2月26日は脱出の日です。
1815年の同日、イタリアのエルバ島に流刑されていたナポレオン・ボナパルトが、再び皇帝になるためパリを目指して脱出した日です。
アニメには脱出がテーマとなっている作品が数多く存在します。無実の罪で刑務所に収容されたり、誰もいない無人島に漂流したり、街が謎のモンスターであふれかえっていたり、仮想現実の世界から抜け出せなくなったり……。
そこでアニメ!アニメ!では「“脱出系”アニメといえば?」と題した読者アンケートを実施しました。2月14日から2月21日までのアンケート期間中に278人から回答を得ました。
男女比は男性約35パーセント、女性約60パーセント、無回答が約5パーセントと、女性が多め。年齢層は19歳以下が約60パーセント、20代が約20パーセントと若年層が中心でした。
■サスペンス、ミステリー、コメディ 多ジャンルのタイトルが集結!
第1位
1位は『約束のネバーランド』。支持率は約45パーセントでした。

『約束のネバーランド』は「週刊少年ジャンプ」連載のマンガが原作。
「孤児院グレイス=フィールドハウスの秘密を知った子どもたちが、外の世界へ逃げようとするサスペンス。保護者のマム・イザベラに計画がいつバレてしまうのか、ハラハラしながら見守っていました」と脱出劇ならではの緊張感が魅力です。
「主人公のエマはまだ小学生ぐらいなのに、大人顔負けの知恵と勇気があってすごい! 仲間を大切に思い、自らの危険を顧みない優しさにも感動した」や「独特かつ残酷なシステムによって成り立っている世界が興味深かったから。強大な敵を相手にどう立ち向かうのかも楽しみでした」と登場人物や世界観に惹かれたという声も多かったです。
第2位
2位は『殺戮の天使』。支持率は約12パーセントでした。

本作はホラーゲームが原作。ビルの最下層で目覚めた少女・レイチェルが殺人鬼・ザックと共に脱出を目指します。
「レイは殺してもらうためにザックの脱出の手助けをするという、奇妙な関係性が好き。途中で明かされる真実にも衝撃!」や「記憶喪失のレイと、包帯でグルグル巻きのザックの駆け引きが面白い、殺人鬼だらけのビルから逃げる内にだんだん絆が芽生えていくのもメチャクチャ良いから!」と個性的なキャラクターや意外なストーリーがファンの心を掴んでいます。
第3位
3位は『ソードアート・オンライン』。支持率は約5パーセントでした。

『SAO』は「電撃文庫」より刊行中の小説が原作。物語の始まりとなるアインクラッド編では、VRMMORPG「ソードアート・オンライン」の世界に閉じ込められたプレイヤーたちが、現実への帰還を目指すために奮闘します。「“これは、ゲームであっても遊びではない”というキャッチコピーがよく知られているので。ヒロインのアスナの視点から描いた『プログレッシブ』シリーズも見ているが、ゲーム内で死ぬと現実でも死んでしまうという設定はやはり引き込まれる」とのコメントが寄せられました。完全新作オリジナル劇場版の制作も決まっているタイトルが人気を見せています。
■そのほかのコメントをご紹介!
『ダンガンロンパ The Animation』には「高校の校舎に閉じ込められて、他の生徒を殺さなければ一生外に出られないというデスゲームに参加させられるから。真犯人を推理する学級裁判や、モノクマによるおしおきが恐ろしい!」。
『監獄学園 プリズンスクール』には「女子が圧倒的多数を占める全寮制高校を舞台に、懲罰棟に投獄された男子生徒5人の学園コメディ。脱獄のためには手段を問わない男たちの友情や振り切ったギャグに毎回笑わせられました」。

『トモダチゲーム』には「友達のことをどれくらい信じるのかがカギとなるトモダチゲーム。借金返済のために友情が崩れていく様子が面白くて、緻密に計算された展開や伏線、頭脳戦も見事!」。
『ワンピース』には「刑務所や無人島などから脱出するエピソードがいくつもあるから。最新映画の『FILM RED』もある意味“脱出系”アニメと言えるのではないでしょうか」と長期シリーズにも投票がありました。

今回のアンケートでは幅広いジャンルのタイトルがランクイン。その中でもホラーやミステリーの要素がある作品が目立つ結果となっています。
■ランキングトップ10
[“脱出系”アニメといえば?]
1位 『約束のネバーランド』
2位 『殺戮の天使』
3位 『ソードアート・オンライン』
4位 『ダンガンロンパ The Animation』
5位 『トモダチゲーム』
6位 『ナカノヒトゲノム【実況中】』
6位 『監獄学園(プリズンスクール)』
8位 『あおおに~じ・あにめぇしょん~』
8位 『シャドーハウス』
10位 『名探偵コナン』
(回答期間:2023年2月14日~2月21日)