2018年にTVシリーズ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』を放送した後、3度の劇場用作品を経て高校生編を完結させた本シリーズ。現在は大学生編の制作も進行しており今後の展開が楽しみです。
そんな本作が、東京・愛知・大阪・京都で展示イベント「青春ブタ野郎はスクールメモリーの夢を見ない -青ブタ展-」(以下、青ブタ展)を開催! まずは東京会場にて、3月12日から24日まで実施中です。

そこで本稿ではイベントの様子をレポートするとともに、桜島麻衣役の瀬戸麻沙美さん、梓川かえで役の久保ユリカさんをお招きした内覧会のオープニングイベントの様子をお届けします。
◆思春期症候群で作品世界内に迷いこんじゃった!?
本作は、さまざまな不可思議現象が発生するという「思春期症候群」に見舞われた少女たちが、主人公・梓川咲太の助けを借りて困難を乗り越えるハートフル・ファンタジーです。
そこで本展示イベントでは、それら「思春期症候群」やヒロインたちとの出会いなどを追体験できるような内容として順路を構成。TVアニメシリーズ第1話から劇場版最新作『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』まで、高校生編のすべてが楽しめる形で各コーナーを設置していました。
展示イベントでまず来場者を迎えるのは入場口に設置された「江ノ電のりば」です。まさに作品世界の聖地であり、キャラクターたちが日常生活を送っている場所。来場者はここから作品世界の中へと誘われます。


メインの展示で第1のコーナーとなるのは、学校の教室を再現した「教室シアター」です。作品の最初のエピソードである「桜島麻衣」にまつわる出来事に焦点を当てたもので、彼女の思春期症候群である「麻衣が認識されない現象」を表現しています。そのため壁に展示されたものは字が薄くなっていたり見えなくなっていたり……。スクリーンでは本編の映像も楽しめました。
なお本イベントはすべての展示が写真撮影可能となっているので、遠慮なく思い出を残すことができます。



第2のコーナーは古賀朋絵をイメージした「ラプラスの小悪魔」です。朋絵の思春期症候群は「ループする世界」であるため、展示用ウォールもループを意識した曲面型に。朋絵との思い出も甦ります。


第3のコーナーは「物理準備室」。ここはレギュラーキャラクター「双葉理央」に焦点を当てたもので、彼女の物理準備室をイメージしています。机の上には理央がビーカーで淹れたかもしれないコーヒーが置かれているほか、理央の思春期症候群を描いた「もうひとりの自分」にまつわるエピソードについても触れられています。

続く第4のコーナーは麻衣の異母妹で現役アイドル「豊浜のどか」をテーマにした展示です。思春期症候群で心と身体が入れ替わってしまった麻衣とのどかをイメージして、シルエットの前に立つと、頭上からキャラクターのボイスが降ってくるというおもしろい展示内容になっていました。
