中国の大人気ブラインドボックスブランド・POP MART(ポップマート)は、アニメ『デジタルモンスター』(デジモン)とコラボしたマグネットシリーズを、4月下旬より中国全国のPOP MART STOREとECサイトで販売を開始した。中国でも大ブームを巻き起こした名作キャラクターたちが、モダンなデザインで蘇っていると話題だ。
『デジモン』は2001年に中国大陸のテレビで放映を開始。マンガも2005年から販売が開始され、今までには120万冊以上が売れている。

今回のシリーズは、グレイモン、ガルルモン、トゲモンをはじめとする12種(そのうちの2種はシークレット)のデザインで1個69元(約1,400円)となっており、中国のSNSでは「コレクション性が高い」と話題を呼んでいる。


商品には、POP MART独自の「潮流玩具(アートトイ)」の要素がデザインに取り入れられており、ほかのアニメグッズとは異なるアーティスティックな仕上がりが特徴。とくに「進化シリーズ」として、成長段階ごとの『デジモン』の姿を再現したものが人気を集めている。進化型やスペシャルカラーのレアバージョンは入手困難で「早く全種類揃えたい!」「レアが当たるまでリピート購入しよう!」といった声が中国SNSで多く上がっている。

筆者も小さい頃からずっと『デジモン』が好きなので、1個購入してみた。グレイモンが欲しかったが、ガルルモンが当たった(ガルルモンも好きだ)。フィギュアの高さは約5センチで、塗装、カラーリングもしっかりしており、非常に品質の高いフィギュアだと思う。後ろには日本語と英語でキャラクターの名前が書いてあり、これに中国語もあれば個人的にはよりうれしかった。

POP MARTの発表によると、「デジモンマグネットフィギュア」シリーズが発売日から3日間ほどで完売した。販売価格の69元(約1,400円)に対し、中国版のメルカリでは転売が始まっており、一番人気のグレイモンは150元(約3,000円)を超えて取引されている。
なお、今回の商品は、1999年のアニメ放送から25周年を迎える『デジタルモンスター』の記念プロジェクトの一環として開発された。
今のところ、商品は売り切れの状態だが、POP MARTによると、工場は特急生産をしているという。今回の商品は中国限定のため、日本では販売されていないため残念だが、『デジモン』が好きな方は、中国に来た際にぜひ買ってみてほしい。