実写映画『ホリック xxxHOLiC』が、4月29日より全国の劇場で公開中だ。本作の見どころのひとつとなるのが、絢爛豪華な侑子の衣装。柴咲コウ演じる“ミセ”の女主人・侑子は、二度と同じ服を着ないキャラクターだ。その存在は劇中でも一際目を引き、心をつかんで離さない。このたび、そんな侑子の姿を蜷川実花監督の目線で切り出した荘厳なカットが公開された。
『ホリック xxxHOLiC』は、創作集団・CLAMPによる累計1,400万部を突破しているマンガを原作とするダークファンタジー。人の心の闇に寄り憑く“アヤカシ”が視えることで孤独に生きてきた高校生・四月一日君尋（神木隆之介）が、対価と引き換えにどんな願いも叶えてくれる“ミセ”に迷い込み、女主人・壱原侑子（柴咲コウ）と出会うことで不思議な運命に足を踏み入れていく物語だ。『ヘルタースケルター』や『Diner ダイナー』の蜷川実花監督が、艶やかかつ華やかな圧巻ビジュアルで、初の実写映画化に挑んでいる。
このたび公開されたのは、大きな花をあしらった髪飾りと侑子のキーアイテムのひとつである煙筒を持った姿が印象的な写真から、大量の藤の花をバックに深紅の衣装が印象的な荘厳な世界で魅せる写真などの計4 枚だ。
すべてが本作の撮影期間中に蜷川監督が撮りおろしたもので、目を隠すベールのようなアクセサリーを付けた写真は、劇中で16着を着こなした柴咲自身もお気に入りだそうだ。光を受けてキラキラと輝く大きなヘアアクセサリーに思わず眼を奪われてしまう、妖艶な雰囲気漂う美麗な衣装となっている。
また、「衣装に負けない存在感がすごい」と蜷川監督も太鼓判を押す柴咲自身の持つ高貴な香りは、より一層物語の説得力と没入感を高めている。柴咲は豪華なセットや衣装を前に「圧巻ですよね。こんな量の藤は見たことないです。本当に夢のような世界の一幕でした。侑子さんのミセが大好きで、本当に細かいところまでこだわっていて、小物のなかに妖精のようなものが入っていたり、蝶のレプリカや、装飾も値段が付けられないゴージャスなものがあったり、骨董品があったりと、探検しているような感じでした」とコメント。一瞬しか映らないものでも、こだわり抜く蜷川監督ならではの世界観づくりに感心する。
さらに柴咲は「圧倒的なビジュアルの奥には、人の業について考えさせられる素晴らしいセリフがたくさんあります」とも話す。「この世に偶然なんてない。あるのは必然だけ。すべての出来事には意味がある」や「何かを得るには、対価が必要」「未来はそれぞれの選択の先に在る。選択することで変えられる運命もあるわ」など、侑子が四月一日（神木隆之介）の転機に与える優しくも確信めいた言葉もまた、本作の見どころといえる。
このたび公開された侑子の姿のほかにも、一瞬しか出会わない衣装、小物、セット、さらには今まで見たこともない驚きの姿が満載の『ホリック xxxHOLiC』。摩訶不思議な世界の中にあっても、揺るがない存在感を示す侑子の姿を通して物語を体感してみると、また違った世界が見えてくるかもしれない。
実写映画『ホリック xxxHOLiC』は、4月29日より公開中だ。
監督：蜷川実花
出演：神木隆之介 柴咲コウ
松村北斗 玉城ティナ
趣里／ＤＡＯＫＯ モトーラ世理奈
磯村勇斗 吉岡里帆
原作：CLAMP「xxxHOLiC」（講談社「ヤングマガジン」連載）
脚本：吉田恵里香
音楽：渋谷慶一郎
製作：映画「ホリック」製作委員会
配給：松竹 アスミック・エース
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