［取材・文：米田果織 撮影：小川遼］
サツマイモの収穫動画のおかげ？「ためになるラジオ賞」受賞に喜びと戸惑い
――「ためになるラジオ賞」受賞おめでとうございます！ 今のお気持ちを聞かせてください。
嬉しい気持ちでいっぱいなのですが、「何故ためになるラジオ賞？」と受賞の理由がイマイチわかっていません（笑）。他にも4つほどの賞にノミネートされていたのですが、一番「ならないだろうな」と思っていたものが受賞できました。みんな、この番組にどんな印象を持っているんだろう？ と今すごく気になっています（笑）。
――「ためになるラジオ賞」へ繋がるコーナーがあったなど、何か思い当たるものはありませんか？
1つ思い当たるのが、サツマイモを植えて収穫するまでのロケ動画を配信したこと。サツマイモがどうやって育っていく、普通に生活していたらあまり知ることは出来ないじゃないですか。サツマイモの収穫までを学べたというのが、皆さんのためになったのかな？ と思っています。
――この番組で欠かせない「サツマイモ」ですね。第1回目で芋を焼き始めたのは驚きました（笑）。
私が“サツマイモのアンバサダーを目指す”という名目の番組でやっていますので（笑）。
――声優さんの芋に関するラジオ番組が誕生したことにも驚きました。そもそも、なぜサツマイモを大々的に押し出した番組をやろうと思ったのですか？
小さい頃、幼馴染の家に遊びに行く度に、おばあちゃんが干し芋を準備してくれていたんです。それからずっと干し芋が好きで、プロフィールの好きなもの欄に「サツマイモ」と書いていたら「番組をやりませんか？」と言われて（笑）。「サツマイモの番組なんてできるのか？」と思っていたのですが、結果的に“サツマイモ”とついていたら何でもOKみたいな番組になっています（笑）。
番組が面白いのは「リスナーさんのおかげ！」イベント開催の希望も
――初回放送のインパクトがすごすぎて、Twitterのトレンド入りも果たしました。
トレンド入りも、この賞の受賞も、私1人の力では達成できないことでした。リスナーの皆さんが番組を聴いて、ハッシュタグをつけて投稿してくれたおかげで、今があると思っています。
――先日、番組にとって初めての公開録音を開催。その時に集まったリスナーさんの服装もすごかったですね！
そうなんですよ！ 番組のメインビジュアルで私が来ている「IMOトレーナー」を、300人中56人が着て来てくれました（笑）。本当に皆さんノリがいい！ 積極的に番組を盛り上げようとしてくれていて、すごく嬉しいです。
――そんな公録以外にも、特に印象的だった企画やゲスト、出来事などはありますか？
一番印象に残っているのは「石焼き芋お芋選手権」。リスナーさんから「いしや～きいも～おいも～」という音声の録音を送ってもらって、その中から優勝者を決めるという大会でした。すごく良い声の方、かわいく仕上げてくれた方、弾き語りしてくれた方など、本当にたくさんの方から応募をいただいて「私のリスナーは笑いに貪欲だな」と思いました（笑）。
――リスナーと一緒に番組を作っているのですね。ズバリ、本ラジオの“推しポイント”はどこだと思っていますか？
それこそ、リスナーさんのおかげで面白い番組になっているということだと思います。私のトーク力だけでは1時間の生放送を続けることなんてできないと思っているので、本当にリスナーさんのおかげ！
――そんなリスナーさんたちと、今後番組内でやってみたいことはありますか？
以前、50名限定でサツマイモお渡し会をやったので、今度はもっと多くの方にお渡ししたいです。あとは、芋協会のイベントをやってみたい。今まではお渡し会と公開収録だけだったので、もっとたくさんの方と楽しめるイベントをやってみたいですね。
