アニメ映画『ブルーサーマル』、初日舞台挨拶に堀田真由・島﨑信長・榎木淳弥・小松未可子・橘正紀監督が登壇!憧れの『呪術廻戦』声優陣との共演に喜び | 超!アニメディア

アニメ映画『ブルーサーマル』、初日舞台挨拶に堀田真由・島﨑信長・榎木淳弥・小松未可子・橘正紀監督が登壇!憧れの『呪術廻戦』声優陣との共演に喜び

アニメ映画『ブルーサーマル』公開初日舞台挨拶が、新宿バルト9にて行われた。登壇者は堀田真由、島﨑信長、榎木淳弥、小松未可子、監督の橘正紀。

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アニメ映画『ブルーサーマル』初日舞台挨拶 (C)2022「ブルーサーマル」製作委員会
  • アニメ映画『ブルーサーマル』初日舞台挨拶 (C)2022「ブルーサーマル」製作委員会
  • アニメ映画『ブルーサーマル』初日舞台挨拶 (C)2022「ブルーサーマル」製作委員会
  • 「ブルーサーマル」ポスタービジュアル (C)2022「ブルーサーマル」製作委員会

「第2回次にくるマンガ大賞」、「NEXTブレイク漫画RANKING 2016」に上位ランクインしたマンガが原作のアニメ映画『ブルーサーマル』が、2022年3月4日より公開中。本作の公開を記念した初日舞台挨拶が、公開日当日に新宿バルト9にて行われた。登壇者は堀田真由、島﨑信長、榎木淳弥、小松未可子、監督の橘正紀。本稿ではその模様をレポートした内容をお届けする。

 ついに公開を迎え、拍手に迎えられながら本作のイメージカラーであるブルーの衣装に身を包んだ豪華キャスト陣が登壇。主演の都留たまき役を演じた堀田は「沢山の方に足を運んでいただけて本当に嬉しいです。短い時間ですがよろしくお願いします。」と無事に公開を迎えられた喜びを明かす。また、航空部主将であり、絶対的エースの倉持潤役を演じた島﨑はMCの紹介に合わせて「どうも、絶対的エースの倉持潤役、島﨑信長です。アフレコでも絶対的エースとして活躍していたわけではなく(笑)、堀田さん演じるたまきに引っ張られながら協力し合い、本日皆さんにこうして見ていただくことが出来て本当にうれしいです。」と茶目っ気を交えて挨拶をした。

 航空部2年でたまきの育成担当になるものの自分の気持ちに素直になれない空知大介役を演じた榎木は「不器用な男、榎木淳弥です。今日もよろしくお願いいたします。」と島﨑に続き、ライバル校の航空部主将かつたまきの姉、矢野ちづる役を演じた小松は「出来る女、小松未可子です。」と挨拶をすると共演の多い榎木から「そんなこと言ってなかったよ(笑)!」と突っ込まれる場面も。和やかなムードに包まれながら舞台挨拶はスタートした。

 本作は不朽の名作『ルパン三世 カリオストロの城』(1979)をはじめ、「ルパン三世」シリーズなどを手掛けてきた老舗スタジオ・テレコムアニメーションフィルムによる、まるで空を飛んでいるかのような気持ちになれる美しい美術が印象的なアニメ。それぞれの好きなシーンについて聞かれると、堀田は悩みながらも「本当にどこも魅力的なので一つに絞るのは難しいですが、個人的にはつるたまと空知との掛け合いが好きです。」と、たまきと空知によるコミカルな言い合いのシーンを挙げる。

 また、島﨑は「全体を通して空の表現が素敵でした。空が綺麗ということだけではなく、本当にグライダーで飛んだらこんな角度や明るさで見えるのかなとか、リアリティをもって体感出来る作品になっているので、色んな空の表情を楽しんでもらえたら嬉しいです。」と、テレコムアニメーションフィルムが描いた美しい空と美術の魅力を語り、榎木は「倉持と空知がバチバチするシーンがあるのですが、倉持を尊敬している空知が言う意外なセリフにも注目してほしいです」と続く。

 監督は「それぞれ事情を抱えている登場人物たちをどう描くかが大変でしたが、たまき、倉持、空知を演じた3人が良いバランスで演じてくださって、キャラクターに魂を吹き込まれていますし、アフレコ中も楽しそうで見ていて楽しかったです。」、小松は「たまきの長崎弁が出てくるシーンで、普段堀田さんが喋られている関西弁と違う発音のはずなのに大変さを感じさせないぐらい演じ切っているところが見どころです」と、声優に初挑戦した堀田の熱演ぶりを賞賛。本作で丁寧に描かれている人間関係や、美しい空と美術についての魅力、そして堀田の熱演ぶりについて語った。

 一方の堀田には、本日登壇した共演キャストの島﨑、榎木、小松へ、アフレコ時から胸にしまっていたことがあったそうで、少し緊張しながら「ずっと言っていなかったのですが、実は『呪術廻戦』がすごく好きで、初日の収録の時に大好きな『呪術廻戦』の声優さんがいるということに緊張してしまいました」と突然の“告白”をする場面も。楽屋で『呪術廻戦』ごっこをするぐらいアニメにハマっていたものの、いざ憧れの声優陣3名を目の前にすると緊張して伝えることが出来なかったという。島﨑、榎木、小松は堀田の突然の“告白”に驚きつつも「早く言って欲しかったです!」とそれぞれに喜びを滲ませていた。

