ライトノベル、小説が原作のアニメは、文字で紡がれた物語を映像で楽しめる点が大きな魅力です。
2023年は『わたしの幸せな結婚』や『薬屋のひとりごと』、『窓ぎわのトットちゃん』など、さまざまなタイトルがアニメ化されています。
そこでアニメ!アニメ!では、2023年上半期に引き続き「アニメ化してほしいライトノベル・小説は?(2023年下半期)」と題した読者アンケートを実施しました。
11月28日から12月5日までのアンケート期間中に297人から回答を得ました。男女比は男性約40パーセント、女性約55パーセント、無回答が約5パーセントで女性が少し多め。年齢層は19歳以下が約20パーセント、20代と30代がそれぞれ約25パーセントでした。
■ファンタジーやミステリーなど幅広いジャンルが集結!
第1位
1位は『京都府警あやかし課の事件簿』。支持率は約13パーセントでした。

「魑魅魍魎が跋扈する京都を守るあやかし課のバトルが見どころ。京都本大賞にも選ばれていて、歴史や神仏についても書かれています。京都が好きになること間違いなし!」や「京都の文化や風物詩、生活の息吹を、あやかしという切り口を交えていきいきと表現しているから」、「京都の有名観光地で繰り広げられるバトルシーンが見てみたい!」と京都の景色と共にアニメを楽しみたいという読者が多かったです。
第2位
2位は『後宮食医の薬膳帖 廃姫は毒を喰らいて薬となす』。支持率は約10パーセントでした。

読者からは「食医であるフェイリンのひたむきな熱意が美しい言葉で綴られていて、薬膳料理の効用や味も興味深く学べるから」や「今人気の後宮もの。五行思想を絡めたファンタジー要素もあって映像映えすると思う。風水師のヂェンとの危険な恋愛模様も素敵」、「劇中の料理の香りまで感じられるような映像化に期待します」と世界観はもちろん、もしアニメ化したら料理がどう描かれるのかが気になるという声もありました。
第3位
3位は『おまわりさんと招き猫』。支持率は約8パーセントでした。

■そのほかのコメントをご紹介!
『不死探偵・冷堂紅葉』には「ヒロインの紅葉ちゃんの圧倒的可愛さと、読者への挑戦状がある本格ミステリのバランスが最高に面白い。とくに挑戦状はアニメでどう表現するのだろうか……」。
『悪役令嬢の兄に転生しました』には「乙女ゲームの世界に転生した主人公が、将来悪役令嬢になってしまう妹の破滅を防ぐために奮闘するストーリー。兄の影響によって妹はもちろん、周囲のキャラクターも変わっていくところが魅力」。

『エヴァンゲリオン ANIMA』には「人類補完計画が発動しなかった『エヴァ』の世界が舞台のIFストーリー。17歳になったシンジたちの物語をアニメ化してほしいです」とメディアミックスで人気のタイトルにも投票がありました。

■ランキングトップ10
[アニメ化してほしいライトノベル・小説は? 2023年下半期版]
1位 『京都府警あやかし課の事件簿』 天花寺さやか
2位 『後宮食医の薬膳帖 廃姫は毒を喰らいて薬となす』 夢見里龍
3位 『おまわりさんと招き猫』 植原翠
4位 『不死探偵・冷堂紅葉』 零雫
5位 『乙女ゲーのモブですらないんだが』 玉露
6位 『恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。―妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら―』永野水貴
6位 『レプリカだって、恋をする。』 榛名丼
8位 『怪獣保護協会』 ジョン・スコルジー
9位 『エヴァンゲリオン ANIMA』 山下いくと
10位 『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)』 みかみてれん
(回答期間:2023年11月28日~12月5日)