『SELECTION PROJECT』美山鈴音役・矢野妃菜喜インタビュー「この作品はアイドルオーディションリアリティショー」 | 超!アニメディア

『SELECTION PROJECT』美山鈴音役・矢野妃菜喜インタビュー「この作品はアイドルオーディションリアリティショー」

『SELECTION PROJECT』美山鈴音を演じる矢野妃菜喜にインタビュー。

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美山鈴音と矢野妃菜喜 (C)SELECTION PROJECT PARTNERS
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 読者に人気のアニメ作品から、期待の声優に作品や役柄について語ってもらう雑誌「メガミマガジン」のインタビュー企画「Megami’sVoice」。2021年11月号には、『SELECTION PROJECT』で美山鈴音を演じる矢野妃菜喜が登場。本稿では、本誌で紹介できなかった部分も含めたロングインタビューをお届けする。

あえて相手の言うことを受け止めすぎないように

――『SELECTION PROJECT』(以下『セレプロ』)は、原作のないオリジナル作品ですが、作品の第一印象は?
 オーディションの際に概要を知ったのですが、アイドルがテーマだったので、キラキラした作品なんだろうなと思っていました。

――アフレコが始まってから、物語の印象に変化はありましたか?
 ありました! 第1話から衝撃的な展開が待っています。作品のキービジュアルには9人のオーディション参加者が描かれていましたし、その段階でレコーディングもしていたんですよね。だから、9人がまとまってがんばる作品なんだろうなと思っていたら、第1話から想像と違っていて驚きました。でも、「リアリティショー」というくらいなので、オーディションの裏側を見ることができるし、参加者がぶつかり合うところが描かれ、キラキラしているだけじゃないところも、この作品のおもしろさだと思います。

――矢野さんが演じる鈴音は北関東ブロックの代表候補ですが、同じブロックに来栖セイラというライバルがいきなり登場しますね。
 オーディションを受けたときはセイラちゃんの存在を知らなかったので、私もビックリしました。セイラちゃんは分け隔てなくみんなに接するし、鈴音の実力も認めてくれている。かっこいいけどかわいさもあって、鈴音は大丈夫かなと思っちゃうくらい魅力的で。でも、地区予選でも手強いライバルが現れるのは当たり前なんですよね。オーディションのハードさが感じられて、セイラちゃんの存在に私も身が引き締まる思いでした。

――鈴音に対する最初の印象は?
 子供の頃に病気を患っていたので、人の痛みがわかる子なんだろうなと思いました。それから、すごく素直でかわいい子なんだろうなという印象がありました。じつは、オーディションでは花野井玲那ちゃんを最初に受けたので、鈴音はクールな玲那ちゃんとは対局にいるような子だなという印象が強かったです。

――物語が進んでいくと、鈴音の印象は変化していきますか?
 変わります。鈴音は元気だし人なつっこいんですが、若干空気が読めないんです(笑)。人と歌が大好きで、誰かと争いたいわけではないから、オーディションのピリピリした空気にも気づかない。そのあたりも含めて、私はいい意味で普通の子なんだなと感じました。第1話では、鈴音が両親からたくさんの愛情を注がれて育ったことがわかりますし、私も両親のキャストの方と一緒にアフレコができたので、その愛情を受けた姿をしっかりと演じることができたと思います。

――そんな鈴音を演じる際に心がけていることは?
 憧れのアイドル・天沢灯ちゃんのことを考えているときは、とにかく「大好き」を強く出すようにしています。でも、無理にテンションを高くするのではなくて、とにかく楽しい、うれしいという素直な気持ちをそのまま演じています。一方で、玲那ちゃんみたいに物言いが少し強い子と話すと、私の返しが強くなってしまうことがあるんです。でも、鈴音はちょっととぼけたところがあるので、相手の言葉をまっすぐ受け取りすぎないように、ということは意識しています。会話をしなきゃと思い過ぎて、鈴音だったらやらないような声のぶつけ方をしてしまうことがあるので、そのバランスはつねに考えるようにしています。

――鈴音と矢野さんとで似ているところはありますか?
 好きなことにまっすぐなところは一緒かもしれません。例えば、推しはひとりだけだから浮気はしたくない、みたいな(笑)。私としては、1作品に推しはひとりという自分ルールがあるんですね。それから、譲れないところ貫き通すところも共感できます。

――鈴音と似ていない部分や、彼女に憧れる部分は?
 
私は、何か言われたらちょっとは言い返しちゃうので、全く言い返そうとしない鈴音とは、そこが似ていませんね。あと、鈴音ほどストイックにはなれないかな……。とにかく努力をしようとする姿は憧れますし、見習いたいです。

――声優という仕事もオーディションとは切り離せませんが、オーディションを受けてドキドキする気持ちには共感できますか?
 はい。私もこれまでたくさんのオーディションに落ちてきたので、オーディション本番の緊張感はすごくわかります。ただ、私はオーディションのときに今までの経験から、このくらいがんばらないとダメだって思うんですね。でも、鈴音は「SELECTION PROJECT」が人生で初めてのオーディションなのに、ストイックにひとりでがんばってきたので、そこはなかなかマネできないなと思います。

