超！アニメディアでは、授賞式に参加した各番組パーソナリティにインタビューを実施。受賞の喜びや印象に残っていることなど話を聞いた。今回は、1人でパーソナリティを務めている番組でもっとも面白いラジオに贈られる「BEST SOLO RADIO賞 ひとりラジオ賞」を受賞した『伊達さゆりのあと8cmは伸ばせます！』のパーソナリティ・伊達さゆりさんのインタビューをお届け。
［取材・文：阿部裕華 撮影：小川遼］
視聴者の皆さんから「包装事故」とコメントが届く
――「ひとりラジオ賞」受賞、おめでとうございます！
ありがとうございます！ 去年（2021年）のアニラジアワードでは別のラジオ番組（『ラジオどっとあい 伊達さゆりの伊達ちゃんは伊達じゃない！！！』）でも別の賞を受賞させていただいて、今年も何かしら受賞できたら嬉しいなと思っていたので、すごく嬉しい気持ちです！
――それでは改めて、本ラジオのご説明をお願いしたいのですが、「8cmは伸ばせます！」というタイトルの意味からお伺いできればなと。
ちょっと変わったタイトルなので「どういうことなの？」と思われるかもしれないですが（笑）、私は身長がちょっと低めで150センチなんです。それでよく私は「身長を伸ばしたい」と言っているので、女性の平均身長は158センチということから「あと8センチ」、そこに「自分自身の内面的な成長」を掛け合わせて、このタイトルになりました。なので、私、伊達さゆりが未経験のことへチャレンジして成長していく番組です！
――成長のためにどんなことをされていたんですか？
はじめは体を張ったりするのかなと思っていたのですが、毎回「そこに行くんだ！」とマニアックなことに挑戦しています（笑）。例えば、初回の放送では「チョコレートの食レポ」をしたり、クリスマス間近の第11回目放送では私が工作好きでありながらあまり器用ではないので工作の成長も兼ねての「伊達式ラッピング」をしたり。私自身、やったことのないことに挑戦ができるので楽しいです。
――そんな中でも特に「そこ行くんだ！」と驚いた企画はありますか？
それこそ「伊達式ラッピング」ですね。ぬいぐるみなどのプレゼントとたくさんの包装紙や飾りを用意していただいて、即興で自由に上手にラッピングをしてみるという企画だったんです。ラッピングしやすい四角い箱ティッシュからスタートしたのですが、それすらも上手くいかず（笑）。普段、生活の中で両面テープなんて使わないので、両面テープの切り方すら分からなくて（笑）。
最後には楽器の太鼓を包むお題が出たのですが、時間も決まっているので太鼓が見えなくなればそれでいいや！とただ紙を貼り付けていったら、視聴者の皆さんから「包装事故」とコメントが届くという。「放送事故」と掛けたコメントも含めて印象に残っています（笑）。
リスナーの皆さんの温度が生で伝わってくるのがすごく楽しい
――いろいろな挑戦をして、今は何センチに成長したのでしょう？
現時点（2023年3月29日）では、180センチになっています。ただ、4月1日に初のイベント『令和五年度 ハチのば成長発表会』という激アツなイベントが開催されるのですが、そこで180センチから一気に30センチ下がることもあり得ます（笑）。
配信後に「どれくらい成長できたか」をスタッフさんに決めてもらうのですが、その時に【伊達ちゃん人形】という私に見立てた人形の身長を伸び縮みさせるんです。イベントで思い切り下げるためか、前回の放送（第14回）で20センチくらい成長させられたので、イベントでどうなるかドキドキしています（笑）。
――目標の158センチはすでに超えていますが、目指すは何センチなんですか？
2メートルは普通に行きたいですね！ 切りがいいので（笑）。
――イベントで2メートル行く可能性もありますよね。
あります！ 期待していただけたら嬉しいです（笑）。
――楽しみです（笑）。また、ラジオではなく生放送ならではの楽しさをどんなところに感じていますか？
リスナーの皆さんの温度が生で伝わってくるのがすごく楽しいです。ラジオとも全く違いますし、グループ活動での生配信ともまた違う。リアルタイムでコミュニケーションできている感覚がすごく嬉しいですね。
――今後、番組でやってみたいことはありますか？
いつもは私がスタッフさんから成長をテーマにいろいろいただいているので、今度は私から内緒でスタッフさんに何かプレゼントできたらいいなと思っています。お互いに与え合えるようなことができたら嬉しいです。
あとは、いつもスタジオ内での生放送なので、スタジオを飛び出すのも面白いかなと思っています。できるか分からない、ただただ願望を言っています（笑）。
――最後に、そんな本番組の推しポイントをぜひお聞かせください！
「スタッフさんの愛の強さ」ですね！ パーソナリティは私1人、映像があるから声だけではないですし、配信時間も長くて、これまでやってきたラジオとは違うから慣れていない部分がとても多かったんです。それを理解してくださった企画内容、画面には映っていない中でのいい距離感のフォロー、カンペでちょっといじってくるところなど、スタッフさんからの愛がいつもビシバシ伝わってきます。
リスナーの皆さんからも「『ハチのば』のスタッフさん、すごく優しいね」「愛が伝わってくる」とコメントをいただくことがあって、それを見るたびにすごく嬉しくなってしまうんですよ。リスナーの皆さんはもちろんですが、スタッフさんと一緒に番組を創り上げていることが、『ハチのば』の推しポイントだと思います。
――伊達さんのスタッフさん愛も伝わってきました。
みんな本当に優しくて面白い方ばかりなので、大好きなんです。ほかの現場ももちろん楽しいのですが、『ハチのば』の現場は毎回楽しくて仕方ないです。
