アニメ化してほしいライトノベル・小説は? 3位「おまわりさんと招き猫」、2位「魔術漁りは選び取る」、1位は…<25年上半期版> | 超!アニメディア

アニメ化してほしいライトノベル・小説は? 3位「おまわりさんと招き猫」、2位「魔術漁りは選び取る」、1位は…<25年上半期版>

アニメ!アニメ!では、2024年下半期に引き続き「アニメ化してほしいライトノベル・小説は?(2025年上半期)」と題した読者アンケートを実施しました。結果を発表します。

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『おまわりさんと招き猫』1巻書影(著:植原翠/イラスト:ショウイチ/マイクロマガジン社/ことのは文庫)
  • 『おまわりさんと招き猫』1巻書影(著:植原翠/イラスト:ショウイチ/マイクロマガジン社/ことのは文庫)
  • アニメ化してほしいライトノベル・小説は? <25年上半期版>アンケート結果1位~5位
  • 『不死探偵・冷堂紅葉』1巻書影 新帯(著:零雫/イラスト:美和野らぐ/SBクリエイティブ/GA文庫)
  • 『京都府警あやかし課の事件簿』天花寺 さやか(著/文) PHP研究所
  • 『恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。―妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら―』
  • 「魔術漁りは選び取る1」著/らむなべ イラスト/EEJU
  • 「壊れそうな君と、あの約束をもう一度」著者:九条 蓮 イラスト:ゆがー
  • 「心霊探偵八雲 12 魂の深淵」著者:神永学 装画:鈴木康士 レーベル名:角川文庫 ISBN:978-4-04-112163-4 発行:株式会社KADOKAWA

ライトノベル、小説が原作のアニメは、文字で紡がれた物語を映像で楽しめる点が大きな魅力です。

2025年は『謎解きはディナーのあとで』や『アン・シャーリー』、『怪盗クイーンの優雅な休暇』など、さまざまなタイトルがアニメ化されています。

そこでアニメ!アニメ!では、2024年下半期に引き続き「アニメ化してほしいライトノベル・小説は?(2025年上半期)」と題した読者アンケートを実施しました。6月6日から6月15日までのアンケート期間中に1087人から回答を得ました。
男女比は男性約55パーセント、女性約45パーセントで、ほぼ同数。年齢層は20代が約25パーセント、30代が約35パーセント、40代が約15パーセントでした。


■2020年代刊行のタイトルがトップ3に!


第1位


1位は『不死探偵・冷堂紅葉』。支持率は約9パーセントでした。

『不死探偵・冷堂紅葉』1巻書影 新帯(著:零雫/イラスト:美和野らぐ/SBクリエイティブ/GA文庫)
『不死探偵・冷堂紅葉』は、主人公・天内晴麻が謎めいた転校生・冷堂紅葉と共に、学園で発生した密室殺人の真相を追うミステリーです。
読者からは「トリックの巧妙さに加えて、ダイナミックなカーチェイスや爆発などスリル満点の展開もあり、まるで映像化を前提に書かれたような“映える”場面の充実ぶりが素晴らしい。アニメ化のポテンシャルは随一の作品だと思います」や「ヒロインの冷堂紅葉はもちろん、挿絵のないキャラクターまで個性が際立っていて、気づけば全員に愛着が湧いていました。天内くんとの関係も重めの感情でじわじわ刺さります」と、謎解き、アクション、ドラマ性が融合した物語が人気を博しています。
さらに「作中に“読者への挑戦状”が登場するのですが、これをアニメでどう表現するのかが楽しみ。本格ミステリーならではの醍醐味も詰まった一作です」と、推理要素にも期待のコメントが寄せられました。