――鈴音以外に気になっているキャラクターは誰ですか?
 着ぐるみのような姿の総合司会・スミパンダです。そもそも人なのかどうかもわかりませんし、謎だらけで気になります。オーディション参加者なら、八木野土香ちゃんがかわいいです。食べることが大好きで、毎話食べているシーンが出てくる気がするんですが、とにかく幸せそうでいっぱい食べさせたくなります。あとは、淀川逢生ちゃん。まっすぐに目標に向かっているところが、鈴音と似た感じがするんです。

――アフレコの思い出は?
 アフレコスタジオにボードが設置されていて、そこに「スミパンダを書こう!」とか、何かひと言が添えてあるんですね。それにキャストのみんなが乗っかっていって。スタジオに入れる人数が制限されていても、コミュニケーションが取れるようにスタッフの方が気を配ってくださっていて、すごくありがたい気持ちです。

――作中では歌うシーンもたくさん登場します。鈴音として歌うときには、どんなことにこだわっていますか?
 話すときは病弱だった印象を持たせたいと思っているんですが、歌うときは力強く、アイドルを目指すキラキラした思いを出したいなと思っています。レコーディング中もつねに笑顔で、気持ちが明るくなるように歌いました。

――PV第2弾では、EDテーマの「Only one yell」をみんなで歌っていますね。
 この曲は、すごくいろんなバージョンがあって、鈴音にとっても思い出深い、いろんな思いが詰まった曲なんです。物語の冒頭の、とくに鈴音の感情の揺れ動きが激しいときにもたくさん流れるので、ぜひ注目してもらえたらと思います。

――作品の見どころを教えてください。
 
推しを決めて見てみるのも楽しいのではないかなと思います。鈴音役としては鈴音に注目してほしいですが、みんなすごく魅力的なんです。この先の展開で、最初の印象と変わる子も出てくると思うので、ぜひ第1話から最後までチェックしてください!

MegamiにQuestion

Q.自分のチャームポイント
A.つり目?
目の印象が強いと、いろんな方に言われます。私自身は、かわいい系の作品ならメイクで目を垂れさせたいなと思うんですが、メイクさんからは「跳ねさせていい!?」とよく聞かれます(笑)。

Q.自分のニックネーム
A.妃菜喜ちゃん
「ひなちー」とか「ひなきち」と呼んでくださる方もいますし、自分でも「ひにゃ」とか「ひなのん」とかいろいろ考えたことはあるんですが、どれも多くの方に定着するというところまではいっていません。いつかニックネームができたら、ぜひ皆さんに呼んでほしいです。

Q.自分の声の特徴
A.少年っぽい
聞き返したときに、少年っぽさがあるなと思うことはあります。あと、どちらかというと透明感はあるほうなのかな……って自分で言うと恥ずかしいですね(笑)。

Q.自分の性格
A.へんなところが几帳面
本の巻数は順番通りになっていないと気持ちが悪いって思いつつ、部屋は汚くても平気という、一部だけ几帳面な性格です。ひとりっ子ということもあって自由が好きで、旅行も予定通りにはいかないので、自分でもどこが几帳面なんだって思うことも多いです。

Q.いま、ハマっているものは?
A.チューブタイプの梅
買ってきてはいろんなものに入れて食べています。さっぱりしたものを食べたくなったときにピッタリなんです。ちょっとすっぱめなほうが好きです。

Q.自分にとっての憧れの存在は?
A.LiSAさん
すごくストイックで、歌声もパワフル。パフォーマンスも素敵で表現が多彩なところに憧れます。ファンクラブにも入会していて、ライブのチケットはいつも自力で確保しています。事務所が同じなので、一度エレベーターでご本人らしき方と一緒になったことはあるんですが、それ以外でお目にかかったことがないので、いつかお仕事でご一緒できるようがんばります。

Q.好きな歌は?
A.最近はオリヴィア・ロドリゴさんをよく聞きます
LiSAさんが歌うロックはもちろんですが、最近は洋楽をよく聞くようになりました。配信サイトで世界のランキングを順番に聞いていって、とくに好きだなと思ったのがオリヴィア・ロドリゴさんです。すごくかっこいいんですよ!

Q.本作のキャッチフレーズ
A.ビックリ展開たっぷりのオーディションリアリティショー
「アイドルオーディションリアリティショー」のひと言で、この作品のすべてを表せる気がします。ただ、おそらく皆さんが思っているよりもハラハラドキドキ、ビックリ展開もたっぷりです。想像していた以上にいろんな問題が続いて出ていくので、ぜひ最後まで見てください!

取材・文/野下奈生(アイプランニング)

プロフィール
矢野妃菜喜【やの・ひなき】3月5日生まれ。ソニー・ミュージックアーティスツ所属。主な出演作は、『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』高咲侑役、『ウマ娘 プリティーダービー』シリーズ キタサンブラック役など。

作品Information
【あらすじ】

アイドルを目指す少女たちをドキュメンタリー映像やライブ配信で追いかける全国アイドルオーディションリアリティショー「SELECTION PROJECT」(「セレプロ」)。セレプロ出身の伝説のアイドル・天沢灯に憧れる美山鈴音は、その北関東ブロック代表候補として地区予選最終戦に挑む。
【放送情報】
毎週金曜22時30分よりTOKYO MXほかにて放映中

(C)SELECTION PROJECT PARTNERS

《M.TOKU》

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