アメリカ初“マンガ”展覧会が開催決定! 荒木飛呂彦、尾田栄一郎、高橋留美子らの代表作の原画など展示「Art of MANGA」 | 超!アニメディア

アメリカ初“マンガ”展覧会が開催決定! 荒木飛呂彦、尾田栄一郎、高橋留美子らの代表作の原画など展示「Art of MANGA」

アメリカ大陸初となる、“マンガ”の展覧会「Art of MANGA」が2025年9月よりサンフランシスコで開催することがわかった。荒木飛呂彦、尾田栄一郎、高橋留美子たち8人のマンガ家による原画700点以上を中心とした展示が、2025年9月27日よりデ・ヤング美術館で行われる。

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  • 原作:久住昌之作画:谷口ジロー『孤独のグルメ』
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アメリカ大陸初となる、“マンガ”の展覧会「Art of MANGA」が2025年9月よりサンフランシスコで開催することがわかった。荒木飛呂彦、尾田栄一郎、高橋留美子たち8人のマンガ家による原画700点以上を中心とした展示が、2025年9月27日よりデ・ヤング美術館で行われる。

「Art of MANGA」は、カリフォルニア州最大の公立芸術機関「ファイン・アーツ・ミュージアム・オブ・サンフランシスコ」が、デ・ヤング美術館において開催するアメリカ大陸初のマンガ展覧会。
これまでアメリカ大陸ではコミコンなどでのごく小規模な展示が開催されるだけで留まっており、総合的なアートとしてマンガを取り上げた展覧会は開催されたことがなかった。マンガという独自の芸術形式に、アメリカ大陸としてデ・ヤング美術館が初めて焦点を当てていく。

展覧会では現代日本を代表する、出版社の垣根を越えた荒木飛呂彦、尾田栄一郎、高橋留美子、田亀源五郎、谷口ジロー、ヤマザキマリ、山下和美、よしながふみ人気マンガ家8名による700点を超える原画を展示。多くがアメリカでは初公開となる貴重なものだ。訪れると、マンガの持つ作品世界への吸引力、今日の世界における社会的影響について理解を深められ、マンガをさらに深く堪能できるような内容になるだろう。

赤塚不二夫『おそ松くん イヤミの水戸黄門:そのころの江戸はこうだった!!』

各マンガ家の展示予定作品も一部判明。赤塚不二夫は、『ギャグほどステキな商売はない』(廣済堂出版) 、『おそ松くん イヤミの水戸黄門:そのころの江戸はこうだった!!』『ギャグ+ギャグ もーれつア太郎外伝:サイケサイケビーチにて』(小学館)、『天才バカボン:ねむれないのだ夢の中』(講談社)が展示される。

尾田栄一郎『ONE PIECE』

そして尾田栄一郎は『ONE PIECE』(集英社)、高橋留美子は『MAO』『人魚』シリーズ、『犬夜叉』『境界の RINNE』『らんま 1/2』(小学館)。
田亀源五郎は『弟の夫』『僕らの色彩』『魚と水』(双葉社)のほか、オリジナルイラストも展示予定だ。

高橋留美子『MAO』

さらに田名網敬一は『TANAAMI!! AKATSUKA!!』シリーズ、谷口ジローは『孤独のグルメ』(原作:久住昌之/扶桑社)、『ふらり。』『地球氷解事紀』(講談社)、『遥かな町へ』(小学館)、『ヴェネツィア』を、ちばてつやは『あしたのジョー』(原作:高森朝雄)『あした天気になあれ』(講談社)、『ひねもすのたり日記』(小学館)を展示。

原作:久住昌之 作画:谷口ジロー『孤独のグルメ』

ヤマザキマリは『プリニウス』(とり・みき共著/新潮社)、『テルマエ・ロマエ』(KADOKAWA)、『続テルマエ・ロマエ』(集英社)、『スティーブ・ジョブズ』(講談社)、『美術館のパルミラ』を、山下和美は『ランド』『不思議な少年』(講談社)、『数寄です!』『続 数寄です!』『世田谷イチ古い洋館の家主になる』(集英社)、よしながふみは『きのう何食べた?』(講談社)、『大奥』『フラワー・オブ・ライフ』(白泉社)、『環と周』(集英社)といった作品が展示され堪能できる予定だ。

ヤマザキマリ、とり・みき『プリニウス』

アメリカ・サンフランシスコのデ・ヤング美術館で行われる「Art of MANGA」は、2025年9月27日から2026年1月25日の期間で開催予定。展覧会の詳細は、今後発表される。

<以下、コメント全文>

ファイン・アート・ミュージアム・オブ・サンフランシスコ ディレクター兼 CEO トーマス・P・キャンベル

画像によるダイナミックな物語表現であり、世界中で何百万人もの読者を魅了するマンガは、現代のもっとも重要なビジュアルメディアのひとつです。サンフランンシスコは長い間、米国における日本との文化交流の入り口であり続けてきました。
その場所で「Art ofMANGA」展を開催し、マンガというナラティヴアートの芸術性とパワーを紹介しつつ、その伝統を讃えることができ、うれしく思います。

イースト・アングリア大学(イギリス・ノリッジ)セインズベリー日本藝術研究所長「Art of MANGA」展企画キュレーター ニコル・クーリッジ・ルマニエール

物語の表現が、文字から画像へとどんどん移行しているのがこの時代の現実です。文字よりもイメージと描線でストーリーを語るマンガは、読者に直感的に内容を理解させ、世界中の人と共に作品を楽しむことを可能にさせます。
登場人物とその行方に熱中する読者たちから寄せられるファンレターやSNSコメントを参考に、作家と出版社は、進行中のストーリーを変えたり、新たな漫画を創作したりもする。それこそが、文化の大いなる変革の先駆けというものです。


荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)
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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

タイトル: 「Art of MANGA」展覧会
主 催 : ファイン・アーツ・ミュージアム・オブ・サンフランシスコ
協 力 : KADOKAWA、講談社、集英社、小学館、新潮社、スマイルカンパニー、ちばてつやプロダクション、白泉社、
フジオプロダクション、双葉社、ふらり 他
会 期 : 2025 年 9 月 27 日(土)~2026 年 1 月 25 日(日)
会 場 : デ・ヤング美術館(アメリカ・サンフランシスコ)
50 Hagiwara Tea Garden Dr., San Francisco, CA 94118, USA
概 要 : 導入部/ちばてつや、赤塚不二夫の作品によるマンガ入門。歴史、読み方や制作工程等
個別作家セクション/高橋留美子、谷口ジロー、ヤマザキマリ、荒木飛呂彦、山下和美、田亀源五郎、よしながふみ、
尾田栄一郎それぞれのコーナー(展示順)。表現方法、ジャンル、編集との協業、講談社「K MANGA」に見る
デジタルの広がり、著作権、海賊版問題、ファンの世界、「SHUEISHA MANGA-ART HERITAGE」等

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《八羽汰 わちは》
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