第2位


2位は『魔術漁りは選び取る』。支持率は約8パーセントで、今年4月に刊行されたタイトルがランクインしました。
「魔術漁りは選び取る1」著/らむなべ イラスト/EEJU
本作は、戦場でゴミ漁りをしながら生き延びてきた少年・カナタが、自らの力で運命を切り拓いていくファンタジー。「どん底から少しずつ這い上がっていく王道のストーリーが心地良く、魔法が飛び交うバトルも緊張感があります。心理描写も丁寧で、登場人物たちの葛藤や迷いまでリアルに伝わってきました」や「平凡な少年が、非凡な意志と才能で成長していく一方、純粋な心は失わない姿に励まされた」と、主人公を応援する声が目立っています。
また「魔術滓(ラビッシュ)や失伝刻印者(ファトゥムホルダー)といった専門用語も印象的。練り込まれた世界観が、登場人物のリアリティを支えているように思いました」と、設定面の評価も高かったです。

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第3位


3位は『おまわりさんと招き猫』。支持率は約7パーセントでした。

『おまわりさんと招き猫』1巻書影(著:植原翠/イラスト:ショウイチ/マイクロマガジン社/ことのは文庫)
『おまわりさんと招き猫』は、海辺の下町商店街・かつぶし町を舞台に、赴任したおまわりさん・小槇悠介と、交番に住み着いた喋る猫・おもちさんの交流を描いた日常ファンタジーです。
「妖怪がいる世界ですが、怖さよりも温かさが胸に残ります。どのエピソードも優しさに満ちていて、心がじんわりとほぐされていくような気持ちになりました」や「決してご都合主義な展開ではないのに、幸せな気持ちになれるのが不思議です。もしアニメ化されれば、もっと多くの人を癒してくれると思います」と、穏やかなストーリーに惹かれたという感想が多数。「海辺の田舎の町、古い交番、ころころと太った猫……。どこか懐かしく、落ち着ける光景が頭に浮かびます。アニメ化で風景まで味わいたいです」と、舞台そのものに魅力を感じたという声もありました。

■そのほかのコメントをご紹介!


『ウィザーズ・ブレイン』には「第1巻から20年以上の歳月を経て、ついに完結した電撃文庫の不朽の大作。脳に埋め込んだ生体量子コンピュータで物理現象に干渉する魔法士の亜光速バトルも、現代の映像技術なら再現できるはず!」。
『砂の海のレイメイ』には「砂漠海賊レイメイの可愛さにプラスして、空に浮かぶ七つの異世界や砂の海を進むドリル潜航艇など、ギミックも満載。映像を想起させるスピード感があり、アニメで見てみたいと強く思いました」。

『拾ったのが本当に猫かは疑わしい』には「言葉を喋る謎の生物・モドキと暮らす日々を綴った日常劇。やたら屁理屈を言うモドキにクスッと笑ってしまいます。今の猫ブームにもマッチしそう」。
『銀の海 金の大地』には「『海がきこえる』のリバイバル上映でも話題の、氷室冴子先生による古代転生ファンタジー。淡海の国の美しい光景や、生い立ちに翻弄されながらも運命に立ち向かう主人公・真秀の生き様を見たいです」と、復刊中のタイトルにも投票がありました。

今回のアンケートでは、ミステリー、ファンタジー、ラブストーリーなど、多彩なジャンルのタイトルがランクイン。アンケート常連のタイトルだけでなく、新作も複数上位に入っています。

■ランキングトップ10


[アニメ化してほしいライトノベル・小説は? 2025年上半期版]
1位 『不死探偵・冷堂紅葉』 零雫
2位 『魔術漁りは選び取る』 らむなべ
3位 『おまわりさんと招き猫』 植原翠
4位 『恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。―妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら―』 永野水貴
5位 『ウィザーズ・ブレイン』 三枝零一
6位 『京都府警あやかし課の事件簿』 天花寺さやか
7位 『壊れそうな君と、あの約束をもう一度』 九条蓮
8位 『心霊探偵八雲』 神永学
9位 『グリムコネクト』 十利ハレ
10位 『魔剣少女の星探し 十七【セプテンデキム】』 三枝零一
10位 『バスタード・ソードマン』 ジェームズ・リッチマン

(回答期間:2025年6月6日~6月15日)


《高橋克則》
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