シュタルクが登場。さらに、かつてフリーレンと共に魔王を倒した勇者・ヒンメル、僧侶・ハイター、戦士・アイゼンが、それぞれの冒険をする姿が映し出されている。
PVの劇伴は、第1期から引き続き第2期の音楽を手がけるEvan Callが担当。フリーレン、フェルン、シュタルクを演じる種崎敦美(たつさき)、市ノ瀬加那、小林千晃が、PVのために新録したキャラクターボイスが乗り、旅の中で絆を深めていくであろう3人が抒情的に表現された。

ティザーPVの公開と共に、第2期のメインスタッフも明らかになった。監督は、第1期2クール目の演出チーフである北川朋哉が担当。副監督には第1期で魔物デザインや複数話の演出・作画監督を務めた原科大樹を起用する。第1期の監督の斎藤圭一郎は、監督協力という立ち位置でバックアップをする。

アメリカのロサンゼルスで開催中のイベント「AnimeExpo2025」には、マッドハウスの福士裕一郎プロデューサーが登壇。今回の制作体制について「第2期制作に向けてスタッフと協議し合い、より良いと思える監督体制を組みました。1期において斎藤圭一郎さんがスタッフと共に築いたディレクションを軸に、1期でもその能力を多岐に渡って発揮した原科大樹さんや、数多くの名エピソードをけん引した北川朋哉さんと共に、引き続きクリエイティブな挑戦を行っていきます」とメッセージを寄せた。

シリーズ構成・脚本は第1期から鈴木智尋が続投。キャラクターデザインは、第1期の本編制作で活躍した高瀬丸、小嶋慶祐、藤中友里が務める。
『葬送のフリーレン』
TVアニメ第2期 2026年1月放送開始 日本テレビ系にて
【スタッフ】
原作:山田鐘人・アベツカサ(小学館「週刊少年サンデー」連載中)
監督:北川朋哉
副監督:原科大樹
監督協力:斎藤圭一郎
シリーズ構成・脚本:鈴木智尋
キャラクターデザイン:高瀬丸、小嶋慶祐、藤中友里
コンセプトアート:吉岡誠子
音楽:Evan Call
アニメーション制作:マッドハウス
【声の出演】
フリーレン:種崎(たつさき)敦美
フェルン:市ノ瀬加那
シュタルク:小林千晃
ヒンメル:岡本信彦
ハイター:東地宏樹
アイゼン:上田燿司
【ストーリー】
勇者ヒンメル一行によって魔王が倒された世界。ヒンメルらと共に平和をもたらした千年以上生きるエルフの魔法使い・フリーレンは、寿命を迎えたヒンメルの死を受けての涙とその想いから、“人の心を知る旅”に出る。道中に出会った、かつての仲間ハイターに育てられた魔法使いフェルン、同じく仲間のアイゼンの弟子である戦士シュタルクと共に、魂の眠る地《オレオール》を目指すフリーレン。旅の中で出会う人々との交流、狡猾な魔族や魔物との戦い。時に穏やかに、時にくだらなく、時に激しく、時に胸に迫る…。その全てが、その一瞬一瞬が、3人のかけがえのないものとして積み重ねられていく。この旅の先に待っているものは、果たして――――。
(C)山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会