 なお、会場を彩るバックパネルには、一足先に試写を鑑賞した学生から寄せられた熱い感想が。気になるコメントについて聞かれると橘監督は「挑戦する勇気が貰える上に心が晴れました」というコメント、小松は「画面から風が吹いてきたような感じがして、自分が飛んでいるような感覚になりました」というコメントを拾い挙げ、偶然にも本作を鑑賞後に全く同じ気持ちを抱いたと話す。

 榎木は「空知くんは誰よりも後輩想いで、しっかり周りを見ていて最高の先輩」という自身が演じた空知に関するコメントをピックアップし、自分とは真逆だという空知の魅力について語る。また、島﨑は「自分も新しいことに挑戦してみたくなりました!夢中になれるものを探したいです」というコメント、堀田は「たまきの元気で恐れずぶつかっていける勇敢さにとても心を動かされとても勇気をもらいました」というコメントをピックアップし、「大人になると新しい経験をすることに臆病になってしまうものの、演じながらたまきの一生懸命さに心を動かされ、背中を押されたため本作を見た人にとっても新たな一歩のキッカケになればいいと思います。」と話した。

 トークは続き、大学航空部の青春を描いた本作になぞらえて、人生で一番青春だと感じた瞬間について聞かれると、島﨑はキリっとした表情で「声優になってからずっと青春です」と言い切り、榎木からは思わず「かっこいいな!」という声が飛びだす。その理由について島﨑は「高校生のドキドキとかを真剣に考えて、いくつになっても役の年齢とは関係ないですし、それぞれのキャラクターとリンクしていったり、新しい作品で新たな声優仲間と出会ったり、先輩後輩関係なく旅行して自分の主演作品を叫びながら前転したりして、学生の修学旅行みたいなノリを楽しみながら出来ているので、本当にずっと青春だなと思います。」と説明すると、客席からは拍手も。小松は大学時代に卒業旅行でグアムへいった経験を振り返り、本作のような青い空と青い海を堪能しながらも、異国でいきなり隣のテーブルの男性からナプキンで折られた薔薇を投げ込まれるという謎のナンパに逢った“珍”エピソードも披露し、会場を沸かせた。

 この春入学する方々へのメッセージでは、監督は「いろんなことにチャレンジしていって、色んな引き出しを増やしてほしい」、小松は「サークルに入らなかった身としては、経験値や人間関係に圧倒的な差が出てくるのでぜひサークルには入って欲しい!その大学にしかないサークルに着眼点を置くのもいいと思います。」と本作で登場する航空部にもなぞらえたメッセージ。榎木は「必修科目は絶対に落としてはいけない」と過去の経験を振り返りながら、教訓にも近いメッセージが。

 島﨑は「人生は選択の積み重ねだと思うのですが、選択が増えていった時にも自分の意志で、自分なりに考えてしっかりと選んでいけば必ず良いことにたどり着けると思います。」と夢を叶えて声優として活躍している島﨑らしいコメントを残す。堀田は「学生時代に知り合う友達は大人になってから出会う人たちとはやはりちょっと違うと思うので、ぜひ大切にしてほしいと思います。」と春から新生活を迎える方々へそれぞれエールを送った。

 さらに、本作で描かれる“ブルーサーマル”という、つかまえたら幸せになれる風にのり希望をのせてどこまでも高く飛行するグライダーを表現し、希望をこめた紙飛行機が用意され、より多くの観客に作品から幸せが届くように、そして【ヒット祈願】の想いを込めて、5人の登壇者が“紙飛行機”を客席に向けて飛ばした。

 最後に、堀田は「無事にこの作品が完成して、皆さまの元に届けられることを嬉しく思います。今の時代は状況が不安定だったりして、下を向いてしまうことも多いと思うのですが、私もこの作品を見た時に一回空を見て深呼吸してみようかなと言う気持ちになれました。前向きな気持ちになれたので、皆さんにとっても晴れやかな気持ちになる作品であればいいなと思います。ぜひ空の旅を楽しんでください」とコメントし、イベントは熱気に包まれながら幕を閉じた。

アニメ映画『ブルーサーマル』
2022年3月4日(金)より上映中
出演:堀田真由 島﨑信長 榎木淳弥 小松未可子 小野大輔
   白石晴香 大地葉 村瀬歩 古川慎 高橋李依 八代拓 河西健吾 寺田農
原作:小沢かな『ブルーサーマル ―青凪大学体育会航空部―』(新潮社バンチコミックス刊)
監督:橘正紀 脚本:橘正紀 高橋ナツコ
アニメーション制作:テレコム・アニメーションフィルム
製作:「ブルーサーマル」製作委員会
配給:東映

(C)2022「ブルーサーマル」製作委員会

《M.TOKU》